●西部悪人伝(1969年) 1:47 イタリア・スペイン Amazonプライム
50年前に月曜ロードショーで見逃した映画をようやく見れた! 放映は1976年7月26日。その翌日、友達はとても面白かったとのことで盛り上がってて、たいへんくやしい思いをした。その後、FMラジオで主題歌を録音。繰り返し聴いて大好きに。冒頭の決め台詞がカッコイイ。
「ヘイアミーゴ、チェサバータ、アイギョーサ! フフフハハハハ!」
正確な台詞と意味が検索で判明。
「Ehi amico... c'è Sabata, hai chiuso!」
「おい、友よ…サバタが来たぞ、お前は終わりだ!」というような意味。
「エイ、アミーコ……チェ・サバータ! アイ・キウーゾ! フフフハハハハ!」
監督:フランク・クレイマー、出演:リー・ヴァン・クリーフ、ウィリアム・バーガー他。
ある町で大掛かりな銀行強盗が発生。謎の男=サバタが逃走中の実行犯を一網打尽、金庫も馬車ごと回収される。事件の背景の調査が始まるが、黒幕の三人組は証人を次々に消し、サバタにも刺客を差し向ける……という話。
主人公に復讐や正義など強い動機がなく、淡々と事象を追う感じ。定番の展開が多く、ある程度先が読めてしまう。物語として面白いかといえば微妙だけど、それを補って余りあるてんこ盛りの内容。
リー・ヴァン・クリーフがあまりにカッコよくてウットリしてしまうw 彼が悪党なのか正義なのかよくわからず、混乱する。「悪人伝」っていうから悪いやつかと思いきや、とりあえず違法になるのを嫌うドライなアンチヒーローってとこか。いろんなトリックを駆使するのは面白いけど、人間らしく描かれてないので感情移入はしにくい。人間臭いのは他にいっぱいいるけどね。
キャラの宝庫! 日本の少年マンガを参考にしたのではないかと思うくらい(逆だろうなw)。サバタの仲間は熊のような酔っ払いと「ネコ」と呼ばれる超人的な運動神経の無口なインディオ。バンジョーをかき鳴らす男はウザくて引っかかる。
ワルの三人組は教養ある上流に近い地位の男たちで、一人はマンガ的すぎて笑ってしまう。何人も出てくる刺客はそれぞれ短時間の登場なのに、やけにキャラ立ちしてて、もったいない。マネージャーの母親に怒られながら送り出される太っちょの殺し屋とかw
男ばかりの画面に花を添える的な役割の酒場の女にさえ、「こんなところを抜け出してヨーロッパへ行きたい」とキャラ付けされてることが、ラストでちょっと効いたりする。
・すごい! 「悪役がパイプオルガンを弾く」までやってくれるなんてー!w
・続編「大西部無頼列伝」(1970年)と続々編「西部決闘史」(1971年)と合わせてサバタ三部作とされてる。「大西部無頼列伝」はサバタ役がユル・ブリンナーに交代(三作目で元に戻る)。
・もう一本、同じ頃に同じように見逃してくやしかった西部劇がある。ジェームズ・ガーナー主演の「夕陽に立つ保安官」(1968年)。コメディで「早撃ち0.2秒」とかサブタイトルがついてたような記憶。こちらは配信がなくて残念。

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