2023/03/09

最近観た映画メモ「何かいいことないか子猫チャン」他


「なぜか観てなかった映画を観るシリーズ 落穂拾い編」の本筋としての、もう3本。三つともコメディ。

●ダウンタウン物語(1976年)1:33 U-NEXT

禁酒法時代のギャングの血生臭い抗争を子供が演じてミュージカル仕立てにしたもの。マシンガンからはクリーム。パイ投げ。クルマは足漕ぎ。基本的にはよく作り込まれた「ごっこ」なんだけど、カリカチュア化してあることで、逆に生々しい抗争が透けて見えなくもないw 

子供たちがみんなイイ! 彼らはリアルタイムで僕とほぼ同世代なのだが、写真付きのキャストのリストを見るとちょっと感動する。ほとんどが40年以上たった今も俳優してるらしい(敵方のボスの俳優は早逝してる)。

ビジュアル的に、当時からスターだったジョディ・フォスターを押し出してるものの、主役ではない。

ベビー・フェイスという役だったデクスター・フレッチャーは「ボヘミアン・ラプソディ(監督代行)」や「ロケットマン」などの監督に出世!

彼らのその後を追ったドキュメンタリー「Bugsy Malone: After They Were Famous」(2003年)がYouTubeにある。あの顔が大人になってる

2023/03/04

最近観た映画メモ「ニッケルオデオン」他


久々に、「なぜか観てなかった映画を観るシリーズ 落穂拾い編」の本筋としての3本。(今週は「マンダロリアン シーズン3」の第一話も見た)。本格的に忙しくなる前にもう何本か観ておきたい。

●トム・ホーン(1980年) 1:37 U-NEXT

マックイーン最後の西部劇。アパッチの戦士ジェロニモを捕虜にしたことで有名な実在の人物の、最期の日々を描く。牧場主らに牛泥棒退治のために雇われたホーンだったが、熱心にやりすぎて(つまり、殺しまくって)ドン引きされ、町の有力者たちに疎まれるようになり……という話。

不屈と諦観の同居する男。あんなラストだけど、後味は悪くない。むしろ爽やか。しかし、「朝、起こさないでくれ」からのアレは、余計だったと思う。ブレてしまう。

マックイーンは撮影中に死期が迫っていることを知ったそう。制作総指揮でほぼ自分で監督したようなものだったらしい彼としては、それを