2009/09/30

ペンとタッチパネルが使えるWACOM 新Bamboo


ペンだけでなく、指でマルチタッチ操作できるタブレット。10月3日発売だそうですが、待ちきれず、お借りしました。

http://tablet.wacom.co.jp/bamboo/

MacBook Proのタッチパッドと似た操作ができます。一本指でクリックやドラッグ、二本指でスクロールやズーム、対応ソフトでは画面の回転もできる。三本指以上はないみたい。マウスの左右ボタンに相当する大きなボタンがあり、軽く押して操作できる。

ペンを使ってるときに手が触れてタッチパネルが誤動作するのを防ぐためにタッチパネルをオフにするボタンがありますけど、僕が使ってみた限りでは誤動作はほとんどしないようです。

キーボードを使ってテキスト書きなど作業してると、ペンやマウスに持ち替えるのが面倒で、特大のタッチパネルがあればな〜と思ってました。また、ペンを持たずに指先で使える絶対座標のタッチパネルがあれば、ポインティングデバイスとしては最強だなあと考えてました。Bambooは相対座標しか使えませんけど、手に何も持たなくてもいい点で、一つの理想型が実現した感じです。(僕的には絶対座標のほうが絶対使いやすいはずなので、ドライバでの対応を期待したいです。ついでに、三本指以上でのマルチタッチも期待。こちらは要望があれば対応したいとのことです)

PhotoshopCS4(Mac版)では、画面の回転はスムーズにできますが、ズームとスクロールの操作がちょっと混乱するようです。Painter 11は未対応のようで、スクロール操作でのズームしかできないようです。PC版のグラフィックソフトでは、なぜか二本指を開くとズームアウト、のように感覚が逆な感じです。このあたり、ドライバの完成度がまだなのかな。

タブレットそのものとしては、書き味はなかなかいい。性能はintuos3相当だそうです。本体は薄くてイイです。ノートパソコンと持ち歩くにはいい感じ。ペンを差し込む右側のリボンがカワイイ。intuos4と同様、右利きでも左利きでもひっくり返して同等に使えるデザインです。

従来のBumboo Funの何が嫌いだったかって、描画面の周囲のフチの部分に機能上まったく無意味な傾斜があり、そこに手が行くとずり落ちてしまうのだった。新Bambooはなだらかなカーブ面に変更されたので、手が思いっきりずり落ちることがなくなったのがうれしい。っていうか、周辺のフチは描画面と完全に連続した平らであるべきなのです!

タッチ機能がついた新Bambooは種類が多いです。お借りしたのは白とオレンジがカッチョイイ、Bamboo Fun Midiumです。タッチパネルメインで使うなら、ペン無しの小さいモデルもいいかもしれない。普通はタッチパッドがないデスクトップパソコンのキーボードの手前に置いて、ノートパソコンみたいな手軽な使い勝手にできそう

あと、お絵かき的には、今までキーボードショートカットキーやタブレットのボタンを使ってズームやスクロールなどしていたわけですが、新Bambooだとペンを使いながら指も(もう一方の手の指も使える)使って、ズームスクロール、回転などできるわけです。ちょっと慣れが必要でしょうけど、実にアナログ的に操作できるようになりますね。