2008/07/29

BeatMakerで作ってみた

とりあえず作ってみた。

yoshii_BM-re.mp3

ホントに並べただけです。エフェクトも定位も、各音源の音量さえほとんどいじってないです。メインのシンセループとベースの音他4個くらいはReasonで作ってWAVで書き出して使ってます。他のドラムやパーカッションの音はiDrum用に集めたドラムの単音サンプルを使いました。所要時間はReasonでの作業とサンプル集めと転送に1時間+BeatMakerでの作業に30分くらい。なんで所要時間を書くのが習慣になってるんだ?

もちろん、BeatMakerでエフェクトとか含めてちゃんと作り込めるはずなんだけど、はっきり言って、Reasonで全部完成させるほうが100倍ラクです〜。まあ、音ネタをたくさんiPod touchに入れておいて、電車の中でスケッチを作るくらいなら十分すぎるくらいイケるでしょう。

あと、16パッドに厳選サンプルを割り当てて完結したKitにするよりも、Kick音を16個集めたKit、Snare集、Hi-Hat集、というようにパーツのセットとして読み込んでおくほうが便利。というのは、BeatMakerのパッド画面で、パッドごとにライブラリから直接音を読み込めるので。

2008/07/28

DS-10で作ってみた2 クラフトワーク風

2曲目作ってみた。クラフトワーク風。

yoshii_ds10kw.mp3

今回のテーマは「トラック数をなるたけ多く見せる」。ドラムの4音色のうち2つをベースに使い、シンセの2トラックには高音部と低音部に分けたり定位を変えたりして4トラック分の音を詰め、計シンセ5つとドラム1つ分の音。やはり、パターンごとに音色まで含んでる編集はやりにくい〜。あと、2つのVCOをずらして和音を作るとき、ツマミの精度が粗くてチューニングがちゃんと合わせられず、音がずれてます。制作時間は出かけた往復の地下鉄+30分で1時間ちょっとくらい。

■追記
>> パターンごとに音色まで含んでる編集はやりにくい〜
後で気がついた。音色を保存しておけばいいんだった。MS-10の記憶に引きずられて、音色を保存できると思ってなかった。なので、ちょっと修正・ブラッシュアップして差し替えました。

TDW_1695

2008/07/27

DS-10で作ってみた

作ってみた。基本機能を素直に使ってみただけの、ひねりのない試作ですが。

DS-10-080727.mp3

GarageBandとかのDTMソフトに慣れちゃってるんで、一小節のパターン単位での曲作りはけっこう面倒。前の小節を覚えておいて次の小節を作る感じ。コードがついたメロディー主体の曲を即興で作るのには向かなそう。逆に、テクノみたいなはっきりしたコードやメロディがないものはやりやすいかも。作ったパターンを複製しながら発展させていって、あとで並べて聞かせる感じ。

パターン単位って、シーケンサーだけじゃなく、シンセの音色のエディットまで含めてパターン(エフェクトは曲全体にかかるみたい)なので、曲の途中で音色を切り替えたりできる。思いつくままパターンを作って並べて楽しんだり、途中でシンセをエディットして音色を変化させてライブで楽しむのがいいんじゃないかと思う。

ドラムとモノフォニックシンセ2台の計3トラックしか使えないけど、複数台のDSをシンクロさせることもできるので、DSの台数x3トラックという使い方も可能。2台持ってる人は相当凝ったことができそう。あと、ドラムの音色のエディットは可能でした。

TDW_1694

2008/07/25

DS-10、来た!


来た来た! DS-10。まだ起動しただけで何もしてないけど。
この黄色いピカチュウバージョンのDSは、奥さんに借りたもの。一年くらいうちにあるけど、ほぼいじったことがないので、動かし方から覚えなきゃ。

TDW_1693

2008/07/23

BeatMaker、サンプルを読み込む手順のメモ

フリーのユーティリティBeatPackを使えば、自分で用意したサンプルやループをパッドに割り当てられる。

・BeatPackを用意
intuaのサイトからBeatPackをダウンロードしてパソコンにインストール。Share kits and samplesタブで指定し、Shared directryでデスクトップに専用のフォルダを作っておく。(最初に一度指定するだけでいいらしい)

・BeatPackでKit(サンプルを割り当てたセット)を作る
Create kitタブで、まずKit名をつける。音ファイルをドラッグ&ドロップで割り当ててセットを作る。ジェネレイトセットを押すと、専用フォルダにセットのファイルが生成される。

・kitをiPhone/iPod touchに転送
iPhone/iPod touchをパソコンにUSB接続(接続しないでWi-Fi経由で出来るかと思ったら、フリーズしてしまうので注意)。BeatMakerのHome画面でBeatPacのアイコンをクリック。ADD Serverのアイコンをクリック。パソコンのIPアドレスを入力。サーバーを選択してDownloadを押すとパソコンに接続される。専用のフォルダの中のファイルを選択してダウンロード。

読み込んだkitを使うには、Load Kitボタンを押し、BeatPack Contentをたどって自分のファイルを選択、Loadする。

まだ開始されてないようだけど、作ったKitをintuaのサーバーにアップでき、他のユーザーとシェアできるらしい。

グラフィック薄氷大魔王[145] ロン・ミュエック展、ポニョの宣伝、他


デジクリは8月1日から夏休み。僕の連載はあと一回あるけど、8月末では賞味期限切れになりそうなネタの駆け込み特集。

●ロン・ミュエック展

日帰り以上の遠出が苦手で、なるべくなら出かけたくない。暑いし。でも、これだけは見ておきたい。と言ったら、金沢21世紀美術館が開館したときから行きたがっていたうちの奥さんに「夏休み前の今がチャンス」と速攻で飛行機と宿を予約されてしまったー。

金沢21世紀美術館「ロン・ミュエック展」

超巨大なかがんだ少年の作品(の写真)で知って以来、実物を見てみたかった。目の当たりにすると、おもわず笑いがこみ上げてきてしまう。巨大赤ちゃんや極小カップル、視界の縮尺が変になってグラグラめまい状態。皮膚の厚みや柔らかさ、透明感まで再現されたディテールも圧巻で、うわ、人間ってこんなだよ。って感じ。作り物という感じがぜんぜんしない。単に人間を拡大・縮小したもの。動いたら、泣くね。

これ以上わかりやすいアートもないだろう。ミュエックはもともとTVや広告向けの造形物のプロだったそうだ。表現技術そのものは大道具か特撮セットみたいなもんだろうけど、こういう形で提示されてしまうと、ぐうの音も出ないほど圧倒されてしまう。「座るヒゲ男のおしりの尾てい骨あたりに三角形状に生えた薄い毛」がツボにはまってしまい、ゲラゲラ笑い続けてました。

近いうちにFRPかなんかで等身大・特大サイズのフィギュアというか彫刻作品をやりたいと考えてるので、その面でも勉強になりました。あと、「レアンドロのプール」。快晴の昼過ぎに行ったので光の具合が最高でした。

続きは「グラフィック薄氷大魔王[145]ロン・ミュエック展、ポニョの宣伝、他」

■本文の補足。「カラオケで歌われてるだろうに」は歌唱印税には関係ないですね、たぶん。


おまけ

2008/07/20

BeatMakerすげー!


iPhone/iPod touch用のアプリ、BeatMaker。
http://www.intua.net/

ローランドのSP-555とかAKAIのMPCみたいなパッド付きのサンプラー(ループシーケンサー?)がiPhone/iPod touch向けに登場! ちょっといじってみたけど、サンプルの音がけっこうたくさん入ってて、そのままでも楽しめる。音をエディットすることも可能。マルチタッチできる画面だからこそ可能なアプリってところがポイント。リアルタイムでの演奏は、タッチパッドにちょっとタイムラグがあってけっこうむずかしいけど、クオンタイズ機能もあるので、まあまあ大丈夫。

シーケンサーもあり、音をひとつずついじれる。

エフェクターも満載。

実は、TENORI-ON騒ぎの直後にローランドのSP-555を買っちゃったんだけど、操作がけっこうむずかしいのと、まず割り当てるための音やループを用意しなくちゃいけない。パッドに割り当てるのも非常に面倒。時間を取れなくてほとんどいじってなかった。で、このBeatMakerでほぼ似たようなことができる、っていうか手軽に見たまま操作できるし高度なこともできそう。ステージで派手なパフォーマンスするわけにいかないけどさ。間もなくDS-10も来るし、楽しみ。

YouTubeにも動画がたくさんある。↓これお気に入り。



かと思えば、AKAIから新しくパッドコントローラーが登場するらしい。
http://www.akai-pro.jp/
Reasonとも連携可能だって。う〜ん、買ったばかりだけど、SP-555よりこっちのほうがぜんぜん実用的でいいな。

2008/07/19

グラフィック薄氷大魔王[144]iPhone 3G発売とMobile Meスタート

ほしくてたまらないのは当然なんだけど、僕にしては意外に冷静。auユーザーだけど、ケータイコンテンツ仕事絡みで普通の携帯電話を使い続ける必要がある。それどころか、2台目としてdocomoの携帯電話も契約したほうがいいかなと思っていたところだし。どちらかの携帯電話をあきらめてiPhoneと併用する手もあるけど、他にノートパソコン用のイーモバイルのUSBアダプタも必須。iPhoneを使うことになったら、固定電話やADSLやサーバー料金等と合わせて毎月の通信関連の料金をどんだけ払わなくちゃいけないんだ? ってのは前に書いたとおり。

で、iPhoneがどれだけ革命的に便利でも、Macそのものを持ち歩くほうが便利なのはまちがいない。なにしろ電話を内蔵していないだけで・・・・

続きは「日刊デジクリ/グラフィック薄氷大魔王[144]iPhone 3G発売とMobile Meスタート」

TDW_1689


以前の「ヒコーキくん」を今のやりかたで作りなおしてみた。

2008/07/11

グラフィック薄氷大魔王[143]電子書籍ビュアー撤退は当然の成り行き?

本や雑誌は近いうちに全て電子化され、Web等で配信されるようになると思い込んでいたけど、どうもそうなりそうにない。ソニーと松下が電子書籍ビュアーから撤退。スラッシュドット・ジャパンに「そりゃコンテンツを揃えずにハードを出したら失敗しますがな。」とあって、その通りだと思った。キオスクやコンビニで売られているような、売れ筋の本や雑誌を簡単に購入できなきゃ普及しようがない。

と思ってあらためて電子書籍関連を検索してみた。おなじみの電子書店パピレスやeBookJapanの他、書店で売ってる雑誌の電子版を扱う Fujisan.co.jpという会社もあった。品揃えは多いとは言えないけど、NHKのテキストや「ART IT」とか「ダ・カーポ」などもあったりする。しかし、ほとんどの電子書籍がMac非対応ってどういうつもりなんだ?

・・・・・・・続きはこちら

先週の分は直前のエントリーをちょこっと修正したものなのでこちらには載せなかったけど、ついでに。
「グラフィック薄氷大魔王[142]SPORE クリーチャークリエイター」

The Cold Turkeyのオモチャ


2006年末にやったUSAの仕事がようやく出来上がってきました。"Quit cold turkey"っていう慣用句、意味は「禁煙する、タバコをやめる」。で、そのThe Cold Turkey(冷たい七面鳥)をそのまんまフィギュアっていうかオモチャにしたものと、タバコ形の禁煙マニュアルの巻物がセットになってる商品。

オモチャはゴムでできていて、禁煙中にイライラしたときに握りつぶして気を紛らわす、ストレスボールという趣向になってます。まあ、シッポの羽根とかずいぶん省略されちゃってるし、塗装も品質がいいわけじゃぜんぜんないですけど、まあ、そこそこよくできてると思います。わはは。

この種類の出版物はminikitといって、ちょっとシャレの効いたものがいろいろ出てるようです。これは$ 8.95と、内容の割にけっこう高いのですが、たぶん「オー!コールドターキー!ソノマンマジャン、ギャハハハー!」とか言って買ってくものと推測されます。

RUNNING PRESS

一応、日本でも楽天ブックスで手に入るようです。

パッケージにも使われてる、元の3Dイラスト。上下左右360度でたくさんレンダリングし、原型作成用の資料に。

2008/07/09

piyora、FACTRONオンラインショップで発売開始


レジンフィギュア「piyora」、FACTRONオンラインショップでも販売が始まりました。画像を見てピンと来る人はサスガ。あの、チタン削り出しiPodケースで有名な、ファクタスデザインのオンラインショップです。よろしくお願いします。

FACTRON ONLINE SHOP

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SPOREクリーチャー




oritaさんみたいに、「とりあえず100個」とかの根性はないですけど、ちょっとまた作ってみました。SPOREクリーチャークリエイターやってると、「う〜ん、こうしたいのに、できない!」という不自由さが逆に、modoで作りたいエネルギーになるみたい。

2008/07/05

TDW_1679


ちょっと忙しかったので中断してましたが、再開。TDW_1679はSPOREで作ったキャラクター(下図)をいつもmodoで作ってる風に作りなおしてみました。SPORE、いかにもSPORE調のキャラクターじゃないものを作るのはけっこうむずかしい。

MARSサイトにmodoインタビュー掲載


告知遅くなりましたが、modo日本語版の販売元のMARSのサイトにインタビューが掲載されてます。イラストを始めた頃の話から、2Dから3Dへ移行する話、modoへの要望など、幅広く話してます。

MARS Inc.

modoユーザープロファイル 吉井 宏