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2014/02/03

絵の練習

ヨシナガさんの「ハイブリッドワーカー」の、田中圭一さんのインタビューがおもしろい! 手塚治虫タッチなんであんなに上手いんだろ、こういう何でも描ける天才たまにいるよねと思ってたら、ものすごい量を練習してたのね!

「メチャクチャそっくりにすることがリスペクトなんだ」って、ノートに一日一ページ手塚タッチの練習を2年続けたとか。あと、本宮ひろ志タッチは本業で必要が生じて「業務として」本宮タッチの練習w そりゃ楽しいだろうなあ。

僕の場合、「絵の練習」って今まで何枚描いたかなと考えてみると、こんな絵を描きたいという目的があっての模写とか手足とかポーズの描き方の練習的な意味では、・・・たぶんスケッチブックで言えば20枚に届かないかもw

ってことで、ちょっと本気で「練習」してみれば、僕的最大のコンプレックスの「下絵を描くのが超ヘタクソ」は克服できるかもしれんなどと思った。

(あと、手塚タッチで「商売」することのヤバさを、サラリーマンの営業としての根回しスキルをもって外堀から埋めていく手法にシビレた! )

ハイブリッドワーカー 会社勤めしながらクリエイティブワークする (アフタヌーン新書) [Kindle版]

2013/02/11

Digital Creator 23人展


超久しぶり、たぶん8年ぶりくらいでグループ展に参加します。デジタルの完成作品がメインでなく、制作過程やラフスケッチなどにスポットを当てた展覧会です。

山脇ギャラリー(市ヶ谷)
 2013年2月15日(金)〜2月26日(火) 11:00 〜 18:00 休館日 17日、24日

準備してます。スケッチをたくさん並べて見る機会ってあんまりないけど、こうやって選りすぐりを広げてみると、自分で言うのもアレだけど、おもしろいな!! こういうラクガキを50〜60枚をゴチャゴチャペタペタ貼り付けた中に、TDWやキャラクター仕事の「完成作品」をハガキサイズでプリントして上から貼り付け、その元のアイディアスケッチと対比させるつもり。

意識的に紙に本格的にスケッチ始めたのは10年前からくらい。それまではほとんどPainterで下絵やスケッチしてた。今もスケッチ作業の半分くらいはデジタルだけど、アイディア段階では紙にすることも多いです。ただ、紙のスケッチはスキャンしたら捨てちゃうし、捨てられなかったスケッチもここ数年でほとんど捨ててしまい、書類ケース2箱に残ってるだけ。

残してあったのはそこそこ気に入ってるスケッチやキャラクター仕事の記念スケッチなど。そのすでに選りすぐりのスケッチの束から、さらに選りすぐって見せます!!

2013/02/02

アイディアスケッチはキレイに描いちゃダメ

ここ最近仕事でキャラクターのアイディアスケッチを大量に描いてました。で、ホントにつくづく思うのは、「キレイに描くとそこで止まる」。アイディアを発展させづらいというか、大胆に変化させにくいというか、「せっかくきれいに描いたんだから、もういじっちゃダメ」になるのだ。清書が必要なら最後の最後できれいに描けばいい。ギリギリまでキレイに描いたらぜったいイカン!!!

なので、捨てる用の描きにくいボールペンやサインペンでガシガシと汚く描き飛ばし、線が多すぎてわかりにくくなったら上からトレースしてリセット、を繰り返して汚い絵を描くのだー。

同様に、ラフとか提出するときにディテールに凝ったり色を塗っちゃうと、本質的な部分を見えなくしちゃう。方向性とかの最初の段階ではラクガキサムネール以上のスケッチは「百害あって一利なし」。

2012/12/11

ボールペンを使い切る




仕事のスケッチというかアイディア出し。A5の紙にサムネールをすごい数描く。先日、ゼブラボールペン(透明な軸のアレ)のインクがあと1センチくらいなので、これを使い切るまで描こうと思いついた。

って、増えすぎた筆記用具、ゴッソリ捨てりゃいいのに「使い切るまで描いて捨てるぞ!」とか言いながら、せいぜい一ヶ月に1-2本しか捨てられない。このペースだと、手持ちの筆記用具を使い切るには数百年かかる。ボールペンや鉛筆だけなら数十年分だろうけど、シャープペンや芯ホルダーの芯がお菓子のブリキ箱いっぱいあるんだよ〜。

と、思いついてから半日かかって、ようやくインクを使い切った。いや〜〜、インク残り1センチをなめとったわ。A5に15枚びっしり描いてようやく使い切れた。透明部分のインクが終わっても先端金属部分内に1センチ弱詰まってるわけだもんね。

捨てる筆記具のほとんどが乾いてしまったフェルトペンな中で、本当に最後まで使い切ったことがウレシイ! このボールペン、もう愛着わいちゃって捨てられないかもw 記念写真撮った。

BICの黄色いボールペン、書き味は日本製よりいいかもしれないくらい書きやすいんだけど、中のインクの減り具合が見えないのが残念。中味引っこ抜いてもパイプはグレーなんだよ。インクの減り具合が見えないボールペンって、書けなくなったらインク終わったと思い込んで新品を買わせる作戦だなきっと。

2012/11/07

紙にスケッチ vs デジタルでスケッチについて諸々

CLIP STUDIO PAINTを使い始めるちょっと前、A5サイズの紙に70枚くらいTDWのスケッチを描いた。数回のトレースを経て最終の線画にしようとしたところで、「どう考えても最初からデジタルでやったほうがぜんぜん速くて結果がいいに決まっとる!!」状態に。これは本当にいつものこと。紙に描くって、ペンタブで描くより直接的で描いてる実感があって楽しい、心地いいのは確かなんだよなあ。心地いいからどんどん進んで効率がいいって錯覚になっちゃうけど、特に速く描けるわけでもない。

紙に描いてると、積み上がって分厚くなっていく紙の束が壮観。ノってるときはそれがすごいモチベーションになる。でも、一旦ノリがはずれると、早くスキャンしてゴミ箱に捨てたい! ってなっちゃう。また、紙や鉛筆の描線にも愛着が出ちゃう弊害がある。「徹底してアナログで」にこだわらずデジタル基本で、必要なときだけアナログで作業ってのが最もいいはずなんだけど、しばらく描いてるとどうしても愛着出ちゃうんだよなあ。「このまま根性でアナログで線画を完成させたる!」ってほとんど本質と関係ない世界に行ってしまう。

ところで、色鉛筆は疲れてくると筆圧をかけて描くのがめんどくさくなってくる。その点、筆圧をかけずに済むサインペンはマシです。ペンタブも筆圧をほとんどかけないのでラクといえばラクだけど、目で確認しながら描くのは神経を使う。

CLIP PAINTの弱点は、線がやたらきれいに描けるもんだから、きれいに描こうとしちゃうこと。ボロボロな部分があるときれいに修正したくなっちゃう。形さえ取れればいいのに余計なところに時間を使ってしまう。

Photoshopだと線はきれいに描けないけど、それがかえって都合がいいこともある。消して描いてを繰り返せる。きれいに描けちゃうと修正に躊躇するのでダイナミックに絵が進化しない。汚い線で描くと見た目完成に見えないから絵がいつまでも動きを止めないんです。

 

2012/10/24

CLIP STUDIO PAINTとドローイング

●紙に描くときの手の動きの観察から

紙にはサッサカ描けるのにペンタブレット(板タブ)では自由自在に描けないのはなんでだ? ってことで、手の動きを観察してみると、左手で紙をものすごい頻繁に回して描きやすいように傾けてるんですよね。絵を描くのは右手が主役な気がするけど、左手が紙を動かしてる働きも大きい。ほとんど両手で描いてる。

PhotoshopやPainterにも「画面の回転」があってよく使うけど、回す操作ってけっこう面倒。ショートカットキーを押しながら、ペン/カーソルを回す操作のために動かすもんだから、描いてる箇所からカーソルが離れてしまうのもマイナス。描いてた位置にペンを戻すのにひと手間多い。右手を動かさずに紙だけ回したい。

intuos5のマルチタッチ機能を使うと「左手の二本指ジェスチャーで画面を回転」が可能だし、WACOMもそういう使い方前提でマルチタッチ機能を搭載したわけだけど、実際やってみると思うように回ってくれない。ホイールを使えば描いてる位置からカーソルを離さずに回転できるけど、キーボードから手が離れてしまう。せめて中央のボタンがスクロールになってりゃある程度は使えるのになあ。というわけで、やはりショートカットを使うほうがマシ。

そういえば、ショートカットで45度だか30度だか画面回転できるソフトがあったような気がするけど何だっけな・・・? ComicStudioかな? ・・・で、Twitterで教えてもらったのがCLIP STUDIO PAINTなのでした。セルシスの製品。ComicStudioとIllustStudioの後継だそう。

●キーボードショートカットの設定など

Photoshopではドローイングに便利なように「五本指ショートカット」を設定してるのですが(リンク参照、その後変更したショートカットもありますが)、まったく同じにCLIP PAINTも設定。鉛筆を使いながら消しゴムを使うような「ショートカットで一時的にツールを切り替え」 もPhotoshopと同じ。

肝心の「画面回転」は、初期設定では15度ずつの回転だけど、30度に変更しました。回転ショートカットは「-」と「^」ですね。遠い〜〜〜! と思ったら、これも変更可でした。五本指ショートカットの上方の「Q」「W」を割り当てました。「R」にズーム、「Y」に画面回転解除、「E」には投げ縄選択。あと、Photoshopの「ゆがみフィルタ」と同じ「command+Shift+X」をメッシュ変形に割り当て、などなど。

●Photoshopでドローイングとの比較

というわけで、Photoshopとほぼ同じ使い勝手になりました。ぜんぜん違和感なく使えちゃう。ってことは、Photoshop使ってもたいして変わらんってことなのですが、どこにアドバンテージがあるのか? 「ショートカットで設定した角度ずつ画面回転できる」と「ストロークの滑らかさがPainter的に調整できる」、「その場で左右反転」くらいか。惜しい点は、「画面操作の動作がちょっと重いこと」と「メッシュ変形はPhotoshopのゆがみフィルタのように自由自在じゃない」くらいかな。

Photoshopでいうところの「背景」がなく、描けるのはレイヤーって点。消しゴムで消すと透明部分のチェッカー模様が出るのがウザいのでわざわざ背景に白のレイヤーを作ったりしてたけど、透明部分の「表示色2」も白にするとチェッカー模様が見えなくなった。まあ、これでなんとか。

あと、どんなに使いやすくてもCLIP PAINTはPhotoshopじゃないってことくらいか。別のソフトと併用する煩雑さ。機能がかぶるソフトを使い分けるのってめんどくさい。でもまあ少なくとも、提出する用の線画ラフのフィニッシュには重宝しそう。いつもPhotoshopで描いたガタガタヨレヨレの線画ラフ出してて恥ずかしかったから。

●Painterとの比較は?

なんでPainterと比較しないの? って件。仕上げまで2Dのイラストを仕事で描く機会がほぼなくなってるので、Painterから遠のいてます。Painterはブラシの性能は文句なしでも、投げ縄ツールがめちゃくちゃ遅く、頻繁に切ったり貼ったり繰り返す下絵やスケッチに不便だったりするんですよ。切り抜き移動すると必ずレイヤーになってしまう点も。なので、ドローイングはPhotoshopを使ってたわけです。

念のため、CLIP PAINTとPainterの書き味をくらべてみた。細かい調整って点では「入り・抜き」を除けばさすがにPainterの書き味はさすが。でも、「無段階ズーム」と「ショートカットでツール一時切り替え」がないのでドローイングの快適さは段違いにCLIP PAINTやPhotoshopのが上。

で、新しい形を描いていくって意味では、やはりPhotoshopのほうがやりやすいかなあ。ブラシの性能が悪くても、選択や移動や変形などのレスポンスの良さの快適さが勝ってる。

●ドローイング専用として

CLIP STUDIO PAINT、僕的にはドローイング専用ですので、その他の機能については言及しません。っていうかまったくいじってないのでわかりません〜。2Dのイラストレーターの間ではすでに相当普及してるようですよ。

僕としては、最初に予想したとおりの使い方になるかな。Photoshopでおおよその形を作ってから、必要があればCLIP PAINTで線画ラフの清書って感じで。・・・・などとここまで書いた後で、CLIP PAINTでちょっとややこしいラフを描いてたところ、う〜〜〜むむ。やっぱいいわ、これ。なんかもう、いつもの「うーん、描きにくいなあ。紙や液タブで描けばもっとはかどるのに」的なモヤモヤがぜんぜん出てこない。やっぱ紙廃止の突破口になるのか??

2012/10/17

突然CLIP PAINT

先週からなぜかCLIP PAINTっていうペイントソフトを使い始めましたけど、いいですよ、これ。そのうちまとめて書くかもですが、僕がPhotoshopでドローイングする上で不満だったことがほぼ解消。ショートカットもPhotoshopと同じにできるので、きもちわるいくらい違和感なく使えちゃう。

Photoshopでスケッチしてて、クルクルッと丸をいくつか描いてアタリをつけるみたいなのってできないっていうか楽しくないんですよ。線の追従がシビアすぎてガタガタの丸しか描けないから。CLIP PAINTではアタリのクルクルッの丸が実にきれいで、描いてて楽しい。紙に描くの廃止の突破口になりそうな気配も。

このソフト、まともに買っても安い5000円なのに、Comic StudioとかIllustStudioのユーザーなら、なんとタダ! なんちゅう大盤振る舞い! 僕はコミスタ持ってたのでラッキー。一ヶ月500円で8ヶ月使えばシリアルもらえるってコースもある。この値段なら不正使用しようって気にもならないだろうな。 

2012/09/24

Jot Touchと、正反対の製品

先端樹脂円盤ペタペタでおなじみのJot Penに、なんと筆圧が効くモデル「Jot Touch」が登場。Jot Pen自体、僕的にはそれほど使いやすいと思ってないです。透明円盤を通してペンの中心付近に描けるのは他のペンにない特長だけど、感触がペタペタ、カチャカチャ、ツルツル。これでじっくり何か描こうって気にはなれない。

Jot Touch、スタパ斉藤氏のレビューがあった。Jot Touchについて詳しくはそちらで。ケースからキャップがはずしにくいのには僕も困った。破損覚悟でマイナスドライバーでこじり出したもん。

APPBANKの記事も詳しい。

でも、その感触に慣れさえすれば、筆圧つきの「Jot Touch」を使えば、液晶タブレットの代替になるかもしれないなと、「ちょっといいかもね」くらいの期待感だった。

そんなとき、たまたまビックカメラに寄った。Jot Touchのことなどぜんぜん念頭になく、行った目的は「最近、紙に描くのが調子いいのでキヤノンのLideスキャナを買おう!」だった。先週書いたように、紙を大量入手したのでちょっと環境を整えようってことで。

USB電源なのでコンセントに繋がないでいいLideスキャナは気に入っていて、今までに3台使ってきた。CCD搭載の普通のスキャナより画質悪いしガラスから紙が浮いてるとボケるし、スキャン速度も遅い。でも低解像度でスケッチなど取り込むにはぜんぜん十分で手軽!

現在はエプソンのA3スキャナを使ってますけど、モーターかファンの音がヒューーーーってやかましい。スリープ状態になるまで10分くらい回りっぱなしなので、いちいち電源を切らなくちゃいけなくてめんどくさい。Lideは使ってないときはもちろん無音。

で、ビックカメラ4階にエレベータで上がったら、正面がiPad関係売り場。Jot Touchのパッケージが目に入ってしまった。「これの性能次第では紙に描くの完全廃止にできるかもね」って考えてたことが実物を前にしてわっと噴き上がり、約1万円もするけどとりあえずカゴに入れてからスキャナ売り場へ。

キヤノンのLide 210、安っ! 8000円くらい。4台目のLideだぞ。買おうと思ってハッと気づいた。さっきカゴに入れたJot Touchの目的は「紙に描くのを廃止」じゃなかったか? 紙に描かないならスキャナいらないじゃん!

紙を大いに使う前提のスキャナと、紙廃止前提のJot Touch。あれれ? 互いに正反対の性格の製品を買おうとしてる自分。思考がフリーズ。両方買うと、どちらか「ムダだった〜〜〜!」って後悔する。うーーむ、困ったなこりゃ。おまけに、スキャナよりJot Touchのほうが高価ときてる。

落ち着いて考える。スキャナは従来の延長でしかなく、それも音がするA3スキャナの代替くらいの役割。モノとしての魅力も興味もJot Touchのが上。仕事場環境を一変させるかもしれないのだ。当然後者の勝ち! ってことでJot Touchを買ってきたわけだが・・・。

Jot Touchを主にiPadアプリ「Procreate」で試してみた。筆圧ちゃんと効きます。が、ワコムの筆圧設定を一番軽くして使ってる僕的には重すぎてぜんぜんダメ。ブラシ設定で筆圧効く幅をしばらく調整試みたけど、軽い筆圧が効く感じにはできなかった。

ペン先が接触してるときの軽い筆圧は感知しない。力を入れて押し当てたときスプリングでぐっと沈む。その状態で初めて筆圧感知するらしい。なので、軽くスケッチ用には筆圧ほぼ関係なし。僕的にはiPadでのお絵描きはスケッチ用途がメインなので筆圧は期待ハズレでした。ただし、油彩タッチとかペンタッチなどでぐぐっと力を入れて描く場合には割と有効。

iPadがツルツルなもんだから筆圧を強く書くと滑っちゃって思うような線が描けないのも困る。クリアファイルの切ったやつとか敷くとちょっとはマシだけど、日常的にそれする気にはならないし。あと、サイドボタンはUNDOなどに使えるけど、うーーん、ジャマです。筆圧を強く描こうとするときなどに押しちゃったりする。

で、ぜんぜんダメかというと、いいところもある。ペン先の円盤が標準のJot Penより小さく、摩擦の感触もマシ。ペタペタカチャカチャって感じが弱くなってる。筆圧をそれほど重視しないのならこのペンは割と使えそう。ここぞというときだけBluetoothをオンにすれば、iPadとJot Touch双方のバッテリーの心配も少なくなるわけで。

とはいえ、iPad用ペンを各種試してきましたが、まだどれにも満足できてないなあ。結局、ASUSのタブレットのように、WACOMのユニットのようなペンが使える仕組みがiPadに搭載されない限り、過大な期待をしないで指だけ使うのがいちばんイイ気もする。ペンとか工夫しはじめると「惜しい感」だけがどんどん増大してく。

余談。Jot PenにはiPadにくっつくように強力マグネットが内蔵されてる。これが超ジャマ! ペン立てにJotを入れておいたのを引っぱりあげると、他のシャープペンや鉛筆ホルダーやハサミやクリップなどいっぱいくっついて出てきちゃって、ウザーーーーッ!

2012/09/18

ドローイングと紙のコスト

スケッチは全部デジタルでやりたいんだけど、キャラのラフを何十個とか描くようなときは鉛筆やサインペンのほうがぜんぜん速い。アナログのほうが明らかに速そうな作業だけ、プリント&スキャナで「パソコンの外に一旦出し、戻す」ってやりかたをする。トレースにはUSBから電源を取れるLEDのトレース台を使ってます。

紙にボールペンで粗く描いて、トレースして形を整えて、もう一回トレースして本番前状態、それに赤で微修正とか描き入れる。それをもう一回本番トレースする。都合3〜4回トレースすると、完成度上がるねえ。(トレースの元の絵と新しい紙を重ねて固定するとき、3Mの「プリットひっつき虫」っての便利。錬り消しでもオーケー。)

普段なら途中で面倒になってデジタルに移行しちゃうけど、先日は鉛筆で最終トレースまでやってみた。仕上げトレースはPhotoshopでやっても時間的にはたいして変わらない。ただ、Photoshopでトレースすると全部ていねいに描かないと粗が目立っちゃう。鉛筆のちょっと汚いテキトーな線のほうがラフ的にはいい感じなのだ。サインペンも有用。筆圧をかけなくてもいいので疲れないし、二度描きが少ないので速い。

で、使った紙はマルマンスケッチブックでおなじみの、厚手のボコボコした画用紙。粗描きのときはいい感じの摩擦で描きやすいけど、鉛筆で細部をじっくり描くと、ボコボコの凹凸に沿って芯が滑ってしまってダメ。

こういうときはTooの「PMパッド」にかなう紙はない。途中で気がついてたけど、タッチの統一という点で途中で変えるわけにもいかず。PMパッド、とっておきってことでA4が3冊ストックあるけど、新しい紙とか買い込んだり先日のOA用紙みたいに大量入手しちゃうもんだから、いつまでたっても使わない。

PMパッドはA4サイズでもひとまわり大きい。いつも裁ち落としてA4にしてる。A4ジャストのPMパッドがあればいいのに、と思ったらあるんですね。「PMコピー」という商品がそれ。でも高級だなあ。50枚で800円近くする。

とはいえ、一回の仕事で50枚も使うことは滅多にないし1枚16円って考えると、仕事の道具としてはコストを無視できるくらい安いんだけど。っていうか、一瞬高いと思った比較対象のコピー用紙が安すぎるってことか。

アマゾンで検索してみたら、A4コピー用紙500枚x5冊で1450円ってのがあった。1枚0.6円! どんだけ激しく描きまくったって半年や1年はもつでしょ。仕事のコスト的には1日1冊500枚使ったって痛くも痒くもない。もうドローイング用の紙についてはコストは実質ゼロ円と思ってまちがいないな。

 

2012/09/17

OA連続用紙白紙フォーム

先日の片づけ作業は店舗兼事務所を廃業みたいなアレだったので、新品や新品同様の不要品が山ほど! 事務用品や机や棚などいろいろほしいものがあったけど、いちいち気にしてるときりがない。そんな中、OA用紙の束だけもらってきた。

この用紙、PLUSの「OA連続用紙白紙フォーム」っていう両端に小さい穴が並んだ紙。A4くらいのサイズ。薄手でカサついてて鉛筆で描きやすい。2000枚入りのうち半分くらい入ったもの。つまり1000枚! ミシン目で分割できる、長〜〜〜〜く繋がった紙。長さ28センチx1000=280メートルだよ! わくわく! もうドローイング用の紙は数年は買わなくていい!

 

2011/12/01

コピック

「おりゃーっ!」ってラクガキするときのコピックの感触が最高。アルコール性だから、水性サインペンみたいに乾いてる部分と湿ってる部分で摩擦が変化せず安定して描けるところが好き。

いいニオイだし。しばらくコピックで描いてると、アルコールの揮発で酔ってくる。油性ペンやシンナーにくらべりゃ、アルコール臭は無害っぽいいいニオイですけどね。大量に描いて酔っ払ってトリップしながら描くとぶっ飛んだモノが描けるかも。

っていうか、3〜4年前にドローイング用画材のテストの一環でコピックを20本くらい買い、ペン先ニブなどいくつか取り替えて試した後、そのまま忘れてた。当時は下の紙に移るのがイヤだったのと、軸が太すぎたり楕円で描きにくいと思ったのだった。

不要な画材や筆記用具の整理をしててごっそりコピックが出てきて、インクを使い切って処分しようと思ったんだけど、この描きやすさはちょっといい感じ。継続して使うかも。

2011/11/07

iCloudの真価をSketchBook Proで

わあっ!便利!そんな方法が!
OS X LionでiCloudをDropboxのようにクラウド同期フォルダとして使用する方法---MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)

ライブラリ内のMobileDocmentsがもう一つのDropboxとして使える! iCloud経由で他のMacと中身が同期される。容量を追加購入しておけばDropboxと合わせて約100GBを同期可能!

そんなことができるなら同様に、iPadでiCloudに保存した画像がMacに同期されるといいのだが・・・。アップデートされたiPad版SketchBook ProはiCloudにアップできるようになったのに、それをMacで利用する方法がない・・・。正確には、iPadでiCloudに保存したSketchBook Pro書類はフォトストリームのサムネール&フルサイズプレビュー画像としてMacの「マイファイル」に出てくるのだが、あくまでプレビュー画像なのでレイヤーが統合されたpng画像でしかないのです。
そもそも、Mac側のSketchBook ProでiCloudに保存するオプションがなんでないんだ? と思ったら、ああーーっ! 出来るじゃん! iCloudが始まって以来MacのSketchBook Proを起動したことなかったんで気づいてなかった。Mac版SketchBook ProはiCloudを対象に開いたり保存したりできるようになってる! iPadでiCloudに保存した画像はMac上のSketchBook Proで直接開いて編集して保存するとそのままiCloudへ。もちろんiPad側からもできる。つまり、iPadからもMacからもまったく同等に同じ書類を扱える!! それを待ってたのです。できちゃった!

iPadとMacのSketchBook Proがシームレスに繋がるってことは、紙の廃止に持って行けそうだぞ。ただ、キャンバスが縦位置デフォルトなのはちょっと困る。スマートカバーが横位置限定仕様だから。縦位置のスマートカバーがほしい。

複数のデバイスの同一アプリでiCloud上の書類を開いて作業して保存。フォルダとかディレクトリとか関係なし。ローカルにはキャッシュ程度の意味でしか保存しない。使ってみると、こりゃ革命的! どんどんそうなっていく?

出先でiPadで描いたラクガキ。まだiPadがバッグの中なのに、MacのSketchBook Proで当たり前のように開くって素晴らしい! ついにそういう時代になったか!
ただ最近SketchBook Proが不安定でけっこう落ちるし起動しないこともある。

■追記2011年11月9日
Mac側のSketchBook Proで新規作成した画像をiCloudに保存しても、iPad版から開く方法がないようです(Dropbox経由ならできます)。iPad版ではもともと1024x768px(と、その倍)の画像しか扱えないので、あらかじめ新規画像をたくさん作ってiCloudに上げておき、Mac側で新規スケッチを描くときにはそれを使うといいかもです。

■追記2011年11月13日
と思ったら、Mac側で保存する際に「Sketchbook iOS」形式にしてiCloudに保存すると、iPadからも読み込めます!

2011/09/24

ドローイングの紙の山を捨てる!

紙にスケッチやドローイングするようになって以来6-7年分の紙の山を破いて捨てた。もちろん全部スキャン済み。当初は「スキャンしたらただちに捨てる」がモットーだったのに、結局捨てられずにどっさりたまってしまった。

スキャンしてからPhotoshopで加筆したり加工したりしてるので、元の紙自体には残しておく意味はないとはいえ、やっぱ鉛筆やサインペンで描いた生のドローイングって、破り捨てるのはちょっと惜しかったりする。でも僕の場合、タブレットで描く代わりに描きやすい鉛筆で描くために一旦外に出したもの、あるいは、パソコンで描いていれば存在しなかった紙なのです。特に気に入ってるスケッチ以外の紙は全部捨てちゃう。

サインペンできれいに清書してスキャンしたような絵はいちばんとっておく価値を感じないのでまっ先に捨てました。それぞれの期間の代表的なものや特別に面白いものはとってあって、厚み10センチ弱くらいは残ってる。本当はもっと捨てたいけど、根性なしめー。

紙で残してあると、いろいろ面倒なことが派生する。「ファイルに綴じたくなる」→「ファイルに綴じるには紙のサイズを揃えたくなる」ってのもあるし、最も大きなデメリットは「残るものだからキレイにていねいに描きたくなる」。紙に書くのはアイディア出しの側面が大きいので、時間をかけて丁寧に描くのはほとんど時間の無駄。

ドローイングやスケッチは汚く乱暴に描いてあるほど、クリエイティブの種が存続する。キレイに清書されたアイディアスケッチは、その段階で凍結しており、何かアイディアを加える気になったり拡がったりしないものらしい、僕の経験では。

紙で残さない前提なら、紙の種類やサイズは自由。そのへんのいらない紙の裏で十分。紙の束って、本でも書類でもドローイングでも、余計に「大切なモノ」感が出ちゃうのが困る。最初から紙を溜めるのを避けていれば、大切なモノ感は出ずにすむ。

生の手描きの一枚だから本来は大切なものに思われるかもしれないけど、僕には「自分のラクガキの一枚一枚に価値を感じて保存しておこう」ってのがどうにも不健全に思えちゃうのです。ってか不健全だ!と思おうとしてます。 画家でもないのに「このドローイングを誰かほしがるかもしれない、もしかすると値打ちがあるかもしれない」って考えるのはものすごい不健全だと思います。スキャンデータは普通通りに幾重にもバックアップしてるので、「全部取っておく」という不健全さは変わらないですけどね。

数年前、すごいイラストレーターの人が、20年分だかのスケッチブックを丸ごと捨てたって話を読んだ。それにくらべりゃぜんぜん些細な規模。

っていうか、今まで捨てられなくて後生大事に取ってあったドローイングの山を、次から次へビリビリと破ってゴミ箱に放り込むのがこんなにキモチイイとは思わなかった。「オレは過去から解放されてる!」って実感。一種の決意みたいなもんで、キモチイイと感じるかどうかは個人差があると思うので、特におすすめはしませんけど。

ところで、何か必要があってその場で描いたラクガキを渡すと「おー!これ何十年後に100万円になってるかも」とか言うヤツが時々いるけど、真面目にムカつく!

2011/07/18

下絵ラクガキをiPadに取り込む

紙にドローイングしてて、そのまま作業をiPadに移して描き続けられれば、アナログとデジタルの境界が低くなって便利。iPadのスキャナーアプリJotnotで紙の下絵を撮影、SketchBook Proに読み込む方法を模索、Dropbox経由で読み込もうとしたところJotnotはPDFで書き出しちゃう。他に使えるスキャナアプリはないかと探してたら、なあんだ、SketchBook Proの読み込みに「Camera」があるじゃん!i

Padのカメラで撮影して直接SketchBook Proに読み込まれる。で、便利なのは、小さいスケッチをたくさん同じ画像内に並べたい場合、レイヤーを作ってそこにまたカメラで撮影して読み込める。MacとスキャナとWi-Fiを使わずに紙とiPadでドローイングや下絵作業ができるわけで、ちょっと進歩。