2011/12/31

赤べこカスタム

東北復興支援「赤べこプロジェクト」用の作品


大型作品第2弾




2011年春完成の大型作品第2弾。TDW_1787です。70センチくらい。
こちらも芯は発泡スチロールですが、コーティングをエポキシ樹脂でやったところ、めちゃくちゃ硬くて削れず、非常に時間かかった。

大型作品第一弾

昨年2010年にテストで作ったもの。
発泡スチロールを芯に、エポキシパテをコーティング。
大型と言っても高さ35センチくらい。


Nyoro & Tosaka





















昨年2010年の秋に東急ハンズで販売する用に作ったもの。
完成写真をアップしてなかったので。

あるプロダクトの試作

あるプロダクトの試作。たぶんこのままボツ。
これのためにRhinocerosを覚えて使ったことと、初めてソフビになったことが収穫でした。


こちらはCG。

2010年後半のカスタムもの

2010年後半からの立体・カスタム系の作品。ちゃんとまとめてブログにアップしようとか思ってるうちに2011年も終わってしまう〜!ってことで、とりあえず完成写真だけアップします。制作途中の写真もいっぱいあるんで、いつかちゃんとまとめるつもり。

伊藤マーティさんのリトル・ローラのカスタムペイント


SketchBotのカスタム



岐阜県美術館のイベント用のマトリョーシカのカスタム

2011/12/27

液晶タブレットその後

久しぶりに液晶タブレットと板タブレットの比較ができてるわけだけど、やはりそうだったかと確認できた件。

液タブは勢い込んで素早く描けるけど、描いてるものの形は客観的に見えにくい。板タブで描いてるときはペンを持つ指や手の感覚に頼らず目で見て確認しながら描くから客観性が持てる。描いた形の完成度がぜんぜん上。

客観的に見れるかどうかって部分は、ひょっとすると21インチや24インチのCintiqだと両立できるのかもしれないけど、描いている瞬間は目から画面までの距離が20センチ以内くらいだから、やはり冷静に俯瞰するのはむずかしいだろう。

小さい液タブは資料参照するのがせまくてツライ。やっぱ理想的には畳一畳くらいのでっかいタッチパネル兼液タブで、書類や画像をそこらじゅうに散らかして、中央に空間を作って作業する感じが理想。なんだったら、壁全体がタッチパネルディスプレイでもいいな。

あと、一旦液タブを廃止してた理由もまた見えてきた。液タブを使ってると普通のペンタブレットで描くのがおっくうになってくるのです。せっかく板タブだけでやる決意のもとに、一生懸命慣れるようにし、「おー!ここまで自由自在に描けるんだったら液タブ不要!」くらいに慣れたのになあ。液タブを使うと、板タブの描きやすさがどこかに吹っ飛んじゃう。

かといって、液タブが描きやすいかというと、摩擦の点でかなり不満。液タブにビニールを貼ってみたりザラザラの半透明樹脂板を置いたり芯をいろいろ替えてみたりするものの、紙に鉛筆やサインペンの描きやすさはおろか、板タブのカッティングマットの感触にはほど遠い。描いてる時の心地よさは摩擦の感触の善し悪しが非常に大きい。ツルツルで大丈夫な人がうらやましい。

ドキュメントファイルなどの表紙の砂目のポリエチレン表紙の感触がマシですけど、当然透明度は落ちるし。ビニールは摩擦はあるけど筆圧で摩擦の強弱が大きく変わるのが難点。特大のエアパッドプロはなかなか良いですが、やはり透明度が落ちる。厚さが半分だったらなー。

そのへんの透明度と摩擦のトレードオフがややこしい液タブにくらべりゃ、透明度関係なしの板タブなら摩擦調整し放題。という点で、板タブで描くのが苦にならなけりゃ何の問題もない。透明度が関係ないといえば、プロジェクタで投影する方式の電子黒板なんか相当イケるのかもしれん。

ザラ紙に色鉛筆の感触を実現した液タブやタブレット用のオーバーレイがあったら相当高くても買う! 液タブのツルツル感触の悪さを再発見したため、逆に最近は鉛筆やサインペンの感触が気持ちよくてアナログ描きばっかしてる。

もちろん、締切が迫ってるときのラフや線画を速度最優先で描かなきゃならないときの液タブは強力な武器。でも、板タブが使いにくく不快に感じちゃうのは良くない。液タブ、伝家の宝刀として、再び封印するか??

20111227

液晶タブレットと板タブレットの比較

久しぶりに液晶タブレットと板タブレットの比較ができてるわけだけど、やはりそうだったかと確認できた件。

液タブは勢い込んで素早く描けるけど、描いてるものの形は客観的に見えにくい。板タブで描いてるときはペンを持つ指や手の感覚に頼らず目で見て確認しながら描くから客観性が持てる。描いた形の完成度がぜんぜん上。

客観的に見れるかどうかって部分は、ひょっとすると21インチや24インチのCintiqだと両立できるのかもしれないけど、描いている瞬間は目から画面までの距離が20センチ以内くらいだから、やはり冷静に俯瞰するのはむずかしいだろう。

小さい液タブは資料参照するのがせまくてツライ。やっぱ理想的には畳一畳くらいのでっかいタッチパネル兼液タブで、書類や画像をそこらじゅうに散らばせて、中央に空間を作って作業する感じが理想。なんだったら、壁全体がタッチパネルディスプレイでもいいな。ヘッドマウントディスプレイとグローブを装着して、3D空間の中で仕事するってのいいな。

2011/12/25

液晶タブレットにキーボードを貼り付けた


液晶タブレットのキーボードの置き場所問題の最終的解決! キーボードを液タブに取り付けてみた。単に強力両面テープで貼り付けただけ。スタンドを作ろうかとか考えてたけど結局これが一番カンタン! 

以前は液タブの向こう側にCDボックスセットとかを台にしてキーボードを載せてました。液タブの左に置くんでもいいんですけど、ファイル名とかが打ちにくいとかより、集中するのに体が左に開いてる感じがダメで。

21インチや24インチの大型Cintiqは貼り付ける面積と位置の自由度が大きいので、もっとよさそう。スポンジ付きの分厚い強力両面テープなのでかなり丈夫。とりあえず手持ちのAppleキーボードを貼り付けたけど、Bluetoothのミニキーボードを買ってきて貼り付けてもいいかも。

その後、キーボードを直貼りでなく、板を貼り付けた上にキーボードを載せる方式にしてみた。見た目はほぼ変わらないけど、さらに頑丈になった。


2011/12/24

iPad用スタイラス2種


iPad用スタイラス2種。キャップ方式のSMART-CAP S size、先端円盤付きのJot Pro

SMART-CAP S size(写真中)は、とにかく細い! でもちゃんと描ける。他のスタイラスと比較すると細さが際立つ! WACOMのスタイラス(上)よりはるかに細い。ひょっとして先日液晶タブレットを購入したの早まった?と思えるくらい。iPadでのお絵描きはほぼ実用の範囲になったかも。
Bicの黄色いボールペンにピッタリ。

ただ、先端のゴム球が軟らかくてペコペコするのがちょっと。WACOMスタイラスよりも硬めだけど、それでもペコペコ。金属部分がガラスを傷つけそうで思いっきり描けない。たぶん凹むことで面積が大きくなって認識されるんだろうけど、硬めのやつだってあるんだからもうちょっと硬いのほしい。

WACOMスタイラスは先端替えられるんだから、硬め普通軟らかめの三種くらいほしい。最近はゴム球の多いですね。中に注射器でチュウーッってシリコンを注入すればイケるんではないかと思案中。

Jot Pro、ほんとは黄緑色のに惹かれたけど、グリップ付きのProには黄緑なし。透明円盤の中心にちゃんと描かれるので、ホントに細かい作業ができる。けど、ツルツル滑る。正確なのは画期的なんだけど、書き味がいいとはとても言えない~。ピンポイント使用かな。


WACOMその他のスタイラスでざっくり描き、SMART-CAPで細かいところを描き、特に必要であればJot Proの出番、という感じかな。

2011/12/20

DVD映画をすごい勢いで見てます

以前は「僕は映画いっぱい見ててちょっと詳しい」と自負してたはずなのに、ここ20年くらい年にせいぜい十本程度。見てて当然みたいな映画をあまりに見てないもんだから恥ずかしい。

仕事が忙しくて、まとまった時間を映画のために用意するのが面倒になってたんです。映画館は試写会が当たったときや「スター・ウォーズ」とか「アバター」とかの特別な映画以外には行かなくなり、たぶん20年の平均で一年に1〜2本程度のありさま。

慣用句やことわざみたいに誰にでも通じる前提の映画からのたとえ話がわからなかったり、共通語としての映画知識が足りなくてあせってるだけ。町山智浩氏やライムスター宇多丸氏の映画解説ポッドキャストが楽しめないのがくやしかったりしたし。テレビはほとんど見ないのでせめて映画を。

というわけで、今年の後半はかなり集中して見てました。「LOST」や「ザ・パシフィック」とかのドラマは含まず70本くらい。それまでが少なすぎた僕としては相当多い。毎晩欠かさず1本見るって人もいますから、それにくらべたらぜんぜん。当然だけど本数は重要じゃないと思ってます。映画から創作方面を学ぶとすれば、たくさん見るより厳選した映画を何度も繰り返し見るほうがたぶん有効。でも今はとにかく本数をかせいでうすく広く!

ここ数年、「ヤンス!ガンス!」プロジェクトの参加を含めて自前コンテンツ制作にちょっと興味が出ていたところへ、別件でショートアニメシリーズの企画を出すみたいな話がありまして、企画やストーリーを考えるめずらしい機会になりました(企画の話は尻すぼみに消えましたが)。

で、たとえば「主人公の二人組が悪の組織に追いまわされるギャグアニメ」みたいな話を作ろうとして、「二人組の映画っていっぱいあるよな」と思って具体的に思い浮かべようとすると、そういえば「ブルース・ブラザース」って見てないな、と思い至る。

見なくてもいい、見ないほうがいいという意見もあるでしょうけど、簡単に見れるのに見ないわけにもいかないだろうな。・・・そんな感じで、少なくともジャンルの代表作みたいな映画くらいはクリアしておこうってコトです。

あと、映画関係の人と会う機会があって、その人の会社の作品をぜんぜん見てないのはヤバイってことで、前日までの数日間で10本くらい見るとかしました。

以前は、まとまった時間がとれないからと一本の映画を数十分ずつ一週間かけて見るみたいなことやってました。一週間ずっとその映画のことが頭からはなれず「あのシーンは面白かったな」「続きはどうなるんだろう」って感じが続いてなかなかいいんです。映画の流れや時間配分みたいなことを気にしだした最近は、できるだけ中断せずに一回で見終わるようにしてます。

「若大将シリーズ」や「無責任シリーズ」とかもまったく見てなかったのが「引け目」みたいに思えてたけど、もう大丈夫。一本ずつ見たからオーケー。

余談。「ブルース・ブラザース」は公開当時映画館で見て、途中で堪えられず席を立った。そんなことした映画は過去この映画一本だけ。今年あらためてDVDで見ましたけど、あんまり印象変わってなかった。 記号としての黒服二人組は魅力的であるものの、あまりに傍若無人なギャグの連続で、ちっともノレなかった。あと、たまたま続けて見た「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」の大枠がほぼ同じでびっくり。どちらも、二人組が世話になった施設の立ち退きを避けるべく、大金を用意しようとする話。

●つまらない映画ほど面白い?

ハリウッド映画一辺倒だった僕にしてはめずらしく、日本の娯楽映画も十数本くらい最近見たわけですが、共通するイマイチ部分が多い。「説明過剰/不足」「見てりゃわかる心の内やテーマをセリフでしつこくしゃべらせる」「クライマックスやサスペンスの盛り上がりを細切れに断ち切る」「ストーリーが結着してからがやたら長い」「悲しい場面で悲しい音楽などストレートすぎて興ざめする劇判音楽」「スタイリッシュを狙ってスベッててダサイ」、などなど。

もちろんハリウッド映画にもそうしたイマイチ部分のある映画は多いけど。日本映画にそれを特に強く感じるのは、普通の日本人はそうした部分をマイナス点と思わないのかもしれない。評価が高いはずの「十三人の刺客」でさえ強くそう感じましたから。

僕は基本的に映画とかつまらなかったら負けだと思ってます。楽しめなかった自分が悪い。っていうか、自分がターゲットに含まれない作品を楽しめないのは当たり前。テレビのCMでもとんでもないものつまらないものもいっぱいあるけど、僕が何を思おうが関係ない。僕はターゲットじゃないから。そのCMが心に響いて商品を買う人たち向け限定で作ってあるから。

あと、「面白くて素晴らしい出来の作品を見て感動して終わり。」よりも、ツッコミどころ満載のダメダメ作品を見るほうが、収穫多くてトータルでは楽しめるってこともあります。たとえば「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は作品としては「?」ですが、見に行ったからいろいろしゃべれたり書けて楽しかった。

完璧に面白くよくできた作品を見てもなぜ面白かったか結果論でしか言えないけど、つまらない作品だとなんでつまらないか、どうしたら面白くなるか考えたりするのでそれが楽しい。「成功者の自伝は参考にならない。失敗した人の自伝のほうがヒントがいっぱい」みたいなアレですが。つまらない映画をわざわざ選んで見ようとまでは思いませんけどね。

でもやはり評判のいい作品を見たくなっちゃう。でも傑作と言われる作品は期待してハードルをわざわざ上げちゃうからつまらなく感じることが多いという困りもの。先週「SUPER8/スーパーエイト」を見ましたが、さんざんな悪評を聞いていたのでまったく期待せずに見たら、けっこうおもしろかった。やっぱ期待度ゼロが最強!

謎で引っぱる良質なジュブナイル映画だったのに、途中からせっかくの謎を放り出して安っぽいモンスター映画になってしまうチグハグは感じましたけど、たぶん「子供向け映画の雰囲気を大人の視点から楽しむ映画」なんじゃないかと思いました。どういうスタンスで見るのがいいか早めに見つけ出す。それが自分に合わなそうな映画を楽しむコツじゃないかなと。

ところで、映画一本は2時間くらいで見終わるのに、見終わってからウェブでいろいろ調べたりレビュー読んだりTwitterに書いたりするのに半日以上使っちゃうっていいのか悪いのか。とりあえず、映画をネタにいろいろ調べたり考えたりしゃべったりすることも含めて娯楽なんだなあと。

2011/12/19

とっても滑らか、スラスラ

鉛筆やボールペン。日本の製品ってほとんどが「とっても滑らか、スラスラ」って方向ばかりに行ってるけど、僕はといえば滑らかすぎて書きにくい。適度に摩擦がないと書きにくいと思うのだが。

特に鉛筆。uniとかスルッスルに滑らかだけど、あれで字や絵なんか書く気がしない。その点、ファーバーカステルは摩擦があって描きやすい。ステッドラーも。メーカー品じゃない安い鉛筆がいい感じです。実は数年前にもらった宣伝ロゴ入り鉛筆が非常に描きやすくて、思いついて書いた次第。

ファーバーカステルのGrip2001っていう三角断面でラバーのポチポチ付き鉛筆の書き味が好きなんだけど、三角で持ちにくいのでペンシルホルダー必須なのと、ラバーが風化して周囲にくっついたり汚すのが欠点。芯は他製品と共通なのかな? つーか、芯ホルダーやシャープペンの芯。いろいろ買いすぎて、今の調子で使ってるとおそらく今後500年は芯を買わなくていいかも。

日本語は漢字とかで画数が多いから滑らかでないと疲れやすいとかの意見があるんだろうけど、滑らかスラスラって謳い文句が一人歩きして書きやすいのと別の方向に無駄に進化してるような気がする。

ノートの紙も同様。やはり滑らかを売りにしてたりする。RHODIAやモレスキンやMDノートの紙は摩擦ちゃんとあるぞ。コクヨはそのへん気がついたらしく、ルーズリーフ用紙で「しっかり書ける」っていう紙を出してる。これは鉛筆やシャープペンが滑らなくていい感じ。この方向が拡大していくといいな。

要するに、滑らか具合が進んだ結果「ガラスに書くような滑らかさ!」になったらさすがに誰も喜ばないでしょ?ってことは、最適な摩擦がどこかにあるわけで。それは滑らかさ優先とは意味がちがう。

2011/12/11

液晶タブレット復活! DTI-520UB

数ヶ月前、12インチCintiqを手放したばかりなのです。液晶タブレットはビニールなどで調整しても摩擦の感触が気に入らなかったり、普通のタブレットが異様に描きにくく感じたり、そもそも12インチは小さすぎ。だんだん使わなくなってきてたんです。

ところが、液タブの代用として活用しようと思ってたiPadも、本格的に使ってみると狭い上に大ざっぱな殴り書きスケッチくらいにしか使えない。板タブ描きも相当慣れたとはいえ、液晶タブレットの早描きも捨てがたい。ラフ描きの仕事が多くなってきた先週、ついに「ポチッとな!」してしまいました。

液晶タブレット復活! WACOM DTI-520UB。アマゾンですごく安かったのに、迷ってるうちにずいぶん値上がりしちゃった。それでも激安の液タブ15インチ。

VGA接続なのでMacBook Proにはアダプタが必要。届いた夜に「Apple mini displayport to DVIアダプタ」+手持ちのDVI-VGA変換アダプタでやってみたら、合わなくてダメでした。翌朝「Apple mini displayport to VGA」アダプタを買ってきました。

液晶の色は、「タッハッハー」って感じで視野角もコントラストも浅くていかにも安い液晶。本体やシステム環境設定の「ディスプレイ」で調整しても、少々コントラストを上げられる程度。色が重要な仕事はちょっと無理でしょうけど、僕的にはスケッチやラフ専用だから問題なし。

ドライバはBambooと共通。新しいドライバでは以前の対角線上の2点から四隅の4点合わせ方式に変更されている。12インチでは位置合わせに苦労して結局デフォルトで使うのがいちばん合ってる体たらくだったけど、DTI-520で4点合わせすると、魔法のようにほぼ全画面でカーソルとペン先がピッタリ合う。なんだこりゃー!って叫ぶくらい。

今まで位置合わせにどれだけ苦労してきたことか! 従来はカーソルとペン先がずれまくって、実際のところ画面の中央部でしか描けなかったんです。ほぼ全面を使ってドローイングできる!この点だけでも今まで使ってみた液タブでいちばん快適!

デジタル出力をアナログ変換してるからかもしれないけど、画面がウニウニ細かく揺れる。まあ、耐えられないほどじゃないですが。BootCampのWindows7でもやってみたけどほぼ同様。アナログVGA端子のあるPCだったら多少マシなのかも(何か電化製品と干渉するらしい。揺れないことも多い)。

使い心地。Cintiq12インチが狭くてしかたなかったので、15インチは広く感じる。手先でちゃっちゃか描くには最適のサイズ。 スタンドを90度の角度で取り付け直せば縦位置で使える。ただ、ケーブルの取り回しがウザいし、横位置でも十分快適なので、横位置に戻しましたけど。15インチのサイズは大げさになりすぎないのでイイです。21インチや24インチのCintiqは大きすぎて専用の机を用意したり仕事場環境全体を整えなきゃいけないから。
ケーブルはUSBとVGAケーブルが束ねてある。僕も以前ひもで束ねてたことあります。電源ケーブルは別。12インチCintiqは「コントロールボックス」と電源トランスが別で非常に邪魔だったのですが、それよりはマシ。しかし、やはりケーブルはウザい。15インチか17インチでパソコン組み込みの液晶タブレットがあったら飛びつくのになあ、と10年以上も言ってるけど。

ワコムのサイトを見ると、このDTI-520UBはすでに販売終了製品。大型Cintiqが品薄で市場にほとんどない状態が続いていて、しかたなく法人向け機種の在庫を出していたと思われる(たぶん)。大型Cintiqが普通に出回るようになってきたので役目終了かな? 後継機種や法人向け液晶タブレットはいろいろ出てます。ワコムの液晶タブレットはCintiqだけじゃないんです。

ところで、DTI-520UBの画面の上下にボタンがいっぱいありますが、Macでは使えません〜〜。Windowsではスクロールや修飾キーやファンクションキーとして使えます。あと、ペンにサイドボタンがない〜〜! まあ、安いしね。


例によって、摩擦調整のためにビニールを貼ってフェルト芯で描いてます。スケッチ・ラフ用に限ってですが、超快適。休憩中に液タブで遊んでたら、なぜか仕事のラフを一個上げてしまった。こりゃいいや。

2011/12/01

コピック

「おりゃーっ!」ってラクガキするときのコピックの感触が最高。アルコール性だから、水性サインペンみたいに乾いてる部分と湿ってる部分で摩擦が変化せず安定して描けるところが好き。

いいニオイだし。しばらくコピックで描いてると、アルコールの揮発で酔ってくる。油性ペンやシンナーにくらべりゃ、アルコール臭は無害っぽいいいニオイですけどね。大量に描いて酔っ払ってトリップしながら描くとぶっ飛んだモノが描けるかも。

っていうか、3〜4年前にドローイング用画材のテストの一環でコピックを20本くらい買い、ペン先ニブなどいくつか取り替えて試した後、そのまま忘れてた。当時は下の紙に移るのがイヤだったのと、軸が太すぎたり楕円で描きにくいと思ったのだった。

不要な画材や筆記用具の整理をしててごっそりコピックが出てきて、インクを使い切って処分しようと思ったんだけど、この描きやすさはちょっといい感じ。継続して使うかも。