2009/03/31

TDW_1744


ちょっと必要があってTDW_1320をリニューアル。僕は滅多に「元があるもの」は作らないんだけど、1320は「アントラー」と「メトロン星人」という怪獣を元にシャレで作ったモノ。僕オリジナルとしてはマズい場合があるので作りなおした。でも、前のインパクトは越えられないね〜。
TDW_1320

2009/03/30

グラフィック薄氷大魔王[173]Photoshopの五本指ショートカットキー

最近は、紙に描く以外はほとんどPhotoshop CS4でドローイングしてます。一時は大量に増えてしまって選ぶのも一苦労だったカスタムブラシ(Painterの鉛筆やチョークっぽいものがほとんど)もずいぶん整理した。なにしろCS3までは、サイズを数段階変えたブラシを含めて用意してあったので、たいへんだった。

CS4はPainter風にブラシサイズをショートカット「option + control」でインタラクティブに変更できるので、たくさん用意しなくてよくなった。(っていうか、つい先日まで「[ と ]」キーでもブラシサイズが変えられるのを知らなかったんだけどね。こちらは後述の五本指ショートカットキーを使う場合、右手の一本指で済むのでラクです)。

「回転ビューツール」機能。これがあるのとないのとでは、Photoshopの意味がずいぶんちがう。紙に描いてるときは、実にこまめに紙を回す。描きやすい方向になるように合わせてる。鉛筆を持つ右手だけでなく左手も同等に使ってると思う。ツルツルの机の上で紙に描くときは自在に紙を回して描けるけど、カッティングマットでは摩擦が大きくてうまく紙を回せないので描きにくかったりする。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090325140200.html

TDW_1743

2009/03/27

WACOM intuos4 発表


26日、WACOMのintuos4発表パーティに行ってきました。

WACOM intuos4 製品情報

WACOMのWebサイトのコメントのため、しばらく前から使ってました。使ってみた感想は、提供したコメントのとおりですが、かなり良いです。(WACOMのサイト、現在非常に重くなってます)

intuos4 クリエイターズインタビュー


●超軽いON加重、筆圧レベル2048段階

性能的に一番のポイントとなるのが、ON加重(どれだけ力を掛けるとペンのスイッチがオンになるか)が、intuos3は10グラムに対してintuos4では1グラム!という点。ドライバで最低値に設定した場合、ホントに描画面にペン先がかすかに触れただけで描けます。intuos3より軽い描き味ははっきりわかります。筆圧レベルが倍の2048段階になり、軽い筆圧で描いてるときの繊細さは明らかに段違いです。

これがどういうことかというと、ペンの入り・抜きのブラシサイズの滑らかな変化をどうにか表現できていたintuos3に対して、intuos4ではペンの入り・抜きそのものに微妙な表現を加えることができる。一次元上がったって感じです。さっそくやってるのは、鉛筆を長めに持ってスケッチするように、軽くかすらせるように描くこと。それは今までのタブレットではほとんど不可能だったのです。

●ファンクションキーやホイール

利き手が左右どちらでも、タブレットを180度回すことで左右どちらにもできます。タブレットの端をつかんで書く場合、ファンクションキーやホイールを親指で押せるようになったので、イスに深々と座ったままリラックスして作業できます。4つ並んだボタンは高さに差がつけてあり、どのボタンに触れているか感触だけでわかるようになったのもスゴイです。(ぜいたく言えば、手を固定して親指が動く数センチの範囲に全部のボタンやホイールがあると使いやすいのにな。4つのボタンは5ミリ間隔くらいでも十分使えるはず)

ホイールは中央のボタンを押して割り当て機能を切り替えられ、ブラシサイズ変更や画面拡大縮小、Photoshop CS4の画面回転にも対応してます。まあ、僕の場合、もともとファンクションキーは使わないし、3Dソフト等も含めてキーボードショートカットのほうが便利なことが多いですけどね。僕は全体にカッティングマットを載せちゃうのでボタン等は見えません。ただし、延々ドローイングするときなど、キーボードに手を置かずにリラックスして使えるように慣れたいと思います。

ファンクションキーには割り当てた機能が有機ELで表示できます。どのボタンに何を割り当てたか忘れちゃうのが、今までボタンを使わなかった理由の一つでもあるので、これは便利です。大賀葉子さん情報で、この表示は顔文字もOK、ってことでやってみました(写真)。文章も2行まで入ります。


●タブレット上の拡大ツール、プレシジョンモード

ファンクションキーに割り当てられる「プレシジョンモード」は、ボタンを押している間だけタブレットの割り当て面積を拡大(縮小かな?)してくれる機能。小さいサイズのタブレットでは画面上の小さい部分を描くのは物理的にむずかしいわけだけど、プレジションモードでは画面の一部分にタブレットの描画面全部を割り当ててくれる。

たとえば、キャラクター全体を表示して描いてるとき、目の部分だけはキッチリ描きたい場合、プレシジョンモードなら画面を拡大しないで詳細な描写が可能だ。小さいタブレットが一時的に巨大タブレットに変身しちゃう。要するに、「大きなタブレットは小さなタブレットを兼ねられるが、その逆は無い」ってのがひっくり返ってしまうわけです。普段はファンクションキーは使わないかもしれないけど、これだけは使いたい。

●ペン、その他

標準のグリップペンはちょっと短くなりました。苦手だったintuos3の標準ペンよりも、太い部分が前方に移動しているため、違和感が少なくなった。極太のグリップも付属。これ、けっこう描きやすいです。僕的には、クラシックペンもちゃんと用意されてるのがありがたいです。ペンスタンドには芯をストックしておけます。
USBは直づけでなくミニサイズのコネクタになってます。タブレットの置き方や好みで、手前と奥の2つのコネクタを選べます。


初代intuosが出たとき、もうこれ以上タブレットに進化の余地はないだろうと思ったものですが、予想を越えてどんどん使いやすくなっていきますね。intuos4について詳しくは海津さんとYOUCHANさんのレビューがありますのでそちらを見てね。

海津さんのレビュー

YOUCHANさんのレビュー

昨日の発表パーティ、前回のintuos3発表のときにも招かれましたが、メーカー主催でクリエイター参加パーティとしては今までで一番素晴らしいんじゃないかなくらい素晴らしく、今回も楽しみにしてました。やはりすごくよかったです。MacWorldなどのイベントがほぼなくなってしまい、知り合いのクリエイター大集合的なパーティが滅多になく、こういうイベントが年に一度くらいあればなあと思いました。ところで、例のプロ向けDJ機器「WACOM nextbeat」は残念ながら展示されてませんでした〜。


参加クリエイターに配られた名前入りのペン。これぶらさげて会場のあちこちのintuos4で描いてデモしてね、ってもの。

TDW_1740

2009/03/23

グラフィック薄氷大魔王[172]Parallelsと、ハードディスクが行ったり来たり その2

USBの外付けHDDからOSXを起動できるなら、ParallelsでXPも使えちゃうぞ。じゃあ、Bootcampパーティションはいらないから、一旦MacBook Proに戻して削除。またMacBook AirにUSB接続してリモートディスクでアプリをインストールしてたら、WindowsのディスクがParallels内XPに認識されない。しかたないのでまたMacBook Proに戻してアプリインストールだけしよう。その前に速度テスト。1.6GHzのMacBook Airでは、外付けHDD起動のParallelsはかなり動作が遅い。・・・・が先週までの経緯。

・07 HDDをMacBook Proに戻す(3回目だ〜)

外付けのままではXP用アプリをインストールできないので、HDDをMacBook Proに戻した。もう慣れたわ。分解〜組立の作業はだいたい20分くらいでできるようになった。以前は2時間くらいかかってた。

・08 急展開! ParallelsのBootcamp起動

そこへブログのコメントで新情報。Parallelsから、Bootcampパーティション上のWindowsを起動できるとのこと。それができることは知ってはいたんだけど、不安定とかいちいちWindowsの認証を要求されてややこしいとかの不評を聞いてたので選択肢になかったのです。コメントによれば、ちゃんと使えるらしい。それはやってみたい!

・09 BootcampのXPをParallelsで起動

Parallels内のXPを削除し、またBootcampパーティションを切り、ここ数日間で3〜4回http://www.blogger.com/img/blank.gif目のXPインストール・・・。前回同様に3ds Max 9とmodo302だけ入れてみた。ParallelsでBootcampパーティションのXPを使う設定を済ませ、起動! 他パーティションのXPがParallelsの中で動いてる。うおー、こりゃ画期的だ。つまり、Macで見れないWebサイトやデータコンバートなどで、ちょっとだけXPを使いたいとき、ParallelsでXPが使える。また、3ds Maxなどを本気で使う場合はBootcampからXPを起動して使える。

・10 あれ? ホントに便利なのか?

お手軽モードと本気モード、2つの起動方法が選べるぞ・・・・と思ったものの、落ち着いて考えてみると、利点は再起動せずに済むこととパーティションを切らなくていいことだけで、XPを起動するのはBootcampも同じ。Parallelsの中でXP起動はちょっと時間かかるし、アプリの動作も遅い。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090318140100.html

TDW_1736

2009/03/18

WACOM nextbeat

「WACOMがプロ用DJ機器に参入」の製品Webサイトが公開された。

http://www.nextbeat.net/


うわうわわ、予想してた50倍くらいカッコイイわ。びっくりした。
こりゃ、ほとんど楽器だ。PACEMAKERの親玉みたいなもんかな。
「右のターンテーブルとミキサーの部分がジャキーンと上に持ち上がるみたい」と先日書いたけど、取り外せるんだ〜。この部分だけ持って演奏。

TDW_1731

2009/03/15

WACOMがプロ用DJ機器に参入!

WACOMが得意のセンサー技術を活かしてプロ用DJ機器に参入するそうだ。

http://www.wacom.co.jp/corporate/news_detail.php?id=205

一昨年、WACOMの20周年パーティかなんかで、開発中の試作品を女性DJの演奏でお披露目するのを見たような気がするけど、あれがこれか〜。タブレットの超繊細なセンサーを使えば、いろんな方面に参入できると思ってたけど、ついにホントにヤルんだ。
僕的には、さすがにDJやりたいとかはぜんぜん無いけど、おもしろそうだなあ。なんかワクワクする。

nextbeat専用WEBサイトが3月18日にオープンするそうだ。
http://www.nextbeat.net

グラフィック薄氷大魔王[171]Parallelsと、ハードディスクが行ったり来たり

「Parallels、なかなかイイ。しばらく試してみてイケるようなら、Bootcampのパーティションを削除しちゃうつもり。」とか先週書いたのですが、いろいろ試した末、ちょっと違う方向に進んでしまいました。紆余曲折すぎて僕自身でさえ混乱しますけど、番号つきで書いてみます。

・00 Parallelsの発見

まず、Parallelsを試す直前の経緯。BootcampにXPをなんとか入れることができ、3ds Max 9とmodo302だけインストールして使えることだけ確認。その上で、Parallelsを入れてみたら、おお! こっちのがいいかも! が先週の段階。

・01 外付けUSBのHDDから起動可だって!

そんなときに知ったのが、「USB接続のHDDからOSXが起動できる」ってこと。以前はダメじゃなかったっけ? そんなことができるんだったら、緊急持ち出し用にもう一台のノートパソコンをわざわざ整備しておかなくても、USB外付けHDDにOSXとParallelsのXPと必要なアプリを入れておき、メインマシンのDocumentフォルダから必要なものをコピーしておけばいいわけだ。

ということは、MacBook Airだけで済ませられるぞ。Airの内蔵HDDは80GBしかなく、Dropbox同期させたら容量がほとんどなくなってしまい、大容量のアプリやライブラリをインストールできない。500GBの外付けHDDで起動できるのなら、容量の心配もなくなる。こりゃあ完璧だ。

・03 USB起動に成功

HDDをMacBook Proから取り外して「裸族のお立ち台」でMacBook Airに接続して試してみたところ、読み込みは多少遅いけど、ちゃんと起動できるしParallelsも普通に使える(外付けHDDのBootcampのXPから起動できれば最高なんだけど、それは不可でした。実現させる方法もあるらしいけど、コマンド打ちとか精通してないと無理そう)。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090311140100.html

2009/03/11

新iPod shuffle

もう笑っちゃうくらい小さい。旧iPod shuffleの半分だって。これは、さすがにホシイ!
http://www.apple.com/jp/ipodshuffle/

紹介ビデオの中で、イヤホンジャックに突っ込む映像があるんだけど、なんかスケール感が間違ってるんじゃないかと一瞬不安になったほど。で、USB接続だそうだけど、このサイズではiPod標準のコネクタは使えないだろう。ミニUSBジャックがどこかにあるんだろうけど、ギャラリーの写真には写ってない。どこだ? 旧クリップ型ShuffleのUSBもどこにあるか知らないけど。再生時間が10時間と短めなのは惜しいけどね。
あと、付属のイヤフォンは音漏れする普通のタイプだけど、最近発売のインイヤー型リモコン付きイヤフォンが使えるんだろう。すると、本体と別売りイヤフォンを同時に買わなくちゃならない。う〜ん、商売うますぎ。

ここまでシンプルに小さくなったんなら、もうそろそろイヤホンにiPod shuffleを組み込んじゃってほしいな。

■追記 HiRON氏に教えてもらいました。クリップ型以降のiPod shuffleのUSBポートって、イヤホンジャックに統合されてるそうです。大胆なことするなあ。

2009/03/04

■グラフィック薄氷大魔王[170]今さら「Parallels Desktop for Mac」を使って驚いた

まだまだ使うぞと先週書いたMacBook Pro。ハードディスクを500GBに換装していろいろセットアップ。しかし、BootcampのXPのインストールになぜか失敗してしまい(注1)、しかたなく「Parallels Desktop 4.0 for Mac 」の2週間試せる試用版を入れてみました。

http://www.parallels.com/jp/

Windows2000の頃にVirtual PCを使ってましたが、当時のマシンパワーではめちゃくちゃ遅かった。その印象があったので、ParallelsやVMWare Fusionなど他の製品を含めて仮想マシンには興味なかったのです。(Virtual PCを検索したら、無償ソフトになってるんですね。ただし、Mac版は有償な上に現在開発が止まってる模様)。

ParallelsのXPインストールは非常にスムーズで、簡単に完了。起動してみると、なかなか快適。旧式のMacBook Proでは遅いだろうと思ってましたが、IEやFirefoxの動きは意外にキビキビしてます。もちろんGyaoも見れます。

続きは
日刊デジタルクリエイターズ■グラフィック薄氷大魔王[170]
今さら「Parallels Desktop for Mac」を使って驚いた

2009/03/01

Photoshopの画面回転のショートカットキー


あれ〜〜! 3月になっちゃった。何か一個ずつでも毎日書こう。

Photoshopの画面の回転のショートカットキーの「R」が遠くてやりにくい。・・・ああそうか、わかった。ツールのショートカットを変えちゃえばいいんだ。

ブラシを「S」、消しゴムを「D」、画面回転を「A」にしてみた。すると、キーボードの左端の手の位置をほとんど変えずに描画操作ができる。「A」の隣の「Shift」を同時押しで角度制限しながら回転もできる。

左手の小指・薬指・中指・人差し指・親指が、そのまま「回転の角度制限」「画面回転」「ブラシ」「消しゴム」「画面スクロール」と並ぶ。「command++(ー)」で画面の拡大・縮小などcommandキーが必要な場合は、親指を内側に曲げるだけ。とても快適。