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2010/02/28

グラフィック薄氷大魔王[209] WACOM intuos4のワイヤレスモデルが登場!


intuos4のBluetoothワイヤレスモデルが出ました! USBケーブルの代わりにBluetoothでワイヤレス接続できる高性能タブレットintuos4。さっそく、デジクリに書くために実機をお借りしまして、しばらく使ってみてます。


味も素っ気もなく言ってみると、「Mサイズのintuos4が外観も描画性能もそのままにワイヤレスになっただけ」。・・・本当に、ワイヤレスになっただけなんですが、その点がスゴスギルのです。

性能やファンクション等の機能も有線版intuos4と同じ。縦横サイズは数ミリ小さく、厚みは少し大きい。描画面のサイズも少し小さい。重量はスペック上はなぜかワイヤレスのほうが少し軽いです。Bluetooth FAVOの時は、有線FAVOより分厚く重かったんです。

バッテリーはまだ使い切ったことがないですが、スペック上は(本体ファンクションディスプレイの表示をオフの状態で)18時間とあります。Bluetooth FAVOは25時間でした。実は、ワイヤレスのintuosを出してほしいとしつこく要望してたのですが、無理と言われてました。主な理由はintuosはFAVOより電力消費が格段に大きいためバッテリー搭載が困難とのことでした。

うれしいことに、intuos4ワイヤレスはバッテリーが簡単に着脱できるようになってます。予備のバッテリーを数個用意しておけば、長時間使い続けられる。(Bluetooth FAVOでは、開けにくいフタをこじ開け、引きちぎれそうな極小電源コネクタのケーブルを注意しながら接続する必要がありました。)

USBコネクタもついており、パソコンに接続して充電もできます。おもしろいのが、そのまま通常のUSB接続タブレットとして使えること。パソコンのBluetoothをオフにしても使えます。充電は市販のUSB式のACアダプタでも可能だそうですが、予備バッテリー用の専用充電器も発売してもらえば充電時も含めて完全ワイヤレスにできるぞ。

続きは

補足■デジクリ本文には「布製のキャリングケースが付属」とありますが、配送用に古いノベルティを使い回したものだそうで、勘違いしました。キャリングケースは付属しません。

2009/11/12

■グラフィック薄氷大魔王[199]This Is Itとメイキングの魅力

(ブログに載せてないデジクリ連載がずいぶんたまってますが、この話題は期限切れが近いので先に載せます)

ストーリーのある映画ではないし詳細はたいして書きませんので、「ネタバレ」には当たらないと思いますが、予備知識なしのまっさらの状態で見に行きたい人は読まないほうがいいかもです。

「マイケル・ジャクソン This Is It」。周囲であんまり評判がいいので、観てきました。月曜の午前中なのに全席指定でほぼ満席ってのは、近年では珍しいんじゃないかな。最初、2週間限定公開のはずが、延長されるのもうなずける。上映中の7割の劇場で11月27日(金)までやってるそうです。前から3列目の左端の席から見上げる形だったので、首と腰が痛くなってしまいました。

MJ、本当にもったいないです。リハーサル映像を見る限り、ぜんぜん元気じゃないですか〜。深刻な不眠症に悩んでいたMJが使用した麻酔薬の事故だったらしいですが、本人も死んだことに気がついてないかもしれない。

映画はよかったです。コンサート全体の時間軸に沿ってリハーサル映像や素材映像・テスト映像などで構成したものに、スタッフや共演者のリハーサル当時のコメントを加えた感じ。記録映画というよりも、DVDの特典映像ディスクって感じです。実現しなかったけど、50カ所のコンサートツアーが終わってから発売されたであろうThis Is Itツアー2枚組DVDの特典映像ディスクのほうです。これ、史上初の本編が存在しないメイキングかも。

客のいないリハーサルだし、段取りや演出を詰めている段階の映像も多い。なので、MJも100%の力を発揮してるわけじゃなく、歌もダンスも力をセーブしていて多少ゆるい箇所が多々ある。だって、照明やセットの位置合わせのために本気で何十回も歌ってたら身が持たないだろうし。女性とのデュエットではつい本気で歌ってしまい(本人曰く、歌わされた)、スタッフに文句を言ったりしてる。この映画がMJの集大成として見られてしまうとしたら、ちょっと違う気がする。あくまで「リハーサル・練習風景のスナップ」として見ないと。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20091111140100.html

2009/07/19

■グラフィック薄氷大魔王[186]超特大サイズのモレスキンノート!

こないだ文具店に行ったら、目を疑うものが売られていた。A4サイズの特大モールスキン、FOLIOコレクションという新シリーズだそうです。罫線つきのルールド、白紙のプレーン、厚い紙のスケッチブック、水彩紙の水彩画用アルバム、アコーディオン式で袋状のポートフォリオなど5種類のラインナップ。っていうか、A4サイズで驚くのはまだ早い。なんと超特大のA3サイズも用意されている。在庫がなくて実物は見れなかったけど。

(いや、モレスキンと書かなくちゃいけないな。モールスキンでは何のことかわからなくなってるかもしれないので、ちょっと不本意ではありますが、これからモレスキンと呼びます)

で、以前から何度か書いてますが、あこがれのノートだったモレスキンを使い始めたものの、いろいろ紆余曲折の末、2冊を使い切らないうちに使用を中止しました。要するに、僕のノートやスケッチブックに対する変な思い入れやこだわりが強すぎて自然体で使えず、あげく、「ええいっ! ノートやスケッチブックみたいに紙を束ねた製品は金輪際使うのはやめだっ! ペラの紙だけ使うぞ。」ってことになったのです。
続きは

2009/07/11

■グラフィック薄氷大魔王[185]iPhone OS 3.0のメモ同期とEvernote

Mail.appの「メモ」がiPhone/iPod touchの「メモ」アプリと同期できるようになった。これ、ずっと待ち望んでいた改良点なんですけどね。・・・。せっかくEvernoteを使い慣れたのに〜、同期が実現した今となっては「メモ」のほうが手軽で便利に思えてしまう。Evernoteを知って以来、Mail.appの「メモ」はほとんど使ってなかったんですよ。メモも原稿書きも全部Evernote。

EvernoteにもiPhoneアプリがあり、本家サーバーといつでも同期できるのです。っていうか、ネットに接続してさえいればパソコンからでもiPhone/iPod touchからでも、書いた端からサーバーに上がって同期される。ポケット一個的メモ機能としては完璧。

ただし、いくつか難点がある。iPhone/iPod touch(以下iPod touchと書きます)内のEvernoteには、メールアプリと同じく、過去にウェブからiPod touchに読み込んだ内容しか保存されていない。オフラインで全ての情報をiPod touchで見るには、あらかじめ読み込んでおかなくてはならない。動作も重い。iPhone OS 3.0から搭載された全検索機能でEvernote内が検索されないらしいのも残念(Evernoteにも検索機能はあるので致命的ではないけど)。

また、Evernoteを本格的に情報倉庫として使っている人なら、ウェブページ丸ごと保存とか画像をどんどん放り込んで保存とかしてると思います。何しろ有料のプレミアム会員なら一ヶ月最大500MBの情報をアップできるのです。iPod touchじゃ容量が心許ない。

続きは↓

■グラフィック薄氷大魔王[184]MJとFFと、その頃のいろいろ

同じ日に亡くなるとは。マイケル・ジャクソンとファラ・フォーセット。

ジャクソン5とかぜんぜん知らなかった。80年代の初め頃、日本でスクーターのCMに出てたんだよね。ダンスがうまいかわいらしい男の子だなと思いました。その後すぐに「今夜はビート・イット」や「スリラー」で大ブレイクすることになるわけです。

すごいファンでもないんですが、「スリラー」のLPをはじめ、アルバムやCDはほとんど買いました。ブレイク以降の彼の曲は、お金をふんだんにかけて世界最高の才能を集めて作ったら、どんなポピュラー音楽(と、ミュージックビデオ)を作れるか?の実験みたいで、ゴージャスで好きです。あと、プレスリーもビートルズもリアルタイム体験としては知らないので、彼らに匹敵するであろうMJくらいは追尾しておきたいという気持ちもあったし。

当時はMTVの流行り始め。金曜の深夜にやってた「SONY MUSIC TV」を延々見てました。MJのビデオが流れるのを待ってたのです。ついでにいろんなアーティストを知ったし、いろんな映像表現も覚えました。まだビデオデッキを持ってなかったってことが一つのキーになってると思う。食い入るように見て目に焼き付けるしかなかった。

1983年秋にようやくVHSビデオデッキを購入したけど、主な目的は水曜ロードショーで初放映されたスター・ウォーズ。実は購入が間に合わず、勤め先のデザイン事務所の近所の電器屋さんに頼んで録画してもらい、店頭で再生して見ました。それを家で見るためにビデオデッキを買ったのです。

続きは↓
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090701140300.html

2009/06/29

■グラフィック薄氷大魔王[183]ゆるキャラじゃないもの、不便なカタカナ英語

●ゆるキャラじゃないもの

「ゆるキャラ」って、「地域の団体などがシンボルキャラクターを作ろうとしたけど、思い入れが先走りすぎったのかトンデモなキャラクターになってしまった。しかし、そういった出来損ないのキャラクターたちは結果的にイイ味を出してるという、みうらじゅん氏によって発見された鑑賞方法で見た、キャラクターたち」だと思ってました。大げさに言えば「超芸術トマソン」のような、別の見方・楽しみ方の発見というアートみたいなもんかな。

なので、専門家によってデザインされた「はばタン」「ひこにゃん」「ニャンまげ」「せんとくん」等は、ゆるキャラとは呼びにくいなあ。でも最近は、そういった前提など関係なく、なごみ系のマスコットキャラクターは即、ゆるキャラと呼ばれちゃってるようですね。また、ゆるキャラという見方ありきで、ウケ狙いでわざと変なマスコットを作るところも出てきてるようです。

呼び方は定着しちゃったら何でもいいですけどね。親しみを持って呼ばれてるんだし。

●不便なカタカナ英語

先日、ある発表会で「デジカメで撮らなきゃ!」という貴重な機会があった。撮ろうとしたら、液晶に「ライトプロテクト」ってカタカナの注意メッセージが出て、シャッターが切れない。焦った。デジカメ的にライトプロテクトって「Light Protect」だと思いますよね、っていうか思っちゃったんだけど。光量とかホワイトバランスとかフラッシュライトなど照明系の機能がロックされてるんだろう、って。全部初期設定に戻すとかやってもダメ。メッセージはどうしても消えない。

続きは

2009/06/16

■グラフィック薄氷大魔王[182]「紙の本」VS「ディスプレイ」

一般に本は、「いつでもどこでも広げて読めるし、電気もいらないし、ペラペラめくれば内容を大まかに把握できる。デジタルにはマネのできない長所だ」と言われている。

でも、本を読む(見る)には、まず、本の実物が手の届く範囲にある必要があり、本棚から目的の本を見つけ出さなきゃいけない。座る場所を確保しなきゃいけないし、照明のために電気が必要だ。冊数が多ければ置き場所も大変だ。

大きな画集などを見る場合はもっと極端で、重い本を取り出して持ってくるのがおっくうじゃない程度の気力と体力と、本を安定して置ける机としっかり調整された照明が必要になってくる。好きでよく広げる本ほど痛みが激しく、洋書など糊がバリバリになってページがどんどん抜け落ちてしまう。消耗していく。紙の束に特別な価値を見いだしているのでないかぎり、本は、実はかなり不便だ。

その点、パソコンのディスプレイで読む場合(たとえばPDF)、照明も角度も完璧、重さはゼロ、目的の箇所は検索すれば出てくるし、バックアップさえ可能。それに、以前はパソコンの処理速度が遅くて現実的じゃなかったペラペラめくるのだって今ならぜんぜん可能だ。

なんでこんなこと書いてるかというと、またまた本の大処分をしたのです。昨年、かなり処分したのですが、あんなもんじゃないです。今度はマジ本気です。古くは30年以上前に買った本も含め、持ってた本のうち、たぶん三分の二、いや、四分の三くらい処分しました。

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http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090610140400.html

2009/06/15

■グラフィック薄氷大魔王[181]ありったけScanSnap

ScanSnapを新調しました。基本的にMac以外でスキャン作業はしないと思われるので、Mac専用の「ScanSnap S300M」です。ドライバをダウンロードすればWindows用モデルもMacで使えるそうなので、Mac専用モデルでなきゃいけないこともないんだけど、白いボディに惹かれました。

「S1500M」の「A3サイズ対応」も魅力的だったけど、「S300M」の「USBバスパワー対応」が決め手になりました。ところが、この「USBバスパワー対応」にがっかり。スペック詳細を良く読めばよかった〜。確かにACアダプタでコンセントに繋がなくてもいいんだけど、読み取ったデータを転送するためのUSBの他に、二本目のUSBをパソコンに繋いで電力を供給する仕様でした。一本で済むのがイイのに〜。

とはいえ、上部の紙フィーダーをたためばスッキリ超コンパクトになるS300M、気に入ってます。必要なとき、電源スイッチを兼ねた上部のフタを開け、パカパカッとフィーダーを伸ばしてササッとスキャン。スキャン速度や画質もスペック上は上位機種と変わらない。少なくとも、以前使っていた初代ScanSnapより明らかにきれいにスキャンできる。紙詰まりの頻度も少ない気がする。ドライバの機能がWindows版より多少劣るようですが、普通に使う分にはほとんど支障ないです。

・参考「7年ぶりに発掘された初代ScanSnap」

ここ数週間、究極の大整理大会をやってました。以前ScanSnapについて書いたときは「もうスキャンする紙がない〜」などと甘っちょろいことをほざいてましたが、今回の整理ではScanSnapが大活躍。テーマは「紙のままとっておく必然性がない紙はすべてデータ化して捨てる」です。以前の決意、「ノートや手帳は金輪際使わない。スケッチもメモもペラの紙に書いてスキャンし、特に必要がない限りスキャンした紙は捨てることにしよう」を過去に遡って完全実践しようってわけです。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090603140300.html

2009/06/14

■グラフィック薄氷大魔王[180]立ったままデスクワーク

それを他人に強制されるのだったら、僕は絶対ヤダ。そんな会社はただちにヤメる。

柴田さんも後記で書いてましたし、某所でも盛り上がってましたが、「本当に『いす』がなかった、キヤノン電子のオフィス」。同社の酒巻社長が書いた「椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!」(祥伝社)という本。効率アップをギリギリまで追求、実践。
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この本は知らなかったけど、「立ったままデスクワークすると仕事が異常にはかどる」というのは経験上知ってました。細かなフットワークというか、机の上での動作の小回りが効くようになるんです。

イスに座っていると、重心が固定されてしまい、隣のマシンにイスを転がすどころか、手を横に伸ばして資料のページをめくるのさえおっくうになってしまうことがある。中途半端にWebを見てるときなど、片肘ついた左手をキーボードまで持っていくのさえ面倒、マウスをタブレットのペンに持ち替えるのも面倒とか。完全集中状態なら関係ないけど、まだエンジンがちゃんと回ってない段階だと、「あ〜、めんどくせー」の積み重ねが時間ロスに繋がるし気分も悪い。(効率を上げロスを少なくすると、遊んだりダラダラする時間を増やせるのである)

一旦、楽な姿勢で安定してしまうとそれが心地よくなってしまい、姿勢を変えるのを苦痛に感じてしまうのだ。反面、立って仕事すると、姿勢を変えたり重心を動かすのが苦痛でなくなり、いつでもどの方向にも動けるんです。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090527140200.html

2009/06/13

■グラフィック薄氷大魔王[179]カーペンターズ、僕的再発見

(日刊デジクリの記事も、こちらに転載するのを忘れてたのでいくつか連続でアップします。)

久しぶりに初代iPod shuffleに曲を自動充填して地下鉄内で聴いていたら、「マスカレード」がかかった。割とよく耳にする曲なのだが、Shuffleの魔力のせいか、なぜ今までこの魅力に気づかなかったのか!と驚いた。20年も前に買った安くてあやしげで音質の悪い3枚組のベストアルバムCDがiTunesのライブラリに含まれていたわけだけど、そのベストアルバム自体、ちゃんと聴いたことがなかった。

偶然聴いた「マスカレード」があんまり美しかったので、この3枚をちょっと聴き込み始めて数日後の先月23日、「シング」を脳内再生しながら銀座の山野楽器を通りがかったら、同じ「シング」がかぶさって聞こえてきた。「カーペンターズ 40/40 ベストセレクション」という2枚組CDの店頭キャンペーン中だった(前日の発売日にはリチャード・カーペンター本人が来たらしい)。なんちゅうタイミング! さっそく購入。

小学生の頃、洋楽のアルバムなど皆無だった僕の家に、なぜかカーペンターズの「ナウ・アンド・ゼン(1973年リリース)」があった。たぶんオヤジが気まぐれに買ってきたものだろう。日曜日には必ずこのレコードがかけられるので、だいたい覚えてしまった。このアルバムには後述の2つの点で僕は大きな影響を受けたのだが、当時は、普通に楽しいアメリカの音楽として親しんだだけだった。自分で針を落としたことは今まで一度もない。30年ぶりに聴いてみたいけど、iTunesストアでは売ってないねえ。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090520140200.html

2009/04/15

■グラフィック薄氷大魔王[176]Cintiq 12インチとメガネと

タブレット話が続きますが、もう一回だけ。

7年以上使ってきた15インチのCintiq。表面アクリルの薄さと適度な摩擦はより大きなCintiqを使った後でも捨てがたく、主にスケッチや下絵用に重宝してきた。でも数年前から画面の左上から左下にかけて、液晶の隅が黒く変色してきた。パネルの寿命です。左上などファイルメニューの右あたりまで真っ黒。「アップルメニューはこのあたりかな?」と見当をつけてクリックとか、かなりしんどい。ならばと、変色した部分がジャマにならないよう、ディスプレイのコントロールパネルで画面を180度逆さにしたり縦長にしたり(スタンドを90度回して付け替える)、だましだまし使ってきたけど、もう限界。

それで、ずっと買おうかどうしようか迷ってきた12インチのCintiqを購入しました。この連載でも何度か書きましたが、実は最近は液晶タブレットを避けてたのです。買わないで済ませたかったんだけど、やはり液晶タブレットが一台もない状態はちょっと不安。

避けてた理由はいくつかあって、「液晶タブレットに慣れてしまうと、普通のタブレットで描きにくく感じてしまうこと」、「描く姿勢が固定されるので疲れる」、「ビニールを貼るなどして工夫しても描画面の摩擦を調整しきれない」などなど。12インチはともかく、21インチCintiqは机の半分を常時占領されることになるし。

それでも惹かれるのは、やはり「締め切り直前のスーパー本気モードで作業するときの驚異的スピード」、「スケッチや下絵など、新しく形を描くときのやりやすさ」など。特に、フィニッシュ用にPhotoshopやPainterで線画を描くときの線のきれいさや作業の速さは何物にも代え難い。

・・・続きはhttp://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090415140200.html

2009/04/14

■グラフィック薄氷大魔王[175]タブレットの大小

intuos4に限らずタブレット全般の「サイズ」の話です。

タブレットを選ぶとき、一般向けのbamboo(以前ならFAVO)か、プロ向けのintuosか、ってのがありますが、性能的には現行の製品ラインでは「高級」か「超高級」かくらいの差なので、プロはintuosを選ぶべきとはぜんぜ思ってません(ただし、bambooは描画面の外の枠が狭い上に傾斜がついていて手がずり落ちてしまうので、僕は好きじゃないですが)。intuos4のON加重が軽くなってスゴイ!とはいっても、微妙な筆圧感知の恩恵を受けないタイプの絵を描く人や、Illustratorのベジェいじりがメインな人には関係ないし。どちらでもお好みで。

もう一つの大きな選択に「サイズ」があります。予算の問題を別にして、どのサイズが使いやすいだろう?ってことですが、これが実はむずかしい。初めてタブレットを買う人には「使いやすいサイズ」の基準がないので、とりあえず中間のサイズを購入してもらって、慣れてもらうか、どうしてもダメか判断してもらうしかしょうがない。

残念なのは、最初に購入したタブレットを「あ、使いにくいや」って放り出してしまう人がけっこう多いらしいこと。先週も書きましたが、使いやすいように工夫したりカスタマイズしたり、サイズを大きいものに買い換えたりした上で結論を出してほしいなと。

続きはhttp://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090408140100.html

2009/03/30

グラフィック薄氷大魔王[173]Photoshopの五本指ショートカットキー

最近は、紙に描く以外はほとんどPhotoshop CS4でドローイングしてます。一時は大量に増えてしまって選ぶのも一苦労だったカスタムブラシ(Painterの鉛筆やチョークっぽいものがほとんど)もずいぶん整理した。なにしろCS3までは、サイズを数段階変えたブラシを含めて用意してあったので、たいへんだった。

CS4はPainter風にブラシサイズをショートカット「option + control」でインタラクティブに変更できるので、たくさん用意しなくてよくなった。(っていうか、つい先日まで「[ と ]」キーでもブラシサイズが変えられるのを知らなかったんだけどね。こちらは後述の五本指ショートカットキーを使う場合、右手の一本指で済むのでラクです)。

「回転ビューツール」機能。これがあるのとないのとでは、Photoshopの意味がずいぶんちがう。紙に描いてるときは、実にこまめに紙を回す。描きやすい方向になるように合わせてる。鉛筆を持つ右手だけでなく左手も同等に使ってると思う。ツルツルの机の上で紙に描くときは自在に紙を回して描けるけど、カッティングマットでは摩擦が大きくてうまく紙を回せないので描きにくかったりする。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090325140200.html

2009/03/23

グラフィック薄氷大魔王[172]Parallelsと、ハードディスクが行ったり来たり その2

USBの外付けHDDからOSXを起動できるなら、ParallelsでXPも使えちゃうぞ。じゃあ、Bootcampパーティションはいらないから、一旦MacBook Proに戻して削除。またMacBook AirにUSB接続してリモートディスクでアプリをインストールしてたら、WindowsのディスクがParallels内XPに認識されない。しかたないのでまたMacBook Proに戻してアプリインストールだけしよう。その前に速度テスト。1.6GHzのMacBook Airでは、外付けHDD起動のParallelsはかなり動作が遅い。・・・・が先週までの経緯。

・07 HDDをMacBook Proに戻す(3回目だ〜)

外付けのままではXP用アプリをインストールできないので、HDDをMacBook Proに戻した。もう慣れたわ。分解〜組立の作業はだいたい20分くらいでできるようになった。以前は2時間くらいかかってた。

・08 急展開! ParallelsのBootcamp起動

そこへブログのコメントで新情報。Parallelsから、Bootcampパーティション上のWindowsを起動できるとのこと。それができることは知ってはいたんだけど、不安定とかいちいちWindowsの認証を要求されてややこしいとかの不評を聞いてたので選択肢になかったのです。コメントによれば、ちゃんと使えるらしい。それはやってみたい!

・09 BootcampのXPをParallelsで起動

Parallels内のXPを削除し、またBootcampパーティションを切り、ここ数日間で3〜4回http://www.blogger.com/img/blank.gif目のXPインストール・・・。前回同様に3ds Max 9とmodo302だけ入れてみた。ParallelsでBootcampパーティションのXPを使う設定を済ませ、起動! 他パーティションのXPがParallelsの中で動いてる。うおー、こりゃ画期的だ。つまり、Macで見れないWebサイトやデータコンバートなどで、ちょっとだけXPを使いたいとき、ParallelsでXPが使える。また、3ds Maxなどを本気で使う場合はBootcampからXPを起動して使える。

・10 あれ? ホントに便利なのか?

お手軽モードと本気モード、2つの起動方法が選べるぞ・・・・と思ったものの、落ち着いて考えてみると、利点は再起動せずに済むこととパーティションを切らなくていいことだけで、XPを起動するのはBootcampも同じ。Parallelsの中でXP起動はちょっと時間かかるし、アプリの動作も遅い。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090318140100.html

2009/03/15

グラフィック薄氷大魔王[171]Parallelsと、ハードディスクが行ったり来たり

「Parallels、なかなかイイ。しばらく試してみてイケるようなら、Bootcampのパーティションを削除しちゃうつもり。」とか先週書いたのですが、いろいろ試した末、ちょっと違う方向に進んでしまいました。紆余曲折すぎて僕自身でさえ混乱しますけど、番号つきで書いてみます。

・00 Parallelsの発見

まず、Parallelsを試す直前の経緯。BootcampにXPをなんとか入れることができ、3ds Max 9とmodo302だけインストールして使えることだけ確認。その上で、Parallelsを入れてみたら、おお! こっちのがいいかも! が先週の段階。

・01 外付けUSBのHDDから起動可だって!

そんなときに知ったのが、「USB接続のHDDからOSXが起動できる」ってこと。以前はダメじゃなかったっけ? そんなことができるんだったら、緊急持ち出し用にもう一台のノートパソコンをわざわざ整備しておかなくても、USB外付けHDDにOSXとParallelsのXPと必要なアプリを入れておき、メインマシンのDocumentフォルダから必要なものをコピーしておけばいいわけだ。

ということは、MacBook Airだけで済ませられるぞ。Airの内蔵HDDは80GBしかなく、Dropbox同期させたら容量がほとんどなくなってしまい、大容量のアプリやライブラリをインストールできない。500GBの外付けHDDで起動できるのなら、容量の心配もなくなる。こりゃあ完璧だ。

・03 USB起動に成功

HDDをMacBook Proから取り外して「裸族のお立ち台」でMacBook Airに接続して試してみたところ、読み込みは多少遅いけど、ちゃんと起動できるしParallelsも普通に使える(外付けHDDのBootcampのXPから起動できれば最高なんだけど、それは不可でした。実現させる方法もあるらしいけど、コマンド打ちとか精通してないと無理そう)。

続きは
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20090311140100.html

2009/03/04

■グラフィック薄氷大魔王[170]今さら「Parallels Desktop for Mac」を使って驚いた

まだまだ使うぞと先週書いたMacBook Pro。ハードディスクを500GBに換装していろいろセットアップ。しかし、BootcampのXPのインストールになぜか失敗してしまい(注1)、しかたなく「Parallels Desktop 4.0 for Mac 」の2週間試せる試用版を入れてみました。

http://www.parallels.com/jp/

Windows2000の頃にVirtual PCを使ってましたが、当時のマシンパワーではめちゃくちゃ遅かった。その印象があったので、ParallelsやVMWare Fusionなど他の製品を含めて仮想マシンには興味なかったのです。(Virtual PCを検索したら、無償ソフトになってるんですね。ただし、Mac版は有償な上に現在開発が止まってる模様)。

ParallelsのXPインストールは非常にスムーズで、簡単に完了。起動してみると、なかなか快適。旧式のMacBook Proでは遅いだろうと思ってましたが、IEやFirefoxの動きは意外にキビキビしてます。もちろんGyaoも見れます。

続きは
日刊デジタルクリエイターズ■グラフィック薄氷大魔王[170]
今さら「Parallels Desktop for Mac」を使って驚いた

2008/09/04

グラフィック薄氷大魔王[148]スピーカーとヘッドホンと、iGeek Hear(と、ポニョ)

集合住宅では、いいスピーカーは無駄だと思う。迷惑になってないか心配で大きな音が出せない。時速300キロ出るクルマを時速30キロでしか運転しないようなもの。で、5年ほど前からパイオニアのサラウンド・コードレス・ヘッドホン(SE-DIR1000)を使っている。DVDを観るときにサラウンドを効かせると、映画館で観ているような臨場感がある。音楽もホールで聴くような拡がりのある音になる。

普通のヘッドホンでは、ステレオの音場は頭の内側にある。右耳から左耳の間に楽器が並べてある感じ。長時間聴くと、頭の中に音がぎっしり詰まって疲れてしまう。ところがサラウンドヘッドホンでは、ちゃんと頭の外から音が聞こえるのだ。リアルな音場ではないかもしれないけど、頭の中で鳴らないだけで、すごくラク。疲れないのです。

ただし、このヘッドホン、とても大きくて重い。音楽ノリノリで首を振ることもできない。姿勢を変えるとズリッと動いたりして不快。本体にヘッドホンジャックがついているので、イヤフォンを繋いでしのいでいたのだが、最近は安い軽量コードレスヘッドホンを繋いでいた。つまり、コードレスヘッドホンの直列二段重ね状態。さすがにバカバカしいのでなんとかしたいと思っていたところ、いいソフト発見。

続きは
■グラフィック薄氷大魔王[148]スピーカーとヘッドホンと、iGeek Hear/吉井 宏

2008/07/23

グラフィック薄氷大魔王[145] ロン・ミュエック展、ポニョの宣伝、他


デジクリは8月1日から夏休み。僕の連載はあと一回あるけど、8月末では賞味期限切れになりそうなネタの駆け込み特集。

●ロン・ミュエック展

日帰り以上の遠出が苦手で、なるべくなら出かけたくない。暑いし。でも、これだけは見ておきたい。と言ったら、金沢21世紀美術館が開館したときから行きたがっていたうちの奥さんに「夏休み前の今がチャンス」と速攻で飛行機と宿を予約されてしまったー。

金沢21世紀美術館「ロン・ミュエック展」

超巨大なかがんだ少年の作品(の写真)で知って以来、実物を見てみたかった。目の当たりにすると、おもわず笑いがこみ上げてきてしまう。巨大赤ちゃんや極小カップル、視界の縮尺が変になってグラグラめまい状態。皮膚の厚みや柔らかさ、透明感まで再現されたディテールも圧巻で、うわ、人間ってこんなだよ。って感じ。作り物という感じがぜんぜんしない。単に人間を拡大・縮小したもの。動いたら、泣くね。

これ以上わかりやすいアートもないだろう。ミュエックはもともとTVや広告向けの造形物のプロだったそうだ。表現技術そのものは大道具か特撮セットみたいなもんだろうけど、こういう形で提示されてしまうと、ぐうの音も出ないほど圧倒されてしまう。「座るヒゲ男のおしりの尾てい骨あたりに三角形状に生えた薄い毛」がツボにはまってしまい、ゲラゲラ笑い続けてました。

近いうちにFRPかなんかで等身大・特大サイズのフィギュアというか彫刻作品をやりたいと考えてるので、その面でも勉強になりました。あと、「レアンドロのプール」。快晴の昼過ぎに行ったので光の具合が最高でした。

続きは「グラフィック薄氷大魔王[145]ロン・ミュエック展、ポニョの宣伝、他」

■本文の補足。「カラオケで歌われてるだろうに」は歌唱印税には関係ないですね、たぶん。


おまけ

2008/07/19

グラフィック薄氷大魔王[144]iPhone 3G発売とMobile Meスタート

ほしくてたまらないのは当然なんだけど、僕にしては意外に冷静。auユーザーだけど、ケータイコンテンツ仕事絡みで普通の携帯電話を使い続ける必要がある。それどころか、2台目としてdocomoの携帯電話も契約したほうがいいかなと思っていたところだし。どちらかの携帯電話をあきらめてiPhoneと併用する手もあるけど、他にノートパソコン用のイーモバイルのUSBアダプタも必須。iPhoneを使うことになったら、固定電話やADSLやサーバー料金等と合わせて毎月の通信関連の料金をどんだけ払わなくちゃいけないんだ? ってのは前に書いたとおり。

で、iPhoneがどれだけ革命的に便利でも、Macそのものを持ち歩くほうが便利なのはまちがいない。なにしろ電話を内蔵していないだけで・・・・

続きは「日刊デジクリ/グラフィック薄氷大魔王[144]iPhone 3G発売とMobile Meスタート」

2008/07/11

グラフィック薄氷大魔王[143]電子書籍ビュアー撤退は当然の成り行き?

本や雑誌は近いうちに全て電子化され、Web等で配信されるようになると思い込んでいたけど、どうもそうなりそうにない。ソニーと松下が電子書籍ビュアーから撤退。スラッシュドット・ジャパンに「そりゃコンテンツを揃えずにハードを出したら失敗しますがな。」とあって、その通りだと思った。キオスクやコンビニで売られているような、売れ筋の本や雑誌を簡単に購入できなきゃ普及しようがない。

と思ってあらためて電子書籍関連を検索してみた。おなじみの電子書店パピレスやeBookJapanの他、書店で売ってる雑誌の電子版を扱う Fujisan.co.jpという会社もあった。品揃えは多いとは言えないけど、NHKのテキストや「ART IT」とか「ダ・カーポ」などもあったりする。しかし、ほとんどの電子書籍がMac非対応ってどういうつもりなんだ?

・・・・・・・続きはこちら

先週の分は直前のエントリーをちょこっと修正したものなのでこちらには載せなかったけど、ついでに。
「グラフィック薄氷大魔王[142]SPORE クリーチャークリエイター」