2026/07/17

最近観た映画メモ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」



●プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026年) 2:36 アメリカ Amazon

SNSではずいぶん話題になってたけど、ネタバレを避けてたため、ほぼ前知識ゼロ状態で見れた。「ライアン・ゴズリング主演で、孤独な宇宙飛行士の話」ってだけ。

監督:フィル・ロード&クリス・ミラー、出演:ライアン・ゴズリング、ザンドラ・ヒュラー他。「LOST」などで好きな中国系俳優ケン・レオンも出てる(吹き替えの声がおじいさんすぎるw)。

宇宙船内で一人目覚めたグレース。「教員の僕が、何でこの船に乗ってるんだ?」……太陽エネルギーを食い荒らす未知の微生物が増殖し、地球だけでなく複数の恒星系に危機が迫っていた。なぜか被害を免れている星がある。以前の実績を買われてスカウトされた彼は、その秘密を探るために何光年も旅してるのだった。ある時、異星人と思われる別の宇宙船に遭遇し……という話。

面白かった。「故郷の危機を救う、心温まるファーストコンタクト&バディもの」って感じか。現在の状況と、宇宙船に乗ることになった経緯が並行して語られる。

同じ原作者アンディ・ウィアーの「オデッセイ」(2015年)と同じく、明るく前向きであろうとする主人公の独り言で物語が進む感じ。全編ほのぼのしてて、極端に怖かったりドキドキする場面はないけど、キューッとする感動シーンはいくつも用意されてる。

まあ、ちょっと長すぎるか。同じ内容で1時間半にまとめたら、もっと楽しめたと思う。あと、あと、あの異星人、人気者にしようという作り手の意図がちょっと過剰かなあ……。

ザンドラ・ヒュラー、見たことあると思ったら「関心領域」(2024年)の収容所長ヘスの妻役! 後半ではかなり冷徹な決断があったりして、キャラ的に合ってるのかも。

ハードSFっぽい顔をしたファンタジーなんだろうけど、惜しいのは、中盤以降で無重力と遠心力による重力の描写があるのに、前半では重力の描写にまったく無頓着なこと。リアリティラインを統一してくれないと、違和感が残る。(追記/わからなかったけど、前半では目的地に接近して減速中で重力が発生してるとのこと)

・萩尾望都「11人いる!」に出てくる岩石人間「石頭」を思い出した。

・ある超有名映画にちなんだネタがあり、ニコニコしてしまう。

・タイトルが言いにくい。「メイル・ヘアリー」から抜け出せないw

・「ヘイル・メアリー」はたぶん聖母マリア万歳!かなと思ったら半分当たってた。「アヴェ・マリア」に相当し、「最後の手段(神頼み)」の意の慣用句。アメフトでは一発逆転ヤケクソ超ロングパスのこと。劇中でもそう説明される。つまり、タイトルが内容を表してるのに日本では伝わらない。「プロジェクト・のるかそるか」「プロジェクト・イチかバチか」がよかったなw

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