2026/05/15

#最近観た映画メモ「ゲット・ショーティ」


●ゲット・ショーティ(1995年)  1:45 アメリカ Amazonプライム

監督:バリー・ソネンフェルド、出演:ジョン・トラボルタ、ジーン・ハックマン、レネ・ルッソ、ダニー・デヴィート他と、カメオ出演の大物数名。

マイアミギャングで映画マニアのチリ・パーマー。苦手なボスの下で働く羽目になる。逃亡したクリーニング会社の社長を追ってロサンゼルスへ向かったところ、ついでに依頼された借金取り立ての相手が、ハリウッドの大物映画プロデューサー。ところが二人は意気投合し、チリは自分のアイデアを映画化しようとするが……という話。

前半の面白さは最高! 「パルプ・フィクション」(1994年)のヴィンセントが別の人生を生きてるようだw 映画談義など雑談多めなのもタランティーノの影響? 後半では焦点がぼやけてしまってちょっと失速するものの、面白かった。

ジーン・ハックマンが割と普通のにこやかなおじさんを演じる、って珍しいのでは? ダニー・デヴィートもいかにも大物な雰囲気を出してて面白い。

基本コメディだけど、オモシロおじさんかと思ってた悪役たちの、かなりえげつない暴力描写にちょっと引く。バランスがちょっと変わってる。

「Get Shorty」は「チビを捕まえろ」の意。チビとは、ダニー・デヴィート(147cm)演じる人気俳優を指す。すごいタイトルw

映画好きをくすぐるネタがいろいろ詰め込まれてる。ただ、雑談の断片がマニアックすぎてちょっとクドいけどね。トラボルタが映画館で観ている、オーソン・ウェルズとチャールトン・ヘストン共演の「黒い罠」(1958年)は観たくなった。

・ところで、昨年亡くなったジーン・ハックマン。日系人の奥さんが急死した後、認知症由来の病気で亡くなったという悲しいニュース。その記事を見直してたら、なんと奥さんの死因は今話題になっているハンタウイルスによるものとのこと! 珍しいケースだとされてるものの、意外にあるんだと驚いた。アメリカ南西部ではネズミの害として時々問題になるそう。

2026/05/03

最近観た映画メモ「クワイエット・プレイス」


●クワイエット・プレイス(2018年) 1:30 アメリカ Amazonプライム

監督:ジョン・クラシンスキー、出演、ジョン・クラシンスキー、エミリー・ブラント他。

謎の宇宙怪物が人類を捕食しはじめて472日。奴らは「音」のみを感知して襲ってくる。わずかに生き残った人々は音を立てないようにひっそりと隠れ住んでいる。ある家族のサバイバルの物語。

家族愛をテーマとした美しい映像の格調の高さと、ベタな演出が混在する不思議なバランスの映画、って印象。ラストのエミリー・ブラントの表情からすると、どちらかというとベタな娯楽映画を格調高く見せる工夫をしたのかもしれない。

ツッコミどころは多いけど、この設定で面白くならないわけがない。ただ、90分の映画というより、30分くらいの短編のように感じた。

「ジョーズ」のように、モンスターをなるべく見せない演出を意識しているようだが、それでもドアップでCGのモンスターを見せてしまうあたりはちょっと中途半端。あれはやはり「感度が高そうな耳」を見せたかったのかな。

・エミリー・ブラントが出てると、画面が一気に「マジ/本気」になる。この人の持ち味だろう。

・「音をたててはいけない」という設定の映画ってことで、冒頭から極端に静かなためにスピーカーの音量調整ができず、ときどき唐突に大きな音が出て、かなりびっくりするw(「音を出してしまった、ヤバい!」の場面など)

・サイレント映画を研究したそうで、わかりやすいベタな演出が多いのはそれだろう。確かにこれはサイレント映画だ。映画半ばまできて、日本語吹き替え版だったことに初めて気づいたほどw

・いやしかし、どんな素人でも、あそこにあの向きで釘は打たないよね?w ←ベタな演出の例。置くならレゴとかのほうがよかったのでは?w

・「ドルーピー」の一編「呼べど叫べど」を思い出してしまった。釘のシーンは特にw っていうか、核心部に同じ小道具が出てくるあたり、偶然ではないかも。

2026/04/26

最近観た映画メモ「ランゴリアーズ」


●ランゴリアーズ(1995年) 3:00 アメリカ YouTube

スティーブン・キング原作のテレビ映画。先日の「ザ・ロック」(1996年)出演で気になったデヴィッド・モースの出演作を調べてて見つけ、YouTubeに日本語吹き替え版があったので観てみた。本作ではモースが主演を務めている。

監督・脚本:トム・ホランド、出演:デヴィッド・モース、マーク・リンゼイ・チャップマン、ブロンソン・ピンチョット、ディーン・ストックウェル他。トム・ホランド監督やスティーブン・キング本人もチラッと出演w

ロサンゼルスからボストン行きの旅客機。目を覚ますと、乗客のほとんどが消え失せており、10人が残されていた。どうやら別の時間空間に迷い込んだらしい。幸運にも、別の便のパイロットが乗り合わせていた。とりあえずボストンへ向かうが……という話。

1997年にNHKで2夜にわたって放送されたらしい。なんとなく記憶はあるけど、通しては観ていないはず。予告編だけ見たかな?

面白かった! 基本は異次元もの、あるいは特殊なタイムスリップものに、個人的なトラウマや妄想が現実化する恐怖を加えたタイプの話。180分と、映画としてはかなり長い割にイベントの密度はそれほどでもないため、やや中だるみはあるものの、満足。

登場人物たちの配置だけでも魅せてくれる。デヴィッド・モースのパイロットは現実との命綱。ブロンソン・ピンチョット演じる狂気のビジネスマン、強烈w ディーン・ストックウェルの推理作家もミステリーで活躍する探偵のようで面白い。盲目の少女はすごい能力を持っていたり。たぶん原作では詳細な人物描写があるんだろうな、と、原作文庫本を取り寄せ中。

トム・ホランドは別のキング作品「痩せゆく男」(1996年)も手がけている。これは6年前に観てかなり面白かった作品。「フライトナイト」(1985年)や「チャイルド・プレイ」(1988年)の監督・脚本も。

襲ってくる化け物のCGは今の目で見れば相当しょぼいのは確かだけど、テレビドラマのCGとしては1995年としては標準的か、よく出来てるほうだったかも。同時代の「X-ファイル」だって相当しょぼいし。

ランゴリアーズの近づく音。思い出したのは、「山の向こうから何かがだんだん近づいてくる。不気味な音が次第に大きくなる。正体は何だ?」という昔読んだSF短編。何だっけ? と調べたら、アーサー・C・クラークの「明日にとどく」収録の「忘れられていた敵」 だった。

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