●ローラーボール(1975年) 2:05 アメリカ Amazon MGM+
未来のデスゲームつながり。リメイクの「ランニングマン」とは違って屋内競技だった「バトルランナー」(1987年)を観たとき「ローラーボール」みたいだなと思った。MGM+にあったので観てみる。
監督:ノーマン・ジュイソン、出演:ジェームズ・カーン、ジョン・ハウスマン他
2018年、大企業に支配された世界。人々はローラーボールの観戦に夢中になっていた。ヒューストン・チーム所属のスーパースター選手ジョナサンは、突然社長から引退を勧告される。従わない彼は周囲の不穏な動きを感じる。社長は彼の参加する試合のルールを変えて暴力ありのデスゲームとし、彼の抹殺を試みる……という話。
公開年から43年後の未来を描くSFということで、監督的に意気込みがあったんだろう。明らかに「2001年宇宙の旅」(1968年)を意識して作られてるように思える。静かで内省的な感じは、「惑星ソラリス」(1972年)にも近い。高尚な雰囲気に、デスゲームはかなりミスマッチ感。ロジャー・コーマン風でよかったのでは?w
象徴的なクラシック音楽の多用、試合以外は異様に静的な画面。未来的な外観の建築をロケに利用→ニュースなどでおなじみのBMW本社やスタジアム、パレ・デ・ナシオンなど。屋内の描写も「2001年」を感じる部分がちらほら。
直接的な「近未来SF」らしい描写はほとんどない。壁に埋め込まれた大画面テレビくらいか(でもブラウン管w)。たぶん、「安っぽい未来SF映画」にならないよう徹底的にそういった未来ガジェットや乗り物など排除した結果だろう。排除したことで、逆に、1975年感が強くなってるw
・バッハ「トッカータとフーガ」の使い方がこれ以上ないほどダサいw 1975年時点でもそうだったのでは?
・「世界を支配する巨大企業は個人の英雄を認めない→ジョナサンの社会的影響力の強さを恐れた社長が、彼を引退させようとする」という設定らしいのだが、競技の人気を超えた彼の社会的影響力が描かれていないため、社長の行動に説得力がない。
・ラウンジに集う人々のファッションやたたずまいが、シド・ミードが描く背景人物のようだ。
・この監督の前作は「ジーザス・クライスト・スーパースター」(1973年)だったのか! なるほどね感はある。すごいフィルモグラフィー。
・東京のチームとの試合のために日本に行くシーンがある。一部、日本人に見えない選手もいるが、観客を含め、大きな違和感はなかった。ただ、旗や案内表示などの日本語文字が変w
・調べ物をするにはコンピュータセンターに行く必要がある。パーソナルコンピュータの普及もインターネットも、やはり予想できてないね。「ブレードランナー」なども同様。中央コンピュータの描写は、やはり「2001年」を意識してるようだ。
・なんと、「ピンクパンサー」のケイトー役のバート・クウォークが出演してる! ここ数ヶ月にMGM+で観た映画11本中、6本の映画にバート・クウォークが出てることにw 狙ったわけじゃないよ!
・前半、ルール変更のレクチャーをするシュッとした美男子の東洋人は、カナダの日系人俳優ロバート・イトーとのこと。「X-ファイル」などにも出演。
・2002年にリメイクされているが、記録的な大コケだったらしい。予告編を見ると、ジャン・レノが社長役。東京も映る。内容はずいぶん違うようだけど、高尚ではなく、一般のバトルアクションものとしてどうアレンジしたのか、興味ある。配信は見つからなかった。
◯ローラースケートブーム
「日米対抗ローラーゲーム」というテレビ番組があった。しっかり見たことはないけど、それでも「東京ボンバーズ」という名前やゲームの雰囲気は知ってた。1972年から1975年までやってたそう。番組の影響でローラースケートブームがあった。
小学4年生頃か、運動靴に取り付けるタイプのローラースケートを買ってもらってずいぶん遊んだ。近所の会社の駐車場に、何十人も集まってガーガー走ってた。「ここでローラースケートしていいよ」と会社の人に言われたらしいけど、本当に許可されていたのかは不明w
四輪で丸い消しゴムみたいなブレーキのついた着脱式ローラースケート、インラインスケートに押されて絶滅したのかと思ったら、今も普通に売ってるのね。
ストリートビューで確認したら、ローラースケートした駐車場と会社が当時のまま現存してた! 53年前だぞ?










