2025/06/30

2025台東光祭「ウリボウたち登った/The Baby Boars Climbed」その2

2025台東光祭「ウリボウたち登った/The Baby Boars Climbed/野豬寶寶上來了」
後方からの写真を入手できたのでアップ。



シッポは本来はレリーフ状だったけどバルーンの制作都合で立体になってるため、中の照明が通らずに暗くなってるようだ。

「バルーンの制作都合」というのは、たとえば、鼻の穴を「凹」として作った場合、中から空気圧がかかると、「凸」になって飛び出してしまうw それはわかってたので鼻の穴は黒で塗るだけにした。

他には、目の周辺/眼窩の凹みはどうなのか問い合わせたら、やはり無理とのことで、眼球部分だけ凸にした。3Dの形状がそのままバルーンになるわけではなく、あちこち調整が必要らしい。

2025台東光祭 公式サイト:

吉井作品紹介ページ

台東ライトフェスティバル Facebook:

2025/06/24

2025台東光祭「ウリボウたち登った/The Baby Boars Climbed」



「ウリボウたち登った/The Baby Boars Climbed/野豬寶寶上來了」

2025台東光祭 公式サイト:

吉井作品紹介ページ

台東ライトフェスティバル Facebook:

台湾の台東縣で開催されている「2025台東光祭」にバルーン/インフレータブルで参加してます。この近辺の象徴的な動物として猪と、知本温泉をモチーフにしてます。

これ、写真ではあんまり大きく見えないけど、サイズ 幅600 × 奥行き780 × 高さ800 cmと、かなり巨大です。

提示されてたモチーフにする動物が何度か変更されましたが、最終的に現地の人たちの強い希望で「猪」に決まりました。台湾南部の台東縣を含む地域に住むパイワン族(排湾族)の儀式や食文化にとって猪は大切な動物だそうです。



2025/06/15

最近観た映画メモ「嵐を呼ぶ男」他



日活プラスで観たことない有名映画を急いで何本か見てしまう特集その2。

石原裕次郎を認識したのは1977年頃に放映された「素晴らしきヒコーキ野郎」(1965年)だった。「日本を代表して欧米の大作映画に出てるのはすごい人なんだろうな」とw で、後で「太陽にほえろ」の「ボス」と同一人物と知ってびっくりしたのだった。

●嵐を呼ぶ男(1957年) 1:40 日本 Amazon(日活プラス)

ナイトクラブのバンドのマネージャー美也子。引き抜かれた人気ドラマーの代わりに、喧嘩っ早いドラマー国分正一を採用し、鍛え上げる。正一は、弟も目指している音楽をヤクザな仕事と認めない母を見返そうとがんばり、人気ドラマーとなる。そこへ美也子に気がある音楽評論家の左京が絡んできて……というような話。

監督:井上梅次、出演:北原三枝、石原裕次郎、岡田眞澄、金子信雄、芦川いづみ、他。

意外に面白かった。裕次郎かっこよかった。なるほど、そりゃブームにもなる。中盤までは痛快成り上がりアクションだけど、次第に「母に認められたい若者」「兄弟愛」がメインになってくる。裏社会の暴力も。終盤、弟の指揮するオーケストラの曲と同時進行する展開が良い。

・「大事な試合の前に手を潰される」的なシチュエーションって

2025/06/10

最近観た映画メモ「青い山脈」他


Amazonプライムの有料チャンネル「日活プラス」。この機会に「有名なのに観たことない映画」を急いで何本か見てしまう特集(行きがかり上、東映作品が混じったけど)。この時代の映画は2本立て上映前提のプログラムピクチャーなので、短くて観やすい。

●けんかえれじい(1966年) 1:26 日本 Amazon 日活プラス

昭和10年頃の岡山の旧制中学。南部麒六はケンカの楽しさに目覚め、師匠のスッポン先生と修行する。下宿先の道子さんに恋するも、硬派であるが故に青春のエネルギーを全てケンカで発散。ついに放校処分されてしまう。会津の学校に転校するも、そこでも反骨精神を発揮し、ケンカに明け暮れ……という話。

監督:鈴木清順、出演:高橋英樹、浅野順子、川津祐介、他。

ゆる〜いバンカラコメディでした。爆笑シーンがいくつもある。ケンカシーンもゆるくてほのぼのw 22歳の高橋英樹が魅力的。朴訥でカワイイ。短い映画なので高橋英樹を鑑賞するだけで十分もつ。

高橋英樹、たった7年後に29歳でNHK大河ドラマ「国盗り物語」(1973年)で織田信長を演じる。若っ! よく、「大河ドラマで若手アイドル俳優が武将とかやってるのぜったい変、大人の俳優でやってくれ! 」とか言ってたけど、僕の理想の信長は今のたいていの若手俳優より若かったんだ!

昭和10年頃を描く白黒映画なので大昔と錯覚してしまうけど、1966年なのでそれほど昔じゃない(「ウルトラマン」と同時期)。今風に映像を凝ってみたり、アングルで遊んでたり。カラーでも撮れたけど、わざわざ白黒に

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2025/06/07

最近観た映画メモ「ミッシング」他


蒲郡ロケ映画特集その2。古い映画としては他に「彼岸花」(1958年)や「イチかバチか」(1963年)などある。機会があれば観たい。

●無頼 人斬り五郎(1968年)Amazonプライム(日活プラス)

名振会の会長を殺害して服役していた五郎。仮釈放され、獄死した弟分の頼みで彼の姉を探しに降り立った町。ボイラーマンとして住み込みで働くことになったホテルの受付の女性は、名振会に父親を殺された過去を持っていた……という話。「無頼シリーズ」第4弾。

監督:小澤啓一。出演:渡哲也、松原智恵子、小林千登勢、佐藤慶、大滝秀治、他。

渡哲也主演のヤクザ映画なんて、ロケ地が目的でなければ見るはずもなかった。こういうのは良い機会。渡哲也のかっこよさに驚く。口調とか真似されたんだろうな。暴力、宿命の悲しさ、男気など数珠繋ぎ、意外に面白かった。歌はさすがに上手い。

ロケ地。木造時代の蒲郡駅(名鉄側)が、架空の「三河石浜駅」として出てくるのは貴重。数年後にビルに建て替わる。画質が非常に良く、駅入り口と周辺が詳細に映る。西側、渡哲也が歩いて行く路地入り口に、今も近くで営業している中華マルナカの旧店舗が見える。その奥に映画ポスターが見えるのは蒲映だろう

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2025/05/23

最近観た映画メモ「ボーはおそれている」他



載せるのが後回しになってた4月前半に観た映画のメモです。

●シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年) 1:48 アメリカ Amazon

独裁者になりつつある大統領の暴挙に西側の州が独立を表明、政府軍との内戦となったアメリカ。戦況はほぼ決着がついており、ワシントンD.C.に立て篭もる政府軍と大統領。ジャーナリストのリーたちがニューヨークから大きく迂回してワシントンD.C.へ向かう……という話。

監督:アレックス・ガーランドって「エクス・マキナ」(2015年)の! 出演:キルスティン・ダンスト、中年のベテラン戦場カメラマンの風格が見事! めちゃ怖い赤いサングラスの男を演じたジェシー・プレモンスって、キルスティン・ダンストの夫なんだ!!(4年前に見た「もう終わりにしよう。」(2020年)の主演)。 あと、よく見る顔のスティーヴン・ヘンダーソン。ヴァグネル・モウラなど。A24映画。

駆け出しカメラマン役のケイリー・スピーニーが「エイリアン:ロムルス」の主演女優と最後まで気づかなかった。「ロムルス」では小柄だったのに背が高く見えたし。やはり高校生みたいに可愛らしすぎて、映画の画面になじまず、浮いてた

最近観た映画メモ「キャシアン・アンドー シーズン2」他


観た順番は前後するけど、せっかく早めに観たのでアップ。

●新幹線大爆破(2025年) 2:17 日本 Netflix

新青森発東京行きの新幹線はやぶさ60号に「時速100キロ以下になると爆発する爆弾」が仕掛けられていた。乗務員と乗客、新幹線統括本部、それぞれの戦いが始まった……という話。

監督:樋口真嗣、出演:草彅剛、のん、細田佳央太、斎藤工、他。

とても面白かったです。迫力! 驚きの展開! ただ、なんちゅうか、明らかに役割のある登場人物たちによって、こちらの感情を操作されてるような妙な感じはあったけどw

出演者も共通だったりして、なんとなく「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」などに似た雰囲気が出てしまう。困難に対して冷静に次の手を打ち、なんとか成功、また次の困難、なんとか成功。というルーティンワーク的な感じが

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2025/05/12

最近観た映画メモ「刑事コロンボ シーズン2」


●刑事コロンボ シーズン2(1972年〜1973年) DVD

・毎週末に1本のような良いペースで、今年1月から4月にかけて見た分。

・53年も前のドラマって今の子たちにどう見えるんだろ? スマホも防犯カメラもない世界って。

・毎回思うけど、社会的地位があって大金持ちの犯人たちが、なぜ「自分で」やろうとするのが不思議w

・俳優情報をウィキペディアで調べると、「刑事コロンボ」への出演って「テレビシリーズ」ではなく「映画」の欄に書かれてることが多い。「テレビ映画」という扱いなのね。

10「黒のエチュード」(1972年)_____________________

裕福な義母のバックアップのおかげで成功を収めている有名指揮者。ピアニストの愛人に浮気をバラされそうになって殺害してしまう。

いつもなら冒頭からいきなり事件から始まるけど、展開がやたら遅い。と思ったら、1時間36分もある。シーズン2の初回だから特別仕様か(通常通りの1時間15分バージョンもあるらしい)。

いつも通り、追い詰められていく犯人

最近観た映画メモ「関心領域」他



●エイリアン:ロムルス(2024年) 1:59 アメリカ Disney+

ウェイランド・ユタニ社の植民星の鉱山で過酷な労働に携わる人々。休暇申請を却下されたレイン(と、弟のように大切にしているアンドロイドのアンディ)は、仲間に誘われて、自由に生きられる星を目指す旅に加わることに。まず、漂流するユタニ社の巨大宇宙船から冬眠ポッドを盗み出す必要がある。巨大宇宙船に潜り込んだ彼らは、秘密裏に輸送中だった無数のエイリアンの幼生を目覚めさせてしまう……という話。

監督 フェデ・アルバレス、 ケイリー・スピーニー、デヴィッド・ジョンソン他。

若者の一行が次々に犠牲になるホラー映画の形式になっており、意外に軽い。初期の「エイリアン」をなぞるファンサービス的なシーンがいくつもある。しかし、「決め台詞」まではやりすぎ。

恐怖映画としての原点回帰かもしれないけど、決定的に異なるのは、観客はエイリアンがどういうものかあらかじめ知ってること。そのへん、ユタニ社の目的なども合わせて「再登場した意外な人物」から説明を聞ける。これにはちょっと感動したw

・主人公の女の子、高校生くらい

2025/05/10

最近観た映画メモ「機動戦士ガンダム」


2月からちょこちょこ見ていたファーストガンダムと映画版3本を4月前半に見終えたのだが、メモがまとまらない。他の映画やドラマのメモもたまってきたし、とりあえずアップして先に進む。

●機動戦士ガンダム(TV全43話/1979年)以下すべてAmazonプライム
●機動戦士ガンダム(1981年)2:17
●機動戦士ガンダムII 哀・戦士編(1981年)2:14
●機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編(1982年)2:21

本放送は高校2年の1979年。そもそも、当時は「高校生はアニメの話などしない」だった。土曜夕方にやっててちょっと話題になりつつあったのは知ってたけど、再放送を含めてちゃんと通して見た記憶はない。今回改めて見たら、「確実に見た」と思える回は三分の一もなかった。

ガンダムが少々苦手だった背景。前年の1978年にSFビジュアル革命とも言える「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」。アニメとしても「未来少年コナン」という究極の作品を見てしまっていた。ハインライン「宇宙の戦士」も読んでた。

主に、スター・ウォーズマニアとしてのこだわりの強さが