ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2017年)
アクト・オブ・キリング(2014年)
ゼロ・ダーク・サーティ(2012年)
●ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日(2012年)
画面は美しいファンタジーで、思わず息を飲む映像が満載。これは映画館で見たかったかも。トラと太平洋を漂流する前の段階がけっこう長く、ほら吹き男爵の身の上話のようで面白い。訪ねてきた作家の取材に答える形式ってのも安心感があるし、リズムもいい。幻想のような漂流話も全部面白かった。で、ラストのアレには驚いた。せっかく面白いファンタジーとして見終わるところだったのに、解釈=救命ボートでの出来事を思い返して考えることを強制されてしまうw 宿題をどーんと渡された気分。上手いなあ。
●ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2017年)
面白かった! マクドナルドを世界的フランチャイズチェーンとして成功させたレイ・クロックの実話。本当の創業者(フォード式に効率的な飲食店システムを作った)マクドナルド兄弟との対立。クロック役のマイケル・キートンがめちゃくちゃイイ。ほぼ独演会状態。力んで演説調になるとやっぱりビートルジュースになっちゃうところが大好きw 兄弟のジョン・キャロル・リンチとニック・オファーマンもイイし、ローラ・ダーンもイイ。野心はあるがイマイチなビジネスマンだったクロックが、全身全霊でマクドナルドのフランチャイズ事業を拡大するも財政的に苦戦。