2019/12/27

最近観た映画メモ「スター・ウォーズ ep9 スカイウォーカーの夜明け」他




●クレオパトラ(1963年)
エリザベス・テイラーのクレオパトラがローマ入りするパレードが予告編で流れた1975年の前後編での放映を見逃し、そのままになってた。アレックス・ノースの音楽はサントラ聴いてたけど、初めて本編を観た。長い!! 序曲と休憩と退席曲含めて4時間11分もあるw 元々の劇場公開版は3時間12分で、ロングバージョンは近年になって復元されたものだそう。ローマとエジプト、クレオパトラとカエサル/シーザー(マイフェアレディーのレックス・ハリソンがすごくイイ)とアントニウス(リチャード・バートン)、3人とも演技見てるだけで大満足。マーティン・ランドーも出てる。歴史物なので、今何が描かれてるのかWikipediaと首っ引き。シーザーとクレオパトラ、アントニーとクレオパトラ、大まかな流れは史実に沿ってるのね。エリザベス・テイラーの超豪華プロモーションビデオ。ピンクのガレー船! 前半のハイライト、パレードのシーンはほんとマジすごい。ウインク素敵! 実は「SW ep9」を観る数日前に半分まで観て
、時間切れ(再生期限が48時間)。ep9の印象を上書きしたくなかったのでちょっと間を開けた。後半はApple TV.app(iTunes)で観た。そのパレードのシーンは普通のHD画質だと細部が荒くなるのでもったいなく、もっと画質の良いサービスで観たいなと思ったのでちょうどよかった。CGや特撮じゃなく、全部実写w ムチャするなあ。海戦のシーンのごく一部だけミニチュアっぽいところはあったけど、ほぼ違和感なし。とんでもなく大スケール、超豪華。エキストラ22万人だってよw 宮殿内部なんかもゴージャスの極み。スペクタクル映画のスペクタクルって「壮観な見せ物」なわけで、究極の歴史スペクタクル。豪華セットなど全部見せたかったんだろうけど、ライティングがベタッと明るいのだけ残念。製作費4400万ドル=48億円→現在の価値に換算すると3億6506万3672ドル=400億円w この年の興行成績1位の大ヒットしたのに大赤字。20世紀フォックスは潰れかけたけど、数年後の「サウンド・オブ・ミュージック」の超大ヒットで息を吹き返したとのこと。面白かったかというと、基本的にシェークスピアっぽい大仰なセリフで演じられるメロドラマの二本立てなわけで、あまり興味をそそられなかった。ただ、終盤のめちゃ美しい悲劇はよかった。

●野生のエルザ(1966年)
ジョン・バリーのテーマ曲は大好きだし、内容もだいたい知ってたのに観てなかった映画。ケニアで、母親を失った子ライオンたちを飼うことにした夫妻、どうしても手放せなかった1頭を飼い続けるものの問題を起こしてしまい、野生に戻すことを決心し……って話。そりゃもう良かった。よくあそこまでライオンを演技させたというかコントロールしたと驚く。子離れ・親離れのメタファーでもあるので万人に響くと思う。ただ、50年以上前の価値観なので現在とは微妙にちがう。「ケニアといえば猛獣狩り」という常識がギリギリ通用してた時代。引っかかるモヤモヤ部分は多い。動物にとって何が幸せか?も、かたくなに「自由」との主張。たまたま成功したからよかったけどね。夫妻が良心的な分、人類全体のエゴが浮かび上がってしまう。画質は非常に鮮明で、ケニアの大自然を堪能できる。ただ、その分、差し込まれる比較的不鮮明な記録映像との違和感が大きいのは残念。

●引き裂かれたカーテン(1966年)
ヒッチコック監督、ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュース主演。中学3年頃か「サウンド・オブ・ミュージック」の放映でジュリー好きになり、そう多くない主演映画の一本として知って、観たいと思いつつ42年w ようやく観れた。東ドイツに亡命する物理学者と、行きがかり上同行することになってしまった事情を知らない婚約者の話。歌もダンスもなく普通の女優としての出演で、ジュリー作品としてはあまり評判が良くないのは知ってた。「単に話題のきれいな女優さんの出演」でしかないのかもしれないけど、お人形さんとして撮ってたとしても、ファンとしては魅力を堪能できるからいいやって感じかw 前半の不可解な感じをずっと続けられそうなのに、ヒッチコック作品で何度かあったように早々に種明かししちゃうのもったいなくない?w それでも、監視役(この俳優めちゃくちゃ不気味で最高)の一件と、秘密警察の目をかいくぐっての脱出行はかなりのスリルを楽しめた。教授との心理戦やバスのシーンもイイし、劇場での絶体絶命、最後のトリックなど、今まで観たヒッチコック作品の中では、特殊な凝り方のない普通の映画として最も面白かったと言えるかも。

●スター・ウォーズ ep9 スカイウォーカーの夜明け(2019年)

12月20日の初日朝の第一回目を観て、他の人のレビューや解説を読まないうちに書いた。ネタバレはないつもりだけど、まだ観てない人で先入観を持ちたくない人は読まないほうがいいです。

あれだけとっ散らかってたのを、使えるもの全部使ってきっちりまとめたJ・J・エイブラムス、よくやった。

一本の映画の出来としてはおいといて、42年越しの完結編は「悔いのないようにうまくまとめて決着をつける」が最重要。それはクリアしてくれた。SWは人生なのだ、「ホッとした」で十分w  前作ep8をうまく尻拭いしたってだけではなく、ep1〜3まで含んでうまいこと筋を通したのってけっこうアクロバット。

都合が良すぎだろ?ってところや後付けにしか見えないところがいくつもあるし、ちょっと前振りしておいて、後で「なんだやっぱそうなるのね」ってネタが目立つ。

今までに出てきたネタを伏線のように感じさせるのが上手い。っていうか、SWって全部そうなんだけどね。ep3の後半など、最初のep4で撒かれたネタを27年越しに伏線回収してるように見えるから大感動しちゃうのだ。残骸の内部なんか、廃墟と化した思い出の場所を36年ぶりに訪れる感じ。長く続いたシリーズは過去作全部が財産なんだなあ。

普通の映画だったら大クライマックスみたいな山場があちこちに分散してて、本当のクライマックスのときにはもう慣れちゃったというか疲れちゃってて「はいはい、山場山場」って感じになっちゃったのは残念。リアルな戦闘シーンも、目が慣れちゃっててワクワクしなくなってるなあ。

強大なフォースで何ができるか?はインフレ悪循環になりがちだから今までは抑え気味だったのを、次はない完結編ってことでリミッターを外してるのが痛快。僕的にはツボだった。そもそもあの稲妻ってep6で皇帝がやったとき「ギャハハハ、そんなクラシックで陳腐な表現するんだ、あんまりだw」って笑うところだったんだよなあw

30年の間に修行含めていろいろやってたんだろうと思ってたけど、映像で見れるとは思わなかった。ここもツボ。

ぜったい「ドラゴンボール」を参考にしたに違いないw ほぼ元気玉。フォースって結局、「気」だったな。

○○が出てきたのは驚いた。JJの総動員力!

せっかくだから「善の帝国」を作ればいいのにw

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