
試作品用として複製を数個ずつ作りました。レジンが半分までしか注入できず不良品になったものもいくつか。まあ、おおむねうまくいったけど、よ〜く見ると、ズレの段差がひどかったり小さい気泡があったりする。Webで調べた気泡を防ぐ方法に、「シリコン型にベビーパウダーをまぶしておく」のがあって、やってみた。なるほど細かな気泡がなくなってスルスルの表面になる。気泡に悩まされてる人は試す価値アリ。

で、サンドペーパーかけしてサーフェイサーを吹いた状態。と、書くとすんなり進んでるようだけど、実はぜんぜんちがう。そのまま続けて量産というわけにいかないです。段差がひどくてサンドペーパー&サーフェイサー作業が延々続き、原型を大量に作ってるのと似たようなもの。計12個くらいあるので作業がぜんぜん進まない。本格量産するときは、シリコン型取りをもう一度やりなおして完璧な型を作らなきゃいけないみたい。そのほうが後々ラクだ。
シリコン型取りの反省点としては、
・型の内側の気泡は表面に露出してなきゃ大丈夫だと思ったら大間違い。
奥でもある程度大きな気泡はレジンが固まるときの発熱で膨張する
らしく、かなり大きく凹む。
・型の位置合わせの穴は、できるだけ大きくするほうがズレにくいらしい。
・型の底と天面に増量シリコン片が露出してボコボコしてたけど、
きれいに平らにしておくほうが、板で挟んで輪ゴムをかけるときに具合がいい。
型抜き後の反省点は、
・ズレがひどかったり大きな気泡のあるものは、もったいなくても廃棄する。
出来の悪い下地をムリヤリ整える作業のほうが型抜きよりはるかに時間を食う。
・整形はバリ跡をきれいにする程度にしておく。それ以上やると際限なくなる。
・塗装前にはサーフェイサーの500番は使わないこと。またまた全体を
サンドペーパーかけしなくちゃならなくなる。