4月に「帝都物語」に続いて見始めて中盤でギブアップ。止まってたのをリスタート。最初から見直した。
1945年、戦争末期。ルーズベルト大統領やチャーチル首相など連合国の要人たちを、霊力を強力な電波に乗せて呪い殺すという作戦。それをジャマして連合軍による帝都壊滅を助けようとする加藤保憲。対するは霊力エリートの青年中村雄昴と、前作で生き延び、成長した辰宮雪子……という話。
監督:一瀬 隆重/ラン・ナイチョイ、出演:嶋田久作、南果歩、加藤昌也、丹波哲郎、野沢直子ほか。特殊効果にスクリーミング・マッド・ジョージ、音楽が上野耕路!
「帝都物語/戦争編」の映画化だが、荒俣宏は「原作を読んだ人は怒らないでほしい」と言ってるらしいw 制作費を減らされて構想が崩れ、実相寺監督にも頼めず、スケジュールが押す中、しかたなくプロデューサー自らメガホンを取ることになったとのこと。
当時、映画館に観に行ったのにほぼ記憶がなかったのも合点がいく。記憶に残らないタイプのつまらなさだったんだな。本来はクライマックスに向けて霊的作戦を盛り上げていくべきなんだろうけど、中盤ではほとんど忘れられ、終盤で思い出したように作戦が始まる。
っていうか、丹波哲郎などが連合国首脳を呪い殺そうとしており、嶋田久作/加藤保憲はそれをジャマして連合軍による帝都壊滅を助けるって、どっちもイヤだw 本当にどうでもいい物語w
まあ、「嶋田久作をたっぷり見せてくれる」という楽しみは確かにあるw あの顔と声だけで画面は十分もってしまうw 特殊メイクもなかなか良いです。
・前作のような有名俳優やゲストが大勢登場する「お祭りイベント」でもないので、ふと我にかえって「いったい何を見せられてるんだろう?」って感じにもなる。
・野沢直子、いいじゃん! 癖の強いおばさん女優としてそのままイケた気がする。
・一瀬隆重って当時1つ上の同世代の若者だったのか。その後のプロデュース経歴はJホラーの代表作ばかり! そう思うと、この作品はいろいろ勉強になったんだろうなあ。
・おかしな空白の時間がある。表情をじっくり捉えようとしてるんだろうけど、単に時間が止まってるだけに見える。余韻でもタメでもなく、無駄時間。観ていて何度も蹴つまずいたような気分になる。
・結局、念じたり祈ったりする場面は、それが設定上どんなに強力な霊的バトルだとしても、映像としては「青筋立てて、なんかブツブツ言ってる人」にしかならないんだよなあ。小説では迫力があったとしても。耳なし芳一的に全身にお経を描いた男たちが祈る場面など、思わず吹き出してしまったw
・霊的作戦の隠された意外な目論見は成功するのだが、じゃあ、他の登場人物たちの奮闘って何だったんだ? これはひどいw
0 件のコメント:
コメントを投稿