2026/07/22

最近観た映画メモ「落下の解剖学」



●落下の解剖学(2023年) 2:32 フランス Amazonプライム

「プロジェクト・ヘイル・メアリー(2026年)」のザンドラ・ヒュラー主演。賞を取りまくってる映画なんだけど、第76回カンヌ国際映画祭では、本作が最高賞のパルム・ドール、同じくザンドラ・ヒュラー主演の「関心領域」(2023年)が次点のグランプリを受賞とのこと(つまり、彼女の主演作がカンヌの1位と2位)。人を突き放すような独特の魅力があり、こりゃもう引っぱりだこだろうなあ。

監督:ジュスティーヌ・トリエ、出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー他

フランスアルプスの山荘で、作家サンドラの夫サミュエルが転落死する。第一発見者は、弱視の息子ダニエルと愛犬スヌープ。事故か自殺か、それとも殺人? サンドラに疑いがかけられ、裁判が始まる。夫婦間の確執や、作家志望でもあったサミュエルの内面までもが暴かれていく……という話。

さすがの見応え! 面白かった。つかみどころがなく不安にさせられる女性作家の態度、証拠として提出された夫婦の言い争いの録音、過去の過ちが次々にえぐり出される過程など、どれも目が離せない。

11歳のダニエル少年の、弱視ながらもつらい現実に一生懸命に立ち向かう姿もいい。練習しているピアノの上達によって時間の経過を表現するなど、演出も凝ってる。

ボーダーコリーのスヌープも重要な役! 俳優犬のメッシくんはカンヌでパルム・ドッグ賞(最優秀犬賞)を受賞! 瀕死のシーンが迫真すぎて、「何かヤバい薬飲ませたんじゃ?」と心配になったけど、そのシーンの訓練風景の動画を見て、演技とわかってホッとしたw

ただ、やはり2時間半は長すぎるかなあ。僕がせっかちすぎるんだろうけどw

・フランスを舞台に、ドイツ人である主人公が裁判で言語に苦労するのがテーマの一つらしいんだけど、日本語吹き替え版で観たのでそのへんは不明(途中、原語版に切り替えたところ、主人公が英語で、検事がフランス語で話してた)。

・冒頭で夫サミュエルが最大ボリュームで流すクソやかましい音楽は、僕の大好きなスティール・パン。確かにやかましいw そういえばドラマ「誰にも言えない」で佐野史郎が聴いてたのもスティール・パンだった。陽気なのに不穏。ちょっと病んでる人が聴くのにピッタリなイメージなんだろうか?w 

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