ポイント消化のための最新有料ポイント映画特集、後半4本。
●ペット・セメタリー(2019年)
スティーブン・キング原作。ケヴィン・コルシュ、デニス・ウィドマイヤー監督、ジェイソン・クラーク主演、ジョン・リスゴー他。
1989年版は3年前に観た。前半はほぼ同じ印象で、ちょっとブラッシュアップされてるだけな感じ。クライマックス前まではなかなか良かった。前作の男の子は笑わせようとしてるんじゃないか?的おかしさがあったけど、今作の女の子は非常に禍々しくて良い。
クライマックス以降、あのどうしようもない衝動というか切なさを出す方向ではやってくれなかったか。意思の無い自然現象みたいな感じがよかったのにな。なんか楽しそうに見えるラストw
●ソニック・ザ・ムービー(2020年)
「予告編を見たネット民の反応によってキャラデザインが変更に追い込まれた」で記憶されるだろう映画だし、ポリコレ度合いが非常に強い。今のエンターテインメントの置かれた状況を象徴する映画なのかもしれない。
ジェフ・ファウラー監督、ジム・キャリーはいい味出してる。ジェームズ・マースデン、若者かと思ったら1973年生まれなのね。
地球に逃げてきたソニック、一人で楽しく暮らしてたが、寂しさがつのって暴れてたら電磁パルスを発生させてしまって大停電を引き起こし、政府が雇ったドクター・ロボトニックに追われることになる。助けたのは町の警官トムで、、、という話。
ものすごく軽く普通な娯楽映画だったw まあ面白かったし、キャラクターを活かすのも成功してると思う。
ソニックにほとんど思い入れがない僕的には、実写の人間と共演する際の違和感を少なくするには変更前のソニックもアリと思ったけど、映画のテイストからしたら、変更後キャラの方向でぜんぜん大丈夫だったじゃん。という印象。
ただ、ポケモン映画も同様だったけど、毛が細かすぎで、顔のアップの際のサイズ感が変になる。あと、やはり毛ではなく「トゲ」でなんとかするべきだったんじゃないか?もあるけど、割とうまいこと毛にトゲを混ぜる形で解決してた。
●ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年)
フィンランドの村のヘビメタバンドの若い4人はライブもしたことなく自作曲もない。ある偶然からノルウェーのフェスに出られるチャンスが舞い込む。。。というコメディ。
https://youtu.be/DcEMKYIVaQU
めちゃくちゃ面白かったし笑えるところ多い! ここ1年くらいでは「ジョジョ・ラビット」と「エレファント・マン」に並ぶくらい好き。主人公のトゥロやメンバーもいいし、脇役の村の人とか道中出会う人たちとか全部イイ。作品や才能を世に問いたい若者たちって点でキュンとするところもたっぷり。
「アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~」もヘビメタバンドの話(ドキュメンタリー)だったけど、よかったなあ。見た目や音楽とは裏腹に、すごい純粋で繊細。
「ライオンから堂々と餌を盗む3人の動画」、見たことあるわw
●囚われた国家(2019年)
ルパート・ワイアット監督。ジョン・グッドマンって「フリントストーン」の人か! いい顔だなあ。他、ヴェラ・ファーミガなど。
宇宙からの侵略者に支配された地球。レジスタンスたちは反撃の火をつけようと爆破テロを計画する。。。という話。SFでなくても成り立つレジスタンスもの。「アルジェの戦い」をモデルにしてるそうで、なるほど。手持ちカメラの臨場感も効果的。
ただ、暗いばかりで楽しめるポイントがほとんどないし、予告編やキービジュアルの「ものすごくSFなイメージ」は、本編にはあまり出てこない。宇宙人もほとんど見せてくれない。ちょっと肩透かし。若い世代が観ると現状打破的な共感があるのかもしれないけど。あと、ポリコレ的に「ソニック・ザ・ムービー」と同じ部分アリ。
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