2019/02/09

最近観た映画メモ「カウボーイ&エイリアン」他

カウボーイ&エイリアン(2011年)
トロール・ハンター(2010年)
劇場版チェブラーシカ(2010年)
バットマン/マスク・オブ・ファンタズム(1993年)
許されざる者(1960年)

●カウボーイ&エイリアン(2011年)

原題も同じだけど、タイトルからするとバカ映画に思えてしまうところが損かも。当時の評判もイマイチだったから、ぜんぜん期待せずに観たらけっこう面白かった。普通に「西部劇の時代に宇宙人が攻めてきたら?」であって、バカ要素はあまり無い。ダニエル・クレイグはハマってるし、ハリソン・フォードは「特別感」の無いごく普通な俳優として出てて、逆にすごくイイ。

●トロール・ハンター(2010年)
ノルウェーのフェイクドキュメンタリー映画。伝説の化け物トロールを追う男を取材する大学生たちが残したビデオというテイ。「クローバーフィールド」のように終始手持ちカメラなので猛烈に酔う。そう面白くもなかった。日本で言えば「鬼」に相当するのかもしれんけど、彼らにとってはリアルなんだろうトロールの形状がユーモラスに見えちゃって、真面目なのか笑わせようとしてるのか、最後まで判断つかず。ただし、エンドクレジットの最後に、どう観ればいいのかのヒントが出る。

●劇場版チェブラーシカ(2010年)
約1時間と短い人形アニメ映画。子供向けというか、ちょっとマニアックで
おしゃれ女子向け? もちろんストーリーはほのぼの系なのでかったるいけど、許容範囲内。チェブラーシカが主役に見えないがw 日本で企画、アニメーション制作そのものは韓国だそうだけど、よく出来てるなあ。動きも含めてすごいていねいに作ってある。

●バットマン/マスク・オブ・ファンタズム(1993年)
DVD買ったのに観てなかった。これも1時間17分と短い。短い映画ってコンパクトに楽しめて良い。TVアニメーションシリーズの特別版の映画。ブルース・ティムの作風がクラシックでカッコイイ。フライシャーのスーパーマンみたい。前半は敵たちとの戦いと過去のバットマン誕生を交互に描く構成なんだけど、今どちらのシーンなのかちょっと混乱。バットマンらしくてとても良かった。ジョーカーもイイ。マーク・ハミルがジョーカーの声優やってるってのはこれなのね!

●許されざる者(1960年)
クリント・イーストウッドの「許されざる者」のオリジナルと思い込んでたけど、まったくの無関係w バート・ランカスターとオードリー・ヘプバーン主演。リリアン・ギッシュや「007ドクター・ノオ」のジョセフ・ワイズマンが出てる! Wikipediaによると巨匠ジョン・ヒューストンが「自作で最悪の一本」と言ってるらしい。製作側に押し切られたりヘプバーンが落馬して脊椎を折るなどトラブル続きだったそう。ひどい映画って評をいくつか読んでから見始めたためか、大仰でガチガチな芝居くさいキャラばかりだけど、それがかえって堂々とした神話っぽくて、そう悪くないじゃん、と思った。絵面のスケールが大きくて迫力もあるし。インディアンの描写など人種差別は確かに今は通用しないものの、そこから半歩だけ踏み出した物語。ランカスターは、、一貫してないかな。。どう捉えればいいのか、感情移入しにくい。クライマックスあたりから支離滅裂になってきて、ついていけなくなった。えええ? それでいいのか?? ……う〜ん、確かにこれはかなりイマイチな映画と言わざるを得ない。。。

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