機内映画、画質のいい液晶画面だったけど、ヘッドホンがイマイチでよく聞こえなかったのが残念。映画は大量に用意されてるけど、日本語字幕アリはゼロ。日本語音声アリは20本くらいだったかな? 「オッペンハイマー」があったのに、日本語版はなかった。
この環境で見るのはもったいない映画や「デューン」などすでに見たものを除くと、選択肢は多くない。3本見た。事前にiPhoneにダウンロードしておいたNetflixの「ドント・ルック・アップ」を加えて4本。
●ワンダーウーマン(2017年) 2:21 アメリカ AirFrance機内
監督パティ・ジェンキンス、出演 ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライトなど。
隠された島に住むアマゾン族の王女ダイアナ、戦士になるため修行の毎日。外の世界から迷い込んだスティーブから第一次大戦の惨禍を知り、戦いの神アレスの仕業と確信。アレスを倒しに戦地へ向かう……という話。
女性が監督した初のDC映画ということで話題になってた。ガドットの美しさかわいらしさは大きな魅力。神々の世界から人間の世界へやって来た彼女の純粋思考もハマってるし、それを第一次大戦の現実に組み合わせていくのはおもしろかった。
ただ、終盤の戦いは何度も見たことあるような「超人同士の格闘」の定番描写になってしまってて、ちょっとがっかり。
・クリス・パインって目がピーター・フォークに似てない?
●ドント・ルック・アップ(2021年) 2:23 アメリカ Netflix
アダム・マッケイ監督、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、ロブ・モーガン、ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメ、ジョナ・ヒル他。
大学院生ケイトが6ヶ月後に地球へ衝突して絶滅を引き起こす巨大彗星を発見する。教授のミンディ博士は計算で裏付けを取り、NASAや世界中の天文学者も査読して確認。女性大統領に警告するが、スキャンダルと選挙で頭がいっぱいの彼女はまったく頼りにできない。しかたなく、くだらない人気テレビ番組に話を持ち込むが……という話。
めちゃくちゃおもしろかった! 自分のことしか考えないアホな人類が危機回避の機会を何度もつぶして破滅へとなだれ込む。ディカプリオのミンディ博士の煩悩引きずられ、大統領の使えなさぶり、軽薄なテレビやSNS、怪しいIT会社CEO、ロン・パールマンのなりきり軍人もw
・小太りのダメおやじになりきったディカプリオが見もの。
●ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年) 2:13 アメリカ AirFrance機内
日本ではこの一週間前に公開されたばかり。主演は脇役でよく見かけたポール・ジアマッティ。老けメイクがハマってるけど、57歳とまだ若い。アレクサンダー・ペイン監督。他、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ。
1970年、全寮制の男子高校。嫌われ者の古代史教師ハナムはクリスマス休暇の宿直を命じられる。一人息子をベトナムで亡くしたばかりの黒人女性料理長メアリーも残る。5〜6人ほどいた居残り生徒たちは親の許可が取れてスキー旅行へ行ってしまい、生徒はトラブルメーカーのアンガスのみに。取り残された三人が、次第に打ち解けていく話。
よかった。あまり関わりたくない感じのハナムとアンガスの境遇や過去が明らかになっていく。じんわり来た。この映画、地味っぽいし、ぜんぜん知らなかったけど、ちゃんとアカデミー賞で作品賞含む5部門で候補になって、ランドルフは助演女優賞を受賞してるのだった。
・映画館のシーンでかかってるのが先日ようやく見れた「小さな巨人」(1970年)!
●リベンジ・マッチ(2013年) 1:53 アメリカ AirFrance機内
「ロッキー」(1976年)のシルヴェスター・スタローンと「レイジング・ブル」(1980年)のロバート・デ・ニーロ。両方のパロディを入れつつ、ジジイ同士の対決を描くコメディ。他、キム・ベイシンガー、ケヴィン・ハート、アラン・アーキン。監督 ピーター・シーガル。
ライバルボクサーだったレーザー(スタローン)とキッド(デ・ニーロ)は、直接対決で1対1。第3戦の直前に、レーザーは突然謎の引退表明。その後30年も遺恨を残したが、当時のプロモーターの息子のダンテが二人の決着をつける興行を思いつき、二人はトレーニングを開始する……という話。
めちゃユルいw あちこち脱力。一流の素材をおもちゃにしてる感w なんちゅうか、肩の力を抜いたまま楽しめる感じで悪くなかった。特に、飛行機の中でダラダラ見るには最適。確執の原因とか、ドタバタのプロモーション、老体自虐ネタなど、どれも面白かった。ラストのおまけもw
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