●夢のチョコレート工場(1971年)1:39 アメリカ U-NEXT
ジョニー・デップ主演のリメイクは観たけど、こちらは観たことなかった。監督メル・スチュアート、主演ジーン・ワイルダー。ギュンター・マイスナーが出てる。
大人気チョコレート、ワンカ。謎の工場に招待される金のチケットが5枚チョコレートに封入され、世界中大騒ぎ。金に物を言わせてチョコを買いまくった金持ちの子供4人と、貧乏な少年が当選。マスコミ注目の中、5人と保護者1名ずつの計10人が工場に招き入れられる……という話。わがままで自分勝手な悪い子たちが脱落させられていく。
まあ、あんまり面白くないw ミュージカル仕立てなのに、歌のシーンが少ない(歌はどれも良いのだが)。ジーン・ワイルダーが、脚本に翻弄されてる感じで魅力を発揮できてない。子供が喜ぶだろうといろんな要素を並べて見せた感じなんだろう。前半の貧乏暮らしの描写は童話みたいで悪くないんだけど。
それでも、面白さとは別の見どころがいっぱい。安っぽい極彩色のセットとか、4人の子供たちのムカつく感じとか、小人俳優たちが演じるウンパルンパの異様さとか。一度観てしまえばネタの宝庫としてめちゃくちゃ楽しめる、そういう種類の映画。
・日本では劇場未公開だったのね。昔、レコード「映画音楽大全集」ボックスの紹介文を読んで「名作なんだろうな」と思い込んでた。
・公開中の「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(2023年)は、ジョニー・デップ版ではなく、こちらの「夢のチョコレート工場」の前日譚だそう。ウンパルンパが同じカラーリングの小人。
●チャーリーとチョコレート工場(2005年) 1:55 アメリカ U-NEXT
あれ?観たはずなのに、リストにも映画メモにも残ってない。ってことは、2011年より前にDVDレンタルで観たのかな。ついでにこちらも観てみたけど、前半は確かに記憶あったけど、後半はまったく覚えてなかった。テレビで部分的に見たのかも。
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、ミッシー・パイル、クリストファー・リー。ディープ・ロイというインド系の小人俳優(スタートレック等大活躍してるそう)が165人のウンパルンパを演じてる。音楽はダニー・エルフマン。
ストーリーもエピソードも1971年版とほぼ同じ。21世紀の映画技術(と予算)であの頭が痛くなるような安っぽさはなくなり、ティム・バートンのやりたい放題のゴージャスな映画になってる。ブラックユーモアのテーマパークというか。
ジーン・ワイルダーの「わけわからず脚本に翻弄されてる感」はジョニー・デップにもあるけど、少年時代とかのエピソードのおかげで「ああ、そういう人物なんだ」という説得力はちょっとある。
旧作のどんでん返し的趣向は「余計だろ!」とも思ったけど、こちらにそれがないことで良くも悪くも、シャレとしてでも「子供向け教訓映画」としての体裁が弱くなってる気がした
惜しいのは、ウンパルンパを一人の俳優に演じさせてる違和感。全部同じ顔でうんざりしてくる。特にダンスは「コピペ感」が大きく、お金かかってるはずなのに安い映像に見えてしまう。
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