シェイプ・オブ・ウォーター(2017年)
ロミオとジュリエット(1968年)
ウエストサイド物語(1961年)
ペース落ちてると思ったけど、とりあえず2日に1本くらいは観れてる。古い順に観てたけど、もうしんどいので、新旧を取り混ぜて進める。
●シェイプ・オブ・ウォーター(2017年)
冒頭から度肝を抜かれたw 「大人」のファンタジーとして、リミッターを外して観客を楽しませるぞ!のファンファーレみたいなものか。全編に渡ってちょっと境界線を越えるくらいのやりすぎだけど、それがおとぎ話感を醸し出す。感動やスリルの要素をいっぱい詰め込んでも破綻がない完成度はすごいし、画面も美しい。デル・トロ的には「ヘルボーイ」のC-3POみたいな印象の細い半魚人を思い出すけど、こちらはたくましい半魚人。主人公と半魚人が孤独なのはもちろん、他の主要登場人物もほとんど実質的に孤独なのね。ところで、あれ?主人公の傷跡がある側ってそっちだっけ? と思った時点で、あ、もしかしてこれは!って、ラストも腑に落ちた。だって主人公は口がきけないんだもん。
●ロミオとジュリエット(1968年)
先日観たローレンス・オリヴィエの「ハムレット」同様、たぶんシェークスピアの戯曲そのまま台本にしてるので、大仰でくどったらしいセリフはしかたない。ミュージカルでもそういうのあるけど、映画化ではなく舞台の映像化。
お話としては有名なそのまんまだろうけど、こうやってじっくり見たのは初めてだったかも。衣装はホントに素晴らしい。ルネサンスの絵画の人物みたい。イタリアロケの「本物」の背景も。船上のロミオとジュリエット「タイタニック」でカメラを軸にクルクル回るダンスの元もあった。しかし、両家の皆が信頼のハブにしてるのに、説明も根回しもせず、思いつきの計略も管理できない神父が全部悪い。悲劇を回避できるチャンスは何度もあったのに。マッドサイエンティストめ、責任とれw 事態が早く進み過ぎたってのはあるけどね。オリビア・ハッセー、若い!っていうかぽっちゃりした子供に見える。布施明と結婚したの1980年、高3の感覚で「昔、ジュリエットやったおばさん」と思ってたけど、まだ29歳だったのね!びっくり。
●ウエストサイド物語(1961年)
高校くらいから何度かテレビ放映を観る機会はあったんだけど、「ぜったいムリ、嫌いに決まってる」っていう拒否反応。だって、、、、カッコワルイじゃん。。「ロミオとジュリエット」を見ちゃったのでついでに観てみたけど、やはり思ったとおりの印象だったorz ミュージカルはずいぶん見慣れたし、観る時の受け入れ方もわかってきてるはずだけど、やっぱムリだった。決闘に向かう2つのグループと主人公たち3人の計5つの別々の歌を繋いで重ねて同期して、の部分はさすがにカッコよかった。マイケル・ジャクソンの「Beat it」のビデオは完全にこの映画が元ネタなのね。何度も出てくるセリフ「Beat it」は「うせろ!」か。「Bad」のビデオでもいくつかオマージュやってる。
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