2019/09/29

最近観た映画メモ「スリー・ビルボード」他

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年)
シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年)
スリー・ビルボード(2018年)

●スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年)
第1作もそうだったけど、若々しいカーク船長やスポックがいいなあ。昔のスタートレックみたいなちょっとコメディ調で始まって、このままずっとこの調子だったらどうしよう。。とか思ったけど、最初だけだったw 面白かった。あの手強すぎるキャラクター(ベネディクト・カンバーバッチ)が帰ってきた。あの時とはカークとスポックの役割がひっくり返ってるのね。スポック、感情を捨てたわけじゃないってのが良かった。ところで、宇宙船の描写は超満足するものだったし、手ブレ風な画面もカッコいい。なのに、宇宙の戦いの描写とかって僕的にそんなにワクワクするものじゃなくなっちゃってるな。。。残念ながら。

●シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年)
前作は大好き。今回も面白かった。ベネロペもラルフも生き生きしてる。ベネロペのちょっとしたモーションに感動してしまう。ただ、二人の
友情や想いを強調しすぎてるために、二人の関係って友達なのか恋人なのか何なのかビミョーな感じに見えちゃうかな。しかし、とんでもない物量の世界w 恐ろしいほど大量のキャラや背景の作り込み、モデリングの量とか気が遠くなりそうw ネットの世界の実在のネット企業やディズニー関連キャラはもちろん他社有名キャラが無数に出てくる。他社巻き込み具合は「レディ・プレイヤー1 」よりすごいかもしれない。Wikipedia見ると、気が付いてないくらいたくさんキャラが出てるし小ネタも多い。ネットの世界というか仕組みの描写は確かに古臭く感じてしまうけど、ブロードバンドやSNSが始まった頃を知らない子供たちにはわかりやすそうだし、これで正解じゃないかな。カーチェイスのシーン最高! 古今東西でベスト級。プリンセスたちもいいなあ。ただ、ちょっとダレるシーンはあったりする。っていうか、再生バーの位置を見てると時間配分がおかしな気がした。画面のイベント的に派手に盛り上がってる雰囲気に惑わされてしまうのか。最後のほうで、あれ? こういう雰囲気になってまだ終わりじゃないの?と思ってたら! エンドクレジットが15分もあったw ところで、前作で、原題の「ぶっ壊せ!ラルフ」をベネロペが登場するゲームのタイトル「シュガーラッシュ」にしてしまったため(ピンク色イメージのかわいらしい女の子向け)、今作の原題「ラルフがインターネットを壊す」のクライマックスの意味が弱まってしまったのはもったいなかった。シリーズが続くなら「レイダース」みたいなことにならないように早めに変更するほうがいいかも。

●スリー・ビルボード(2018年)
めちゃくちゃ良かった。ズーーーーンって感じがずっと続くこういうの好き。観終わっても続いてるw こうなるだろうなって予測を何度も何度も覆され、「ええええ〜〜!!」って叫んじゃうような箇所がいくつも。フランシス・マクドーマンド、すごくイイ。悪い役やってる時の老クリント・イーストウッドみたいな「立ち向かう意思」って感じ。「娘を惨殺され、やる気のない警察に抗議の看板を立てる母親」っても、その家庭はぜんぜんイメージ通りじゃないし。ウディ・ハレルソンの署長も後半ほぼ主役のサム・ロックウェルもイイなあ。小さいピーター・ディンクレイジはいつもカッコイイ。登場人物たちが全員、第一印象どおりでなく複雑な背景を抱えてたり。ラストはあれですごく自然だと思った。

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