アイ・アム・サム(2001年)
キング・オブ・コメディ(1983年)
ザ・テキサス・レンジャーズ(2019年)
ティンカーベル(2008年)
●アイ・アム・サム(2001年)
めちゃくちゃ良かった! 知的障害のある父親(ショーン・ペン)が娘(ダコタ・ファニング)と引き離されそうになり、弁護士(ミシェル・ファイファー)といっしょに戦う、という話なんだけど、みんないい人。戦う相手の検事や里親など立場がちがう人もいるけど基本的に誰も悪い人がいない(産み逃げした母親は別として)。お店の人や友達のみんなもいい人たちばかり。やさしい世界。ビートルズの曲が全編に流れる。本家音源を使うと使用料だけで制作費と同じくらいになっちゃうのでカバーにしたが、結果的に大成功だそう。本家に近いアレンジでスッと入ってくる。
●キング・オブ・コメディ(1983年)
おもしろかった! ホアキン・フェニックスの「ジョーカー」が参考にしてるとのことで、急遽観てみた。ジャンルはなぜかコメディってなってるけど、ほとんどサイコ・ホラー。コメディアン志望の頭がおかしい男デ・ニーロが、番組に出してほしいとあこがれのジェリー・ルイスにつきまとう。「タクシードライバー」の変奏曲というか
語り直しのようで、かなり怖い。現実と妄想が入り混じり、どんどん危ない方向に。妙な形だけどホッとさせてくれるので後味は悪くないw 実はわかっててやってるとも取れるし。スコセッシ作品の中ではかなり好きかも。デ・ニーロが持ってきた企画だそうで、水を得た魚の独演会w エキセントリックな人物を上手い俳優が完全に成りきって演じる映画ってたいてい大好き。ジェリー・ルイスも渋くて良い。共犯の女優が強烈!
●ザ・テキサス・レンジャーズ(2019年)
おもしろかった! Netflixオリジナル映画。Facebookに繰り返し広告が出てて、つい観てしまった。「俺たちに明日はない」の反対側、追う者たちの物語。引退してたのにキャシー・ベイツの知事に請われて復帰したレンジャーたち。ケビン・コスナーとウディ・ハレルソン主演で面白くないわけがないw アクションは控えめだけど、味のあるかっこいいジジイたちの動きや会話、ちょっとギクシャクした関係を見てるだけでぜんぜん持つ。姿を見せないボニーとクライド。そもそも、結末がどうなるかはわかってるので、描写が命。ラストも凄まじかった。
●ティンカーベル(2008年)
元々オリジナルビデオ作品で100%女児向けなんだろうけど、キャッキャウフフみんな仲良しを強調するあまり、しっかり女の子の世界のヒエラルキーというか階級的なものが垣間見えてヒヤヒヤした。あと、授かった「才能」の可視化もすごいし、「もの作り」は地味に見えるけど大切で、「技術や合理化で困難を乗り越えるエンジニア素敵! 」って女児に刷り込んでるよ!! 国策wかどうか知らんけど、アメリカしたたか! ストーリー自体は子供向けで多少ゆるいかもしれんけど、そういう点にめちゃ感動したw 1時間17分と短くて見やすい。
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