昨日のリンク周辺で知ったドイツ製の子供向けCGアニメ「Animals United」。CGアニメ映画はけっこうチェックしてるんだけど、これはぜんぜん知らなかった。日本未公開だけど邦題はついてて、「どうぶつ会議」(笑)。YouTubeで予告編が見れる。しかし、どう見てもアメリカ製動物CGアニメ映画のテイスト。ドイツでさえこれか。世界中で同じソフト(Autodesk)と同じお手本(ピクサーやドリームワークスとか)だったら、割と同じテイストに行っちゃいますよねえ。
最近見た「怪盗グルーの月泥棒」「くもりときどきミートボール」など、ピクサーを含めたカートゥーン傾向のCGアニメーションの演技というかモーションや表情付けって、完全にアメリカ式のものであって、これを日本のCGアニメにやってもまったくそぐわないな。西洋人のオーバーアクションが元になってるから、日本の作品でやってもクサいだけ。
そもそもレンダーマン的なリアルな質感自体が日本の作品に合わない可能性も。やはり、質感や画質を上げれば上げるほどに向こうのCGアニメ映画っぽくなるかも。
ショートアニメやCMなどかなりの数のCG作品を見てますけど、やはり世界中のどの国で作られたCGでも、リアルな方向に行けば行くほどアメリカCGのテイストに近づいてしまうようです。画面のテイストという意味では、日本のCGアニメ映画「よなよなペンギン」や「ホッタラケの島」などは、アメリカ製CG映画とは明らかに方向がちがってる。このへん伸ばしていくべきなんだろうな。「もののけ島のナキ」の画面テイストはアメリカCG映画に近づいてるかな。「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」もハリウッドCG映画っぽくないぞ!
たとえば爽健美茶のCMの動物CGは、CG好きの僕でさえいくらなんでもクドすぎると思うハリウッドCG映画テイスト。肉食人種のCGというか。サンタモニカのAnimal Logicというスタジオが作ったそう。「がんばってアメリカの一流CGプロダクションに依頼してみましたっ!」感もあふれてて、きもちわるかったです。爽健美茶の爽やかさとかけ離れた世界。
今やってるファンタのCMもニューヨークのスタジオだそうで、リアルCGとはちがう一つの方向の典型で、割とよく見るテイストです。このCMが日本のターゲット層にどうウケるのかわかりませんけど、爽健美茶のCMと同様に「日本でなじみのないテイストの海外CG映像」って点で興味あります。
ところで、ファンタに関して根本的なこと間違えてました。ファンタってコカコーラの日本法人の独自商品だと思い込んでたんです。あのCMは世界共通のものなんですね。
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