2021/08/30

Adobe MAX 2021のコミュニティページに見覚えのあるクマ


Adobe MAX 2021のコミュニティページに見覚えのあるクマがいるよ。3D and ARカテゴリのビジュアルを依頼されたオマケで作ったポートレイトです。ビジュアルのほうはAdobeの告知やSNS等でこれから何度か出てくるはずなのでお楽しみに。

https://max.adobe.com/community/

2021/08/28

最近観た映画メモ「プリティ・ウーマン」他

前回、「バタバタしてて映画見てられなく、U-NEXTとNetflixの月払いを停止」と書いたけど、バタバタの原因のひとつがなくなったため、月払いを再開しようかなと。

しかし、せっかくなのでU-NEXTとNetflix以外で観れるもののピックアップと、特典のDisney+の1年間が終わる前に「マンダロリアン」他を見ちゃうことにするつもり。月払い再開はたぶん来年かな。

ということは、「なぜか見てない映画を見るシリーズ」の残りの約50本は2022年に持ち越し。。。(U-NEXTはポイントが残ってるので、有料映画のみしばらく視聴可能。月払いしてなくてもポイントチャージは可能。そのへん、ビデオマーケットと同じく)

●MEMORIES(1995年)

ず〜っと観たかったけど機会がなかった。もう26年前の作品。大友克洋製作総指揮、総監督の中編3本のオムニバス。豪華スタッフ。

「彼女の想いで」
救難信号を受けて向かった宇宙船の墓場で、表舞台から消えた女優の残した怨念と対決することになるSFホラー。なかなか怖くてよかった。原作マンガでは「ラストの衝撃」として使われてた「巨大宇宙船が○○の形をしてること」が3DCGが暗くてイマイチだし強調されてなく、衝撃度が弱いのはもったいない。

「最臭兵器」
甲府の研究所、手違いで飲んでしまった薬のために生きた毒ガス兵器と化してしまった青年が東京へ向かうパニックコメディ。おもしろさで言えば3本中ベスト。無数の兵器が押し寄せる悪ノリ描写はちょっとやりすぎな気がw

「大砲の街」
何と戦ってるのかわからないけど無数の大砲で武装された街の、家族3人の1日を描くファンタジー。これの発展系が「スチームボーイ」(試写会で観たけどイマイチだった)。最近見た「モータルエンジン」と同じく、異世界の描写や設定を楽しむ映画=ほぼ出オチになってしまい、つまらなく感じてしまうんだろうけど、20分という尺の短さで助かってる。

観たときは気づかなかったけど「全編ワンカット描写」だそう。アニメーションでワンカットって意味あるのか?とは思うけど、視点の移動で複数の場所がスムーズにつながって場面の切れ目がないことで、一種の没入感が得られてたと後で確認してわかった。鉛筆感丸出しの描線がイイ。ヨーロッパのアートアニメーションみたい。

●プリティ・ウーマン(1990年)

1990年前後の「なぜか観てない映画」代表。「マイ・フェアレディ」の現代版のシンデレラ物語とかなんとか、大金持ちの実業家が気まぐれに雇った娼婦。彼女は素敵な女性に変身していく、という話。

リチャード・ギアとジュリア・ロバーツ。監督はゲイリー・マーシャル。「プリティ・プリンセス」でも変身シンデレラをやってる。

なるほどね〜。いろいろ細かいところまで面白かった。後半の長い長いキャッキャウフフ状態のシーンは耐えられないけどw  ただ、ラストはあれでいいのか? 自立と愛と両立できるんだろうか? 後半で積み上げた前向きな姿勢をぶち壊す感じ。いやまあ、おとぎ話ってことでいいんだろうけど。

・ヒギンズ教授は自らイライザをみっちり教育するけど、ルイスはビビアンにほぼ何も教えない。教えるのは周囲の好意的な人たち。というか、あの支配人いいな。

・ビビアン、もっともっと下品な感じに表現してもよかったんじゃじゃないか?きれいになったときとの落差が小さすぎる感じ。

・90年の映画だけど、80年代後半の香りがプンプン! いい感じ。日本が絶好調のときの影響があちこちに。

・80年代後半の華やかな雰囲気の曲が次々と流れる中、主題歌「オー・プリティ・ウーマン」(1964年の曲)の音質がおかしい。なんでこんなこもった音をそのまま使った?

●何も変わらない: ハンクとして芸術家の魂(2018年)

1960年にニューヨークにスタジオを持ち、以来ずっと自宅から毎日地下鉄で通って絵を描き続ける老アーティスト、ハンク・ヴァルゴナのドキュメンタリー。「何も変わらない」ってのは、その生活のこと。

モランディに影響受けてるのはよくわかる。目の隅に映る何かをヒントに、何十年も自分の絵を追求。ものすごく有名ではないけど無名ってわけでもなく、そこそこ評価あっていくつもの美術館に収蔵されてるそう。ニューヨークでポール・デイビス(超大御所イラストレーター)と展覧会やったりしてるし、ソサエティ・オブ・イラストレーターズでいくつも賞を取ってるらしい。この映画の後、亡くなったそう。

ずっと変わらない制作の日々を続けながら、少しずつ新しいアイディアを取り入れたりする姿勢はひとつの理想でもある。ちょっとうらやましいかも。

映画の内容はおいといて、このドキュメンタリー映画、今までいろんな配信映画見たけど、たぶん日本語訳の点でワースト。YouTubeの自動翻訳字幕みたいなほとんど意味不明の日本語。文章にもなってないし切れ切れだし。そんなデタラメな日本語字幕が、白っぽい画面に白で出てくるので読みにくいし。そもそも、タイトルからして変だし。説明文に「福井亮の音楽を呼び物にする(フィーチャーするw)」 って、調べたら漢字は「福居良」じゃん。

とにかく、字幕がほとんど意味が取れないのがもったいなかった。ちゃんとした字幕か吹き替えでもう一度見たい。

サイトで絵を売ってる。サイズが小さいってのもあるけど、肉筆でも手頃な値段。
https://www.hankvirgonaart.com/products

2021/08/14

3Dプリンタ作品、アイコンベアーなど4点 その11 完成写真

アイコンベア/Icon Bear (TDW_1818) W213 D147 H255 (mm)



スモーキー(青)/Smoky Blue (TDW_2408) W173 D147 H255 (mm)



電球/Light Bulb (TDW_3195) W160 D122 H223 (mm)



ナスカ野郎/Nasca Guy (TDW_3131) W147 D112 H283 (mm)












最近観た映画メモ「ノマドランド」他

2ヶ月ぶりに3本。。。先月後半、U-NEXTとNetflixの月払いを停止。4〜5月からペース落ちてたけど、以降もいろいろバタバタしてて、映画鑑賞とかしてられない気分なので。

観ようと思えばAmazonでもYouTubeでもApple TVでも普通に有料で観れるし。未見のドラマやアニメのDVDはまだ山ほどあるし。

U-NEXTとNetflix、どちらも停止から1ヶ月間は視聴できるはず。特にU-NEXTのポイント消化を含め10本くらいを観てしまおうとリストを作ったのだが、、、、ガーン! U-NEXTの見放題作品って月払い継続中でないと観れないことが判明。(ポイントがあるうちは有料作品は視聴可能らしい)

しまった! いくつか楽しみにしてた映画が観れない。う〜〜〜ん。いつ再開するかわからんけど、再開後のお楽しみということにしておこう。

●ノマドランド(2020年)

ネバダ州の大きな石膏会社が閉鎖、企業城下町も消滅。夫を亡くして一人暮らししていた元代用教員のファーンは住めるように改造したバンで街を出る。アマゾンの倉庫や観光地、レストランなど働き口を点々としつつ、ホームレスよりちょっとマシなだけなノマドだが、仲間たちがいた。

主演のフランシス・マクドーマンドが製作! ドキュメンタリーの原作に衝撃を受けて映画化権を買ったんだそう。役名とキャストの名前が同じ人が多いのは、本物のノマドに演じてもらってるから。

良かった。大事件は起きず、淡々としてるけど、主にマクドーマンドの密度の高い演技と人々の暖かさ、圧巻の自然描写のせいでぜんぜん大丈夫。劇映画っぽくない日常のドキュメンタリーっぽく、「あ、この後何かエグい事件が起きる?」っていちいち思っちゃうのがもったいない。案の定、事件は起きないのだがw そんな調子なので、さすがに後半ちょっとダレ気味かも。

寒々とした風景だけど、通りがかりの人やノマド仲間も含めなんか人々が暖かく、優しい世界。僕的に最近の印象に残ってる「500ページの夢の束」や「アイアムサム」のような。単に優しく温かい世界なだけではぬるいばかりだけど、その2本も本作も、キツい面も描く。ハンディのある人に優しく接するのが米社会の一つの理想なのかもしれない。実世界でそれが実現できてるか別として、だけど。

特殊な世界を描いてるようで、人間は誰もがノマドかもね的な。

●ブライトバーン(2019年)

地球に送られたスーパーマンの赤ん坊は正義のヒーローへと成長していくが、もし彼が邪悪だったら?という話。子供が思春期に差しかかり、親の所有物から他者になっていく怖さがベースにあるんだろう。

ジェームズ・ガン製作(「スーパー!」にも接点)。脚本は彼の兄弟、ブライアン・ガンとマーク・ガン。監督はデヴィッド・ヤロヴェスキー。母親役で主演のエリザベス・バンクスって「40歳の童貞男」で、カワイイと思ったらとんでもない変態でみんなドン引き、って役で知ったw 子役、悪を秘めた硬い表情とか上手い。

普通に面白かったけど、撮り方にちょっと違和感。スーパーマンを裏返しにしたらホラーになってしまうコンセプトだけで十分怖いんだから、ホラー映画っぽい表現を強調したらくどい。特に冒頭のかくれんぼとか目のアレとかまったく不要。サインとかもそうだし、あちこち演出が安っぽい。あと、夫婦は子供の正体(善悪は別として)を知ってるのに、なんで今さら驚く?ってのも。

「スーパーマン」の前半や「オーメン」みたいに格調高い映画にできそうなんだけどなあ。いろいろ悪いやつ大集合になりそうな続編に期待。

●General Magic(2018年)

1990年、Appleを飛び出した若者たちが開発した現在のスマホの原型/先祖となるデバイスの会社。クラウドという概念も作った。しかしそれを90年代前半の最も悪いタイミングでリリースして大失敗、消滅した会社のドキュメンタリー。

数年後に到来するインターネット時代の読み違い(AT&Tの閉じたサービスを利用)、数々の強大な潜在ライバル企業を不用意にパートナーとしたこと(特に、親会社のAppleのNewtonとモロかぶり)、技術力不足。社名はなんとなく知ってた。1992年にMacを導入した頃のMac雑誌などに載ってたんだろうな。

後半の倒産の暗い顛末からの展開が鳥肌もの。その後、同社で机を並べてた二人が世界を変える!この映画によって、GeneralMagicは現代のテクノロジーを目指す若者たちにとってトキワ荘的なものになるかもw

・PDA(Personal Digital Assistant)って貧弱な回線環境ではあったものの、90年代後半〜2007年のiPhone登場までスマホ的な位置を担ってた。PalmやW-ZERO3など持ってた。ただ、実用で使ってる人はわずかだったんじゃないかな。

・NewtonはAppleに復帰したジョブズによって捨てられた。2001年に「すごいものが登場する」って予告されてたとき、新しいPDAが出ると思ったんだよなあ。出たのはMP3プレーヤーでがっかりした記憶あるw まあそのiPadがiPhoneに育つわけだけど。

・まだブイブイ言わしてる最中のソニーやパナソニックなどの日本人たちがドキュメンタリーのあちこちに映ってるのが感慨深いw

・当時、GeneralMagic社で撮られた映像は「これは歴史を証明する映像として使う」って当時言ってるのがすごい。

https://general-magic.jp/

General Magicについての記事
https://ascii.jp/elem/000/001/546/1546253/

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