前回、「バタバタしてて映画見てられなく、U-NEXTとNetflixの月払いを停止」と書いたけど、バタバタの原因のひとつがなくなったため、月払いを再開しようかなと。
しかし、せっかくなのでU-NEXTとNetflix以外で観れるもののピックアップと、特典のDisney+の1年間が終わる前に「マンダロリアン」他を見ちゃうことにするつもり。月払い再開はたぶん来年かな。
ということは、「なぜか見てない映画を見るシリーズ」の残りの約50本は2022年に持ち越し。。。(U-NEXTはポイントが残ってるので、有料映画のみしばらく視聴可能。月払いしてなくてもポイントチャージは可能。そのへん、ビデオマーケットと同じく)
●MEMORIES(1995年)
ず〜っと観たかったけど機会がなかった。もう26年前の作品。大友克洋製作総指揮、総監督の中編3本のオムニバス。豪華スタッフ。
「彼女の想いで」
救難信号を受けて向かった宇宙船の墓場で、表舞台から消えた女優の残した怨念と対決することになるSFホラー。なかなか怖くてよかった。原作マンガでは「ラストの衝撃」として使われてた「巨大宇宙船が○○の形をしてること」が3DCGが暗くてイマイチだし強調されてなく、衝撃度が弱いのはもったいない。
「最臭兵器」
甲府の研究所、手違いで飲んでしまった薬のために生きた毒ガス兵器と化してしまった青年が東京へ向かうパニックコメディ。おもしろさで言えば3本中ベスト。無数の兵器が押し寄せる悪ノリ描写はちょっとやりすぎな気がw
「大砲の街」
何と戦ってるのかわからないけど無数の大砲で武装された街の、家族3人の1日を描くファンタジー。これの発展系が「スチームボーイ」(試写会で観たけどイマイチだった)。最近見た「モータルエンジン」と同じく、異世界の描写や設定を楽しむ映画=ほぼ出オチになってしまい、つまらなく感じてしまうんだろうけど、20分という尺の短さで助かってる。
観たときは気づかなかったけど「全編ワンカット描写」だそう。アニメーションでワンカットって意味あるのか?とは思うけど、視点の移動で複数の場所がスムーズにつながって場面の切れ目がないことで、一種の没入感が得られてたと後で確認してわかった。鉛筆感丸出しの描線がイイ。ヨーロッパのアートアニメーションみたい。
●プリティ・ウーマン(1990年)
1990年前後の「なぜか観てない映画」代表。「マイ・フェアレディ」の現代版のシンデレラ物語とかなんとか、大金持ちの実業家が気まぐれに雇った娼婦。彼女は素敵な女性に変身していく、という話。
リチャード・ギアとジュリア・ロバーツ。監督はゲイリー・マーシャル。「プリティ・プリンセス」でも変身シンデレラをやってる。
なるほどね〜。いろいろ細かいところまで面白かった。後半の長い長いキャッキャウフフ状態のシーンは耐えられないけどw ただ、ラストはあれでいいのか? 自立と愛と両立できるんだろうか? 後半で積み上げた前向きな姿勢をぶち壊す感じ。いやまあ、おとぎ話ってことでいいんだろうけど。
・ヒギンズ教授は自らイライザをみっちり教育するけど、ルイスはビビアンにほぼ何も教えない。教えるのは周囲の好意的な人たち。というか、あの支配人いいな。
・ビビアン、もっともっと下品な感じに表現してもよかったんじゃじゃないか?きれいになったときとの落差が小さすぎる感じ。
・90年の映画だけど、80年代後半の香りがプンプン! いい感じ。日本が絶好調のときの影響があちこちに。
・80年代後半の華やかな雰囲気の曲が次々と流れる中、主題歌「オー・プリティ・ウーマン」(1964年の曲)の音質がおかしい。なんでこんなこもった音をそのまま使った?
●何も変わらない: ハンクとして芸術家の魂(2018年)
1960年にニューヨークにスタジオを持ち、以来ずっと自宅から毎日地下鉄で通って絵を描き続ける老アーティスト、ハンク・ヴァルゴナのドキュメンタリー。「何も変わらない」ってのは、その生活のこと。
モランディに影響受けてるのはよくわかる。目の隅に映る何かをヒントに、何十年も自分の絵を追求。ものすごく有名ではないけど無名ってわけでもなく、そこそこ評価あっていくつもの美術館に収蔵されてるそう。ニューヨークでポール・デイビス(超大御所イラストレーター)と展覧会やったりしてるし、ソサエティ・オブ・イラストレーターズでいくつも賞を取ってるらしい。この映画の後、亡くなったそう。
ずっと変わらない制作の日々を続けながら、少しずつ新しいアイディアを取り入れたりする姿勢はひとつの理想でもある。ちょっとうらやましいかも。
映画の内容はおいといて、このドキュメンタリー映画、今までいろんな配信映画見たけど、たぶん日本語訳の点でワースト。YouTubeの自動翻訳字幕みたいなほとんど意味不明の日本語。文章にもなってないし切れ切れだし。そんなデタラメな日本語字幕が、白っぽい画面に白で出てくるので読みにくいし。そもそも、タイトルからして変だし。説明文に「福井亮の音楽を呼び物にする(フィーチャーするw)」 って、調べたら漢字は「福居良」じゃん。
とにかく、字幕がほとんど意味が取れないのがもったいなかった。ちゃんとした字幕か吹き替えでもう一度見たい。
サイトで絵を売ってる。サイズが小さいってのもあるけど、肉筆でも手頃な値段。
https://www.hankvirgonaart.com/products
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