2ヶ月ぶりに3本。。。先月後半、U-NEXTとNetflixの月払いを停止。4〜5月からペース落ちてたけど、以降もいろいろバタバタしてて、映画鑑賞とかしてられない気分なので。
観ようと思えばAmazonでもYouTubeでもApple TVでも普通に有料で観れるし。未見のドラマやアニメのDVDはまだ山ほどあるし。
U-NEXTとNetflix、どちらも停止から1ヶ月間は視聴できるはず。特にU-NEXTのポイント消化を含め10本くらいを観てしまおうとリストを作ったのだが、、、、ガーン! U-NEXTの見放題作品って月払い継続中でないと観れないことが判明。(ポイントがあるうちは有料作品は視聴可能らしい)
しまった! いくつか楽しみにしてた映画が観れない。う〜〜〜ん。いつ再開するかわからんけど、再開後のお楽しみということにしておこう。
●ノマドランド(2020年)
ネバダ州の大きな石膏会社が閉鎖、企業城下町も消滅。夫を亡くして一人暮らししていた元代用教員のファーンは住めるように改造したバンで街を出る。アマゾンの倉庫や観光地、レストランなど働き口を点々としつつ、ホームレスよりちょっとマシなだけなノマドだが、仲間たちがいた。
主演のフランシス・マクドーマンドが製作! ドキュメンタリーの原作に衝撃を受けて映画化権を買ったんだそう。役名とキャストの名前が同じ人が多いのは、本物のノマドに演じてもらってるから。
良かった。大事件は起きず、淡々としてるけど、主にマクドーマンドの密度の高い演技と人々の暖かさ、圧巻の自然描写のせいでぜんぜん大丈夫。劇映画っぽくない日常のドキュメンタリーっぽく、「あ、この後何かエグい事件が起きる?」っていちいち思っちゃうのがもったいない。案の定、事件は起きないのだがw そんな調子なので、さすがに後半ちょっとダレ気味かも。
寒々とした風景だけど、通りがかりの人やノマド仲間も含めなんか人々が暖かく、優しい世界。僕的に最近の印象に残ってる「500ページの夢の束」や「アイアムサム」のような。単に優しく温かい世界なだけではぬるいばかりだけど、その2本も本作も、キツい面も描く。ハンディのある人に優しく接するのが米社会の一つの理想なのかもしれない。実世界でそれが実現できてるか別として、だけど。
特殊な世界を描いてるようで、人間は誰もがノマドかもね的な。
●ブライトバーン(2019年)
地球に送られたスーパーマンの赤ん坊は正義のヒーローへと成長していくが、もし彼が邪悪だったら?という話。子供が思春期に差しかかり、親の所有物から他者になっていく怖さがベースにあるんだろう。
ジェームズ・ガン製作(「スーパー!」にも接点)。脚本は彼の兄弟、ブライアン・ガンとマーク・ガン。監督はデヴィッド・ヤロヴェスキー。母親役で主演のエリザベス・バンクスって「40歳の童貞男」で、カワイイと思ったらとんでもない変態でみんなドン引き、って役で知ったw 子役、悪を秘めた硬い表情とか上手い。
普通に面白かったけど、撮り方にちょっと違和感。スーパーマンを裏返しにしたらホラーになってしまうコンセプトだけで十分怖いんだから、ホラー映画っぽい表現を強調したらくどい。特に冒頭のかくれんぼとか目のアレとかまったく不要。サインとかもそうだし、あちこち演出が安っぽい。あと、夫婦は子供の正体(善悪は別として)を知ってるのに、なんで今さら驚く?ってのも。
「スーパーマン」の前半や「オーメン」みたいに格調高い映画にできそうなんだけどなあ。いろいろ悪いやつ大集合になりそうな続編に期待。
●General Magic(2018年)
1990年、Appleを飛び出した若者たちが開発した現在のスマホの原型/先祖となるデバイスの会社。クラウドという概念も作った。しかしそれを90年代前半の最も悪いタイミングでリリースして大失敗、消滅した会社のドキュメンタリー。
数年後に到来するインターネット時代の読み違い(AT&Tの閉じたサービスを利用)、数々の強大な潜在ライバル企業を不用意にパートナーとしたこと(特に、親会社のAppleのNewtonとモロかぶり)、技術力不足。社名はなんとなく知ってた。1992年にMacを導入した頃のMac雑誌などに載ってたんだろうな。
後半の倒産の暗い顛末からの展開が鳥肌もの。その後、同社で机を並べてた二人が世界を変える!この映画によって、GeneralMagicは現代のテクノロジーを目指す若者たちにとってトキワ荘的なものになるかもw
・PDA(Personal Digital Assistant)って貧弱な回線環境ではあったものの、90年代後半〜2007年のiPhone登場までスマホ的な位置を担ってた。PalmやW-ZERO3など持ってた。ただ、実用で使ってる人はわずかだったんじゃないかな。
・NewtonはAppleに復帰したジョブズによって捨てられた。2001年に「すごいものが登場する」って予告されてたとき、新しいPDAが出ると思ったんだよなあ。出たのはMP3プレーヤーでがっかりした記憶あるw まあそのiPadがiPhoneに育つわけだけど。
・まだブイブイ言わしてる最中のソニーやパナソニックなどの日本人たちがドキュメンタリーのあちこちに映ってるのが感慨深いw
・当時、GeneralMagic社で撮られた映像は「これは歴史を証明する映像として使う」って当時言ってるのがすごい。
https://general-magic.jp/
General Magicについての記事
https://ascii.jp/elem/000/001/546/1546253/
トニー・ファデルがiPod→iPhoneを開発、アンディ・ルービンがAndroidを開発!
0 件のコメント:
コメントを投稿