今回と次回は、本来観ようと思ってた映画の関連作品を見たくなって追加してて、ちょっと変則的。やはり本数増えるw
●プレディスティネーション(2014年)
Facebookに流れてきた動画「主人公の女の子の生い立ち」が強烈で、何て映画?と調べたのがこれだった。ハインライン原作のタイムマシンSF。マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟監督、オーストラリア映画。主演はイーサン・ホークとサラ・スヌーク。特にサラ・スヌークの演技そのものが映画の核心になってて非常に見応えがある。
犯罪を防ぐ時空警察官、孤児院で育った女性、爆弾魔、三人の運命が絡む。何書いてもネタバレになる系なので書かない。っていうか、ハインラインの原作の日本語版タイトル自体が重大なネタバレになってるのはいいのか?w
先日観たイーサン・ホーク主演の「ガタカ」も小粒だけど秀作SFって感じだったけど、これもタイムパラドックスを手玉にとっててとても良い。「え〜と、アレがああなって、コレがこうなって、えーとえーと?」って混乱すること請け合いw 時系列を図で説明してる記事もあったり。
●リトルショップ・オブ・ホラーズ(1960年)
1986年版を見始めたらなかなか面白く、せっかくなので原作を先に観ようってことで追加。ロジャー・コーマンのホラーコメディ。若きジャック・ニコルソンが変な役で出演してる。
ミスばかりしてクビになりそうな花屋の店員シーモアが、「珍しい植物を育ててる」と自宅から持ち込んだ食虫植物のような花。枯れそうだったが、たまたまかかった血液が花を元気にする。花は「もっと食わせろ」と要求がエスカレート、、、、という話。
1960年の白黒作品、サイレント映画っぽい味わいがある。大すじは文句なく面白いのに、あまり笑えない細かいギャグが満載でちょっとウンザリするw 超低予算でいろいろ雑だし。でも1時間12分と短いのでマシ。
パブリックドメインになっており、Wikipediaページで全編見られる。着色バージョンもある↓
https://youtu.be/GgXSBCyu50E
●リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年)
上記1960年作品を元にした舞台ミュージカルの映画化。フランク・オズ監督、リック・モラニス主演。ミュージカルとしても、60年代っぽい楽曲がとても楽しくてイイ。
基本設定やストーリーは原作と同じだけど、細かい部分でずいぶん異なる。日本人から買った正体不明の植物だったのが、こちらでは「宇宙から来た殺人侵略者の植物」になってる。フランク・オズだけあって、植物キャラは実に自然な感じによく動く。特に口の動きがすごい。作り物を操演してるんだろうけど、ほぼ完璧。よく出来たCGみたい。
少しだけメイキングあった↓
https://youtu.be/LRjidaTIej4
サディスト歯医者のスティーヴ・マーティンとマゾヒスト患者ビル・マーレイの振り切れた演技はめちゃくちゃ笑った。
公開前にラストが変更されたそうで、ブルーレイ版には変更前の(原作と同じく)悲劇のラストが収録されてるとのこと。YouTubeで発見。ド派手ド派手! 大作風味。こっちでも良かったのに。
ところで、リック・モラニスと混同しがちなチャールズ・マーティン・スミス(「アメリカン・グラフィティ」とか出てる)のWikipediaページに「代表作に『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』などがある」と書いてあるの発見w
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