ずっとこういうニュースが続いてる気がするけど、先週は3件も話題になった。
「チューハイ「カエルCM」中止」
「フォアグラ弁当の発売中止」
「明日、ママがいない」
ひどすぎる! どっちを向いてるんだ? そんな指摘を「真摯に受け止め」るなよ〜。っていうか、自分らが最終的にOKを出した製品やCMやドラマを、クレームによって引っ込めたりスポンサーを降りるのは、無責任だ〜〜。
だいたい、「キャラクターを使った表現方法が未成年者の関心を誘い、飲酒を誘発しかねない」って、よーく考えてみてくれよと。未成年者がどんなに関心を持とうとも、法律で買えないし売れないと決まってるのだ。何か不都合あるか?
どこもかしこもクレームに敏感になりすぎてる。署名運動が始まって10万人規模の運動にならないかぎり無視でいいのでは? っていうか、組織的なクレーム活動やれば、ライバルメーカーを追い落としできるしね。そこら中でクレーム合戦になるぞw
企業にとってクレームの内容はあまり関係なく、ニュースになることのダメージを極端に怖れてるんだろう。スポンサーとしての企業は大切なお客であるにも関わらず、こういうシチュエーションではマスコミは消費者の味方という建前を崩せないのでクレーマーの味方になってしまいやすいんだろうな。それが怖いと。食品偽装問題で一斉にメニューを書き換えたりするのも同根。
制作会社やクリエイターの立場で言えば、クライアントがしょーもないクレームでCMや製品を引っ込めたら、ガッカリだよねえ。クレームなんてどうにだってひねり出せるわけで、それによって数ヶ月とか数年とかの努力を無にされる人たちが確実にいる。たぶん、クレームした人の数より圧倒的に多い人たちが!
基本的に、「いろんな人がいる、いろんな考え方がある」を認められない人が多すぎる、っていうか、そういう人も含めて以前なら表面に出てこなかったのに、簡単に世界に届く発信が可能になってしまった弊害。もちろん、少数意見でも聞くべき意見はあるはずだけど、聞くべき意見と無視すべき意見をちゃんと判別しなきゃよ〜〜。
フォアグラの件みたいに、真面目に取り合う必要のないと思われる意見は確実に無視しないと、もう何もやってけないですよねえ。っていうか、こうやって変なクレーマーが際限なく増えていけば、確実に正確に無視しようって空気になっていきそうなところに期待w
○余談1。一方で、こういう毅然とした態度が取れる企業もある!
「『ふかひれスープ』販売中止運動に対する無印良品の毅然とした反論が素晴らしい」
ただ、無印良品はおいといても映画「JAWS」でサメの大ファンになった僕的にはあの「捕獲したサメの全身のヒレだけ切り取って海に放り捨てる」式の漁は痛々しくてたまらない。海の王者が哀れ。クジラやイルカ漁よりズシンと来る。先日テレビでやってた「フカヒレと模造食品の食べ比べ」。口の肥えた人にも高価な本物と安価な偽物の区別がほとんどつかないらしいw だったら、模造でいいじゃんよ〜〜!と。
○余談2。「明日、ママがいない」、先週の回を全部じゃないけど見た。これ、完全に童話ファンタジーの世界だよね。どれって具体的に思い出せないけど、最近だと「怪盗グルーの月泥棒」の施設の描写とほぼ同等。あの感じを子供の僕が見れば、「ママがいなくなったらどうしよう!」ではなく、「今のママじゃない別のママのところに行けるとしたら、ステキだろうなあ!」になるんじゃないかなあと思う。
まあ、平日22時のドラマを子供が見る前提で作ってないだろうけど。批判を受けるの先回りして、わざとファンタジー色を強めてるのがわかるくらい。ただ、批判側の意見も否定できない部分もあるし。う〜〜〜ん。そのへん含めて家庭で話し合いが起きるようなら、それは確実にいいドラマだと思うけど。
あと、映画などの作品のテーマに批判的な人が「こんなクソ作品ぜったい見るなよ! 時間の無駄だ!」は違うと思う。クソ作品とわかってもらうには大勢に見てもらわねばならないはず。何か言わなければ気が済まないクソ映画は、たいてい見る価値のある映画だと思うけどねw
○余談3。「来週、スポンサーがいない」って笑ってたら、原稿を送る直前に「番組スポンサー8社全てがCMを放送しないことになった。」のニュースwwwww 日本もうダメだ orz 「我が社は降りない!」と思ってた企業もあったかもしれないけど、結局横並び。番組内容どーこーより、他の目を気にしながらスポンサーを降りること自体がカッコワルイぞ! どこかに「どの会社がどんな理由でスポンサーを降りた、発売中止した」のリストを作ってほしいぞ。
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