2013/12/03

70年はぜったい長い

著作権保護は「死後70年」にするべきか--JASRAC都倉会長に聞く - CNET Japan

う〜〜ん、既得権益を手放したくない理由の羅列にしか見えないじゃないか。で、ミッキーは著作権切れで本当にフリーになるのか調べたら、「ミッキーマウスは商標として保護されている為著作権が切れたとしても商用目的として自由な使用はできない」だって。なんだよ。それじゃあ著作権期間を延長する意味ないじゃん。どうしても延ばしたいものは商標でイケるじゃん!

僕的には、「著作権の保護期間は作者没後30年で、どうしても延長したいものは登録制にしてちょっと高い料金を払う」くらいが現実的だろうと思ってます。

 著作権保護期間を延長するということは、「受け継いだ人たちが70年それで食える」ケースは確率的にほとんどゼロで、「作者の死後70年間死蔵・氷付けにされて、ほぼ全部忘れられる」んだぞ!

没後70年の作家を調べてみたら、ごんぎつねの新美南吉やピーターラビットのベアトリクス・ポターがそうらしい。そういう時間感覚。よほどじゃなければ忘れ去られてるよ。

生きてても印税で食える人なんて滅多にいないのにねえ。配偶者なら共同で作り上げた作品って意味もあるから恩恵を受けるのはアリとしても、ものすごい価値のある著作物を受け継いでしまった子供や孫は、自分の人生を生きられないかも。

まあ、受け継いだ著作権が大金になる可能性から言って、当たりくじ付き遺産って感じ?

逆に、ぜんぜんお金にならないのに、著作権の問い合わせがしょっちゅう来て、いちいち対応しなきゃいけない煩雑ってのもありそう・・・。放棄ってできるのかな?

・・・Wikipediaの「世界各国の著作権保護期間の一覧」を見ると、メキシコが100年は極端として、70年は61ヶ国、50年は108ヶ国! 実は50年にしている国が圧倒的に多い。50年にしてるのはOECD加盟国34ヶ国中日本など3ヶ国ってほとんど意味なし。

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