2012/03/12

タッチとワイヤレス! intuos5レビュー

WACOM intuos5のMサイズをしばらく試させてもらってます。目玉となる新機能はマルチタッチとワイヤレス対応。ペンタブレットとしての基本的な性能はintuos4と同等、ペンはモデルチェンジなしで互換性があります。

・マルチタッチ
以前に新Bambooですげー!と言ってたとおりです。マルチタッチ操作でマウスやトラックパッド要らず。MacBook Proで使うのにピッタリなので新Bambooは大小両方のモデルを買い込んで気に入って使ってました。

グラフィック薄氷大魔王[277]新Bambooのタッチ&ワイヤレス!

5本指まで使えるフル仕様マルチタッチ。Magic Trackpadとほぼ同等の操作が可能です。新しいドライバはOSX LionのLounch PadやMission Controlにも標準で対応してます。ドライバの設定でキーボードショートカット等をタッチ操作に割り当てることもできます。なお、タッチのオンオフはタブレット上のファンクションボタン一発。タッチなしモデルもあります。

・ワイヤレス
Bambooと同じ別売りの「ワイヤレスキット」を組み込まないと使えないので、デスクトップで据え置きで使う場合は無視でいいです(ワイヤレスキットを同梱したセットもあるようです)。

ワイヤレスで使いたい場面は、ノートパソコンで軽めの作業をしたいときや、外に持ち出して使うときでしょうね。プレゼンのときも便利。以前セミナーで、Bluetooth Favoを使ってスクリーンを見ながら絵を描いたりとかしましたけど、身軽でよかったです。USBケーブルのウザさがなくなるのはかなり快適です。Mサイズはバッテリー8時間なのでけっこう余裕。僕はBamboo用に3つワイヤレスキットを3つ買ってあるので、バッテリー3個がスタンバイしてます。

intuos5のマルチタッチとワイヤレス。まあ、おまけ機能というかオプションみたいなもんですから、ほとんどの場合intuos4からは絶対買い換えおすすめ!ってことはないと思う。無線とタッチがあって便利になりそう!って人は試す価値アリってとこかな。

・その他
描画面以外は黒のラバーコーティングがされていて手触りはいいです。ただ、くっついたホコリは目立ちますね。ファンクションボタンはほぼ平面上にありますがほんの少し凹んでます。ラバーの下にメカニカルスイッチです。タブレット表面をなるべく平滑にするためだそうです。ホイールはintuos4と同等。

ファンクションボタンは「エクスプレスビュー」という新機能で、手をボタン群の上に置くとパソコン画面にボタン群のどこを手で触れてるか見えるようになってます。そのへんユーザーの意見をかなり取り入れてるようですよ。まあ、僕はボタン使わないんで関係ないですけど。

僕的にはMagic Trackpadでやってることを、ペンタブで置き換えしたいのですが、普段タブレットにカッティングマットを敷いて使ってるので、そのままではタッチは使えない。そのままむき出しで使うと「黒板を爪で引っ掻くような不快な感触」なんですよ僕的に。よくみんなむき出しでタブレット使えるな〜〜と不思議なほど。

で、紙や薄いプラスチック下敷き程度なら透過するのでタッチは使えます。あまり厚いと感度は悪くなりますけど、クリアファイル程度ならぜんぜん普通に使えます。好みの素材を探すといいと思います。以前のモデルとちがって描画面が本体と一体化してるので、描画面がキズつくのを防ぐ意味でも何か敷くといいと思います。

●カッティングマットについて
ところで、「ペンタブにカッティングマット敷いてます」って普通に言ってますけど、カッティングマットにもいろいろありまして、ぜんぜんダメなのも多いです。っていうか、極端に言えば「ほとんどのカッティングマットはタブレットに敷くには向いてない!」です。

僕が普通にカッティングマットと言ってる場合、「ライオン事務器の厚さ3mmのカッティングマットの裏の黒いところ」のことです。表もいいんだけど、どちらかというと裏のほうが好き。

普通に文房具店で売ってる他社のカッティングマットはツルツルだったり摩擦が大きすぎたりプリントされたグリッドにペンがひっかかったり滑ったりします。そこらへん、伊東屋や東急ハンズあたりで買えるカッティングマットは全部試しました。ダイソーのデスクマットは一部で評判いいみたいですけど、単に厚手のビニールなので僕は好みじゃないです。

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