監督:マイケル・ベイ、出演:ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリス他。
殉職した兵士たちの待遇に不満を持つ准将と彼に従う反乱部隊が、アルカトラズ島=ザ・ロックに観光客を人質に立てこもり、神経ガスミサイルでサンフランシスコを脅迫。ザ・ロックからの脱獄経験のある謎の受刑者と、化学兵器の専門家がミサイル奪還作戦に参加、島に乗り込む……という話。
面白かった! めちゃくちゃ娯楽映画らしい娯楽映画。必然性なくてもド派手なカーチェイスやお色気シーンなど、枝葉部分でいろいろサービス満点w 深刻だったり手に汗を握るシーン、激しいアクションも多いけど、ニコラス・ケイジとショーン・コネリーの二人が真面目にやってるからこそ滲み出るユーモアが良い感じ。
謎のスーパージジイを演じるショーン・コネリー、めちゃカッコイイ。この時まだ66歳だけど、老ショーン・コネリーのプロモーションビデオみたいだ(若山弦蔵の吹き替え最高!)。そもそも、この謎の男の正体は、出世作のあのキャラをイメージさせるようになってるし。
エド・ハリスは思い詰めた末に事件を起こすが、品格のある軍人として描かれていてカッコイイ。ビビりながらついてくる頼りないがやるときはやる!のニコラス・ケイジも素晴らしい。登場人物みんなイキイキとしてて実在感がある。
あと、デヴィッド・モースって俳優、どこかで見たと思ったら「12モンキーズ」「グリーンマイル」「ハート・ロッカー」「ワールド・ウォーZ」あたりに出てた人か。ときたま出てきて、なぜかハッとさせられる。(ラッセル・クロウとサイモン・ペッグを合わせた感じw)
マイケル・ベイ監督ってことで、カメラワークも独特。なんかこの頃、ドアップにしたまま手ブレさせるのブームだったのかねw
タランティーノがスクリプト・ドクターとして脚本のリライトに参加してるらしい。ノンクレジットだけど。
音楽が「パイレーツ・オブ・カリビアン」にそっくりだなと思ったら、ハンス・ジマーだった。やはりw
●ジキル博士とハイド氏(1932年) アメリカ Amazonプライム
監督:ルーベン・マムーリアン、出演:フレドリック・マーチ、ミリアム・ホプキンス、ローズ・ホバート他。
人格者として有名な科学者ジキル博士は、人の魂の善と悪を分離する薬を自ら飲んで実験し、野獣のようなハイドに変身してしまう。ハイドはジキル博士が助けたことのある酒場の女性を暴力で支配するなど狼藉の限りを尽くす。ジキル博士は自分の意思で変身をコントロールできなくなり……という話。
なるほどこれがジキルとハイド。元祖をようやく見れた。シンプルでわかりやすく、しっかり面白かったです。
冒頭からたびたび使われる一人称視点がかなり凝ってる。鏡に映る自分とか、グラスを持つ手とか、主観ショットの工夫が楽しい。オーバーラップによる顔の変身も面白い。
特殊メイクも気合いが入ってる。ほぼゴリラ人間。表情など顔の動きはフレドリック・マーチの演技力。っていうかこれでアカデミー主演男優賞取ってる。
鼻の穴を大きくするのって、やっぱコロッケの北島三郎みたいにやるのね→鼻の穴を大きく黒で描くw
SNSによく流れてくる「笑う老婆が恐ろしい怪奇顔にみるみる変身、どうやって撮影したんだ?」のアレ→着色したレンズフィルターを使って顔のまだらメイクが浮かびあがる仕組み。「ジキル博士とハイド氏」のほうが早かったんだ!
音声付き映画トーキーが始まって5年ほど、バッハのトッカータとフーガ ニ短調(チャラリー鼻から牛乳)をああいう使い方した最も初期に近い作品なのでは? あと主人公や悪役がパイプオルガンを弾くというシチュエーションもこの映画が原型のひとつかも?
原作はロバート・ルイス・スティーヴンソン。あの「宝島」と同じ作者って今さら気がついた。
……あれ? 悪の人格分離は描かれたけど、純粋な善はジキル博士そのものってことでいいの?という疑問が。素のジキル博士も婚約者の前以外ではそこそこヤンチャだぞ? 良心で抑えてた悪の衝動を解放した感じかな。
「Sh! The Octopus」(1937年)
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