2018/09/05

最近観た映画メモ「ディパーテッド」他

ディパーテッド(2006年)
タンポポ(1985年)
マルサの女(1987年)
ギャング・オブ・ニューヨーク(2002年)

●ディパーテッド(2006年)

香港映画をマーチン・スコセッシがリメイク。ときたま書いてるように「映画って娯楽を楽しみたいのに、なんでこんなイヤな気分にさせられるんだろ? 主人公がどんどんヤバいほうに巻き込まれたり、正体がバレそうでハラハラドキドキ」の最凶レベル。警察から犯罪組織に潜入してバレるかバレないかだけでも十分怖いのに、その逆の犯罪組織から警察にも潜入で普通の二倍は怖い。潜入するのはそれぞれマット・デイモンとディカプリオ。異常に凶暴な犯罪組織のトップはジャック・ニコルソンが水を得た魚のように演じてるw そりゃ面白かったけど、ストレス強すぎ。何も救いがないし。スコセッシは当分観ないことにするw ところで、デイモンとディカプリオが出てることは知ってて見始めたのだが、最初油断してたら二人の区別がつかなくて混乱したw

●タンポポ(1985年)
伊丹十三作品は「お葬式」を当時観ただけだったので補完。もちろん面白かった。35年前の映画にしても登場する俳優の多くが亡くなってる。当時40歳?の宮本信子がカワイイw というか、かわいく撮ろうとしてる伊丹がカワイイのかw
本筋のラーメン屋の話と直接関係ない小ネタやうんちくが満載でどれも面白い。伊丹十三的スノッブの本領発揮。ただ、例の過剰サービスやエンドロールのアレなど、テーマを補強や対比する詰め込みが見え見えすぎて……まあ、青臭さは貴重なのかも。

●マルサの女(1987年)
冒頭を「タンポポ」のエンドロールから最悪につなぐ超絶悪意w まあ、映画全体はとても面白かった。取材で集めたんだろう小ネタエピソードの羅列もイイ。少ししか出ない登場人物まで全員過剰なほどのキャラ立ち。伊東四朗最高w

●ギャング・オブ・ニューヨーク(2002年)
観ないと言ってるのにまたスコセッシを観てしまうw これもまた潜入ものの一種だったorz 怖すぎてすぐ止めちゃうもんだから何日もかかっちゃった。これを見せたかったからチネチッタに昔のニューヨークの街並みを完全再現したんだろうな!的歴史的出来事を絡めちゃったせいか、意外に尻すぼみな印象だった。ダニエル・デイ=ルイスがめちゃくちゃ良かった。「リンカーン」を見なくっちゃ。

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