ちょっと前に読んだ本、大槻ケンヂ「サブカルで食う」(白夜書房)。朝ご飯食べてるときに読み始めて一気に読んじゃった。彼の自伝みたいなものですが、めちゃくちゃおもしろい! っていうか、「サブカルで食う」的に僕の人生は間違ったことはしてなかった!という確認!
帯のコピー「普通のことができない全てのボンクラへ」。「大槻ケンヂのオールナイトニッポン」大好きでずっと聞いてたけど、ブレイク前の彼が本当にそこまでボンクラだったとは知らなかった! いちいち引用してたら半分以上引用したくなっちゃうくらい、「僕みたいなヤツの感覚に密着した」内容。心当たりのある人限定ですが、おすすめです。
あ、もちろん僕はサブカルで食ってないですし。二十数年前にSF関連でそういうの夢見てたこともありましたが、上京してから現実の数字や状況を知って、「ダメだコリャ、そんなの暮らせるわけないじゃん!」と、比較的現実路線で来ましたから。
正確には、ロックやバンドブームとかアングラ文化には僕はほとんど興味なかったし関わってないので、本当のところが理解できてるか確信持てないですが、オーケンや対談のライムスター宇多丸氏の言ってることは、僕的関心の何かに置き換えれば100%わかる!
これ、20年前に読んでたら! 何やってても「これでいいのだ!」で自信を持ってやれたかもね。なので、まだ若いボンクラ諸君にはぜひこれを読んで自信を持ってほしいみたいな。あ、でも妙に自信持っちゃうと始末に負えないので読まないほうがいいかな・・・・。
あ、「間違ってなかった!」ってのは「サブカルで食う」的にであって、真っ当な人間として正しいかどうかは「?」なので念のため。この本に書いてあることを実践して「食える」可能性はほぼないと思います。「ダメ人間でぜんぜんいいから堂々と自分の好きなことを追求して生きていこうじゃないの!」なので。
2012.7.2
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