


先週末からブーリアンとか3Dプリンタ用スライサーソフトとかで何をやってたかというと、テスト出力しかしてない光造形3DプリンタFLASHFORGE Foto8.9にキリをつけたかった。
っていうか、2022年春に評価用にいただいたのだが、3年間放りっぱなしw サンプルのホワイトレジン500gボトルが2本残ってるのを使ってしまいたい。
先日、FLASHFORGEからFoto8.9含む旧機種のサポート終了のニュースもあった。
https://flashforge.jp/support-end-20250603/
3年前にテストした感じでは、「出力物を表面処理ほとんどなしに塗装してフィギュア作品にできそう! だけど、事前の準備と後処理がめちゃ大変、レジンのベタベタに触りたくないし」という感じだった。
ただ、処分してしまいたい気持ちはあるけど、今回試して僕的なメリットが見つかれば、光造形機を使った新しい展開もあるかもしれない、という目論見。
……ということで、レジンが1000gもあれば、小さめサイズのフィギュアを5〜6個くらいは出力できるだろう。とりあえず、10個のキャラの3Dデータをスタンド付きで用意、そのうち5つを光造形用に加工した。
FDM方式の3Dプリンタではモデル丸ごとプリントするのは割と簡単。しかし光造形の場合、内側を二次硬化させる必要から、2.5mm厚とかの殻状態にして分割、プラモデルのように後で組み立てられるようにホゾ穴など内部構造も作らなくちゃいけない。
出力中にレジンが排出されるように穴を開けたり、内部にレジンが溜まりそうな厚みのある部分をなくしたりなど。非常に大変。
で、3年前を思い出したりYouTubeで解説動画を見たりしつつ、出力開始。1回の出力で1〜2個のパーツを出力できる。所要時間は45分〜2時間くらい。ホワイトレジンはグレーレジンに比べて出力時間が短いのはありがたい。慣れてくると出力→取り外し→超音波洗浄→二次硬化まで流れ作業。
前回、とんでもなく面倒くさく感じた洗浄は、それほど面倒でもなかった。二次硬化はUVライトがヘタってる可能性もあってかなり長めにしつこく照射した。ホワイトレジンは中まで光が通ってる気がする。グレーレジンはほんの表面だけ二次硬化って感じだったから。
フィギュア4個分出力終わり、5個目を出力しはじめた。これなら6個目もイケそうだぞ。6個目を出力用に加工してたら……。

なんと、75%のところでレジン切れ! 気がつくのが2分早ければ、ボトルに保存してあったグレーレジンのわずかな残りを注入もできたが足りなかっただろう……残念。失敗。
う〜むむ、せっかく用意した残りの5体はそのうちまだ持ってるFDM機(Finder)で出力しよう。今回出力したものも含め、そのうち塗装して仕上げるつもり。
グレーレジンのわずかな残りは紙に垂らしてUVライトで硬化して廃棄。
とはいえ、高さ10〜15cmくらいのフィギュア4.5体分のパーツを、昨日ほぼ1日で出力できたわけで、やっぱ光造形は速い! 接着して表面ちょっと処理すれば塗装に取りかかれるわけで。
●結論としては、、、、やはり「光造形は素早くきれいに出力できるけど、準備も出力もめちゃ疲れる」だなあ。
日常的に出力、たとえば「出力物を塗装して販売」を年がら年中やってる感じ→机を用意していつでも出力できるように環境を整えて、だったら、悪くないと思う。でも、ときたまの出力だったらちょっと大変すぎるかなあ。
FDM方式は新しめの機種だと以前の数倍のスピードで出力できるそうで、ピッチを細かくしたら表面処理もずいぶんラクになるだろうと期待。
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