2024/10/20

最近観た映画メモ「Smile スマイル」他



タイトルが1単語の怖い系、悩まず軽く観れそうな映画4本。「Pearl パール」は予想外に良かった。

●Smile スマイル(2022年) 1:55 アメリカ Netflix

監督・脚本:パーカー・フィン。出演:ソシー・ベーコン、カイル・ガルナー他

精神科医のローラ。目の前で若い女性が不気味な笑顔を浮かべて自殺。以来、彼女に異変が続く。「何かにとりつかれている!」。激務の寝不足や、子供の頃に母親が自殺したトラウマがあったローラは精神的に追い詰められていく……という話。

怖かった〜。どちらかといえば軽めな恐怖ものかと思ってたのに、「ギャッ」とのけぞったシーンが4〜5カ所はあった。「不気味な笑顔」を出すタイミングがうまい。「わー、やめてやめて!」ってなったもんw 刑事の元カレの活躍で地に足がついた感じになって安心してたのに、さらに現実か妄想かわからなくなっていくところもよかった。

・主観的妄想だとしても、化け物のようなアレを出すのはやりすぎかな。

・最終スマイルがイマイチ怖くなかったのが惜しい。

・iPhoneの着信音が自分と同じで、何度も飛び上がって驚くオマケつきだったw

・ケビン・ベーコンの娘、似てる! 先日の「アステロイド・シティ」のマヤ・ホークがユマ・サーマンとイーサン・ホークの

2024/10/10

最近観た映画メモ「オッペンハイマー」他


●アステロイド・シティ(2023年) 1:45 アメリカ Amazonプライム

監督・脚本:ウェス・アンダーソン。出演:ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス他、大物俳優たちが少しずつ出演。

「1955年、砂漠の街アステロイド・シティで催された天才少年少女の表彰イベントに集まった人々に起きた騒動」を、新作の演劇作品の制作過程を紹介するテレビ番組という体で淡々と描く、入れ子構造な話。

いつもにも増して物語を引っぱる要素が少ない、というかほぼ無く、退屈しそうなのに面白く見れてしまった。独特の50年代風のカラフルな色調と白黒シーン、ベタっとした奥行きのない箱庭感、横移動カメラ、登場人物のキャラ立ち、演劇っぽかったり変な間、チープなCGや特撮、舞台裏と脚本のページなど、入れ替わり立ち替わり。

ウェス・アンダーソン様式の純化というか、セルフパロディというか、やりすぎというかw 普通の映画の範疇じゃないので、つまんないというのもわかる。

シュールな味わいの寸劇を変なリズムで見せられてる感。俳優たちがノリノリで演じてるのが伝わって楽しい。

エドワード・ノートンが出てくると思い出す「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014年)と同じくややこしくただれた当時の