2023/01/21

最近観た映画メモ「エスター」他

SNSなどで時たま引き合いに出される系の映画3本。

●トレマーズ(1990年)U-NEXT 1:36

ネバダ州でくすぶってる二人組の便利屋。地中を高速移動する巨大な化物に人々が襲われて食われてしまう事件が続発、ある集落に足止めされてしまう。ロン・アンダーウッド監督。ケビン・ベーコンと先日亡くなったフレッド・ウォード主演。

二人組、女子大生、お店の中国人、ガンマニア夫婦、親子など、化物と戦う賑やかなメンバーそれぞれのシチュエーションがよく出来ててぜんぜん飽きない。若いケビン・ベーコンのちょっとアホな感じもイイ。

地中の化物を振動や土煙で間接描写、家屋を大きく揺らすなど、たぶんアナログ人力的な裏方の操演が垣間見えてほほえましいw

おもしろかったw いろいろ突飛だし、あまり怖くないし、半分以上コメディ。彼らがまた活躍するなら観てみたい、ってのもわかる。それで多数の続編、オリジナルビデオやドラマシリーズが作られてる。

ただし、ケビン・ベーコンは出てないし、フレッド・ウォードも2まで。なぜかガンマニア役のマイケル・グロスだけ全シリーズに出てるw

●ゼイリブ(1988年)U-NEXT 1:36

特殊なサングラスをかけると、人々に紛れ込んでる不気味な顔の「やつら」が見えるというアレ。ジョン・カーペンター監督。「メディアを使って物質主義で人々を洗脳して支配する特権階級」を風刺したんだそう。

前半、主人公が街に流れてきて異変に気づくまでの地に足がついた描写。後半も「やつら」の登場やリアクションなどの描写がすごく良く、「映画的に十分見せてくれてる」のだが、、、。

撮れ高的に不安があったのか、異様に長くて意味のない格闘シーンや緊迫感のない派手な銃撃戦など余計な「サービス」に戸惑うw いや、全体にちゃんと面白かったけどね。かなり好き。

主演のロディ・パイパーは有名なプロレスラーだそう。混乱の中で表情を一瞬捉える撮り方が目立つこともあるけど、演技的にはたぶんあまり上手くないんだろう。ただ、目がキョロキョロしてて、80年代のデイヴィッド・リー・ロスのような「野獣っぽいかわいさ」があって魅力的。

・「トレマーズ」と「ゼイリブ」は、なぜか2本とも同じ96分。

●エスター(2009年)U-NEXT 2:03

二人の子供を持つ夫婦。第三子の流産をきっかけに、孤児院から養子に迎えた風変わりな9歳の女の子エスターが、次第に邪悪な本性をあらわしていく。ジャウム・コレット=セラ監督。ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、イザベル・ファーマン。

過去の確執や忌まわしい出来事などがあいまいに示される不穏な雰囲気の中で、エスターの邪悪さが暴走し始める。悪霊とかオカルトではなくただただサイコパス。子供たちの視点や家族の愛情もからめてくるから怖さも不愉快さも倍増。数分ごとに一時停止してしまい、ぜんぜん先に進めないw

なんちゅうか、こういった恐怖・サスペンス要素の強い不安な映画や、バレるかバレないかの侵入もの映画が本当にしんどく、最近は「なんでわざわざそんな嫌な映画を見てしまうのか?」的に思ってたんだったw そういえば「トレマーズ」「ゼイリブ」ではそんな感情は一切出なかったなw そういう映画が僕向き?

まもなく14年ぶりの続編が日本でも公開されるらしいのだが、その紹介記事に重要すぎるネタバレがあった。第一作を見てる途中でそれを知ってしまったのは残念。

https://video.unext.jp/mylist/favorite/video?td=SID0032934

っていうか、その予告編も見たけど、前日譚でもあるのに同じ女優が演じるエスターがまったく子供に見えないけどいいのかな?

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