●「drawing offset」でペンの違和感ゼロに!
「液晶タブレットCintiqやSurface Proで、ペンとカーソルの位置関係をiPadのArtStudioみたいにピクセル数で設定できればいいのに」って思いつき、ArtStudio自体どんなんだっけ? と久しぶりにいじってみたところ、思わぬ成果が!
カーソルの位置を調整する機能「drawing offset」は、ArtStudioやLayersに搭載されている、描かれる部分が指で隠れないよう離れた位置に十字カーソルを表示するもの。指から離れたところに描かれるのって、感覚的じゃなくなるし違和感あってダメ、普段使うことはない。
ふと「iPadのスタイラスペンのズレをなくせるんじゃないか?」と思いついて、「左上5pixel」に設定してみたら、スタイラスペンのゴム球の感覚的中心・ペン軸の延長線上に線が描けるようになった〜〜!!!
iPad導入以来初めて! スタイラスで線を描く違和感がゼロになった! スタイラスペンのゴム球ペン先のど真ん中から線が描ける感じ。ArtStudioやLayersの他にもカーソルをずらせるアプリはあったと思うので試す価値アリ。
Bambooスタイラスだと5pixelが適当っぽい。もっと大きなゴム球ペンならもうちょっとずらすといいと思う。Jotペンでも円盤の真中心から描かれず、1〜2mmくらいずれてたのがものすごい不快だったのだが、同様に調整すれば完全にペン先と線が一致させられそうだ。
●ArtStudio再発見
ArtStudioはiPad導入最初期に入れてものの、好みじゃなかったので放ってあったアプリ。今回ちゃんといじってみたら、これいいじゃん! って、「今頃何を言っておるのか?」だろうけど。何がいいって、「投げ縄選択で移動・拡大縮小・回転」ができる!
鉛筆ブラシもいいし、レイヤーもグリッドもある。Photoshop的にいろいろ細かい機能が満載。さすがにこれでイラストの仕上げまでやるつもりはぜんぜんないけど、スケッチを一部選択して切ったり貼ったりができるなら十分。Dropboxとファイルのやりとりが直接できたら最高なんだけどな。でもこれは使おう。なんでこれを見逃してたかって感じ。
●その他、ArtStudioが「使える!」件
SketchBook mobileみたいに簡単にツール切り替えができればいいのにな、と思ったら、ジェスチャーの設定でいろいろできるらしい。4本指タッチで「一個前に使ってたツールに切り替え」に設定したら、SketchBook Pro並みに便利になった。鉛筆と消しゴムを交互に切り替え。
けど、QuickMenuとか出す3本指タッチがどうしても機能しないんだが・・・わかった解決。iPadの環境設定の「アクセシビリティのズーム」をオフにしないと3本指タッチ機能が使えないのでした。
ArtStudioでドローイング。ペンと描かれる位置が感覚的に完全に一致したおかげで非常に描きやすい。Cintiqとは広さの点では負けるのは確かだし、最終的に整えるのはMacのPhotoshopでやるとしても、ラフスケッチに関しては、紙廃止にしたって大丈夫なくらい「使える」!!
紙に描いたラクガキをiPadで撮影、ArtStudioに読み込んでレイヤー上に清書してみるテストもやってみた。ちゃんと仕事レベルでできるのを確認。こりゃーいい! 紙と鉛筆とiPadがあれば、ラフ提出までは十分イケる。
いやまあラフ提出なら、紙と鉛筆とコンビニFAXでも十分イケるだろうけど、部分的にちょっと変形・修正とか、複数のラフスケッチを大きな画像に並べる編集作業とかはArtStudioが便利だねということで。
ゴム球ペン先と描画位置が感覚的に一致したのはありがたいけど、そこまでイケたなら、もうちょっと感触のいいゴム球ブラシはないもんかなと。Bambooスタイラスの硬いペン先も悪くないけど、筆圧強くしないと描けないのがイマイチ。意外にPogoペンが具合よかったりする。何か探そう。
あとやっぱ、15インチのiPadがあれば最高なんだけどな。
0 件のコメント:
コメントを投稿