2011/11/11

子供と天才はムチャする

しばらく前に話題になっていた「子供の絵を大人のアーティストがビジュアル化」と、似たコンセプトのいくつかのリンク。

http://labaq.com/archives/51429370.html

http://labaq.com/archives/51703149.html

http://labaq.com/archives/51694035.html

http://goo.gl/53gvx

子供の絵とかアウトサイダーアートって、「常識をわきまえた大人のアーチスト」にはぜったい描けない予想外の形や色の面白さ。常識とか経験を踏まえて作ると普通のものしか出来ないけど、子供や天才って「普通はそっちには行かない」とか「その組み合わせは失敗する」ってこと関係なしに突っ走るから、ぶっ飛んだものを作ることがある。


だって「そりゃムリだ、面白くないよ」って方向を突き進むと労力が無駄になるってこと知ってるからそっちには行かないだもん。それを知らなかったりぜんぜん気にしない子供や天才は、躊躇しない。


こう行けばぜったい面白くなると読めているか、挑戦して失敗すること自体が楽しいか、結果を本当に気にしない性格なのか、どれかでしょう。少なくとも、失敗をおそれず突っ走るようになりたいもんだなあと。


そういったぶっ飛んだ作品、参考に出来たらすごいパワーアップできるぞ!ってむやみにワクワクさせられるところが面白い。かといって、異常者を気取った似非アウトサイダーアートはヤダけど。


スティーブ・ジョブズを評する話で「ジョブズには1000マイル先の水平線が見えていた。しかし彼にはそこに到達するまでに通らなければならない道の詳細は見えていなかった。それが彼の天才性であり落ち度でもあった。— ジェイ・エリオット」ってのがあるけど、そういうものかも。あと、関係ないように見える点と点を結びつけるって話も。


あ、そっか。だから「Stay foolish (バカであれ)」か。

2 件のコメント:

Artist HAL_ さんのコメント...

無茶したいっす(^^)/

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

HAL_さんへー
ある程度経験があるとかなり先まで読めちゃって、こりゃダメだの判断を早めに出してしまうのは、良くないことかも。