2011/02/16

■グラフィック薄氷大魔王[250] 「外出レベル5」=完全フル装備

■グラフィック薄氷大魔王[250]
「外出レベル5」=完全フル装備

吉井 宏
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バッグによってはMacBook Pro 17インチを持ち歩くのも無理じゃない、って先週の結論からの急展開を書くつもりでしたが、その前に「外出レベル」という単位を考えた話を。外出時のモバイル機器やパソコンを携行する必要に応じたレベル設定です。自宅が仕事場のフリーイラストレーターという特殊な立場なので、一般的にあてはまらないかもしれませんが、僕自身が「モバイルの割り切り」を考える上で立ったので紹介します。

●「外出レベル1」
通常の生活上の外出。コンビニやスーパーに行ったり、近所の書店に行ったりなど。また、仕事以外の用事で日帰りの外出も含む。買い物や映画見に行ったり、飲み会だったり、展覧会だったり。もし連絡が入って、何か仕事上の急用が入っても、「帰ってから対応すればいいや。」くらい。

用意するもの。このレベルではスマートフォンやiPhoneも特に役割があるわけじゃなく、普通の携帯電話でぜんぜん十分。っていうか、ガラケーでも使い勝手に贅沢を言わなければパソコンメールやウェブ閲覧や、なんと! 遠くの人と会話だってできる。

●「外出レベル2」
簡単な打ち合わせ・ミーティングや、近所の喫茶店で書き物やアイディア出しするなど、軽めの仕事がらみで何かするつもりで出かける場合。画面に何かを映して簡単に説明したり、「こんなのやってます」的に自己紹介する機会も想定。急ぎで、納品済み画像のちょっとした修正なら外出先でも対応可能。

用意するもの。目的に応じてモバイル用の軽いノートパソコンやiPad。モバイルWi-Fi。相手が一人ならiPhoneやiPod touchやスマートフォンでも大丈夫。

●「外出レベル3」
プレゼンテーションやミーティング、営業、何か作業する可能性のある外出。軽装備だが、たいていの場合はこれで大丈夫。普通のビジネスマンの通勤や外出はここかな?

用意するもの。モバイルノートパソコンやiPad。iPhoneやスマートフォン。電源アダプタ。モバイルWi-Fi。こみ入った作業ならペンタブも必要。

●「外出レベル4」
重要なプレゼンテーションやセミナー登壇や、特定の作業をするための外出。大きな責任を伴う場合、予備の装備や失敗の回避手段がとれるような装備が必要。目的に応じて必要なものを揃え、関係ないモノまで持って行く必要はない。数日以内の出張や短期滞在も含む。

用意するもの。ノートパソコン。電源アダプタ。各種ケーブル。プレゼンなどの場合、予備のUSBメモリやCD-Rなど。iPhoneやiPad等をプロジェクタに繋いで簡易プレゼンができる準備もしておくと完璧。モバイルWi-Fi。こみ入った作業ならペンタブも必要。

●「外出レベル5」
海外を含む中長期滞在。一応、ほとんどの仕事の作業は可能にしておきたいフル装備レベル。サイズや重量のせいで部屋から持ち出せない大物機器以外は全部持って行く。あるいは、同じ機能を持つモバイル用の機器で代替。

用意するもの。ノートパソコン。電源アダプタ。各種ケーブル。モバイルWi-Fi。ペンタブ。過去のファイルや資料の入った大容量外付けHDDドライブ。決まった行き先、例えば仕事先で机を貸してもらえる場合や実家の場合、そこにも大きなディスプレイやペンタブやプリンタなどを用意しておけば、持ち運ぶ機器は格段に減らせる。

・・・などなど。僕の場合、仕事はほとんど部屋の中なので、どうしても「外で軽やかにモバイル仕事!」にあこがれちゃうところから考えがスタートしてますので、違和感あったらすいません。でも、忙しい時期に場所を移してそのまま仕事を続けなきゃならない機会もたびたびあったりして、モバイル装備をちゃんとシステマチックに考えておく必要もあるんです。

「この外出はレベル4だから、用意するのはコレとコレ!」みたいにできればなと。Ray.HoriさんがTwitterの返信に書いてくれましたが、「モバイル機器のパッケージやレビューに『外出レベル2〜3向け』と表示」があったりしたら面白い。急展開の話は次回。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

LOST。シーズン1を見終わったところでいちおう止めてます。何にも解決してない。まだこの先、どんどん謎が増えていくらしい。早くあの島に帰りたい! 彼らと行動したい! って感じ。シーズン3以降は「何を犠牲にしても見続けたくなる」そうで、ヤバイ。しかし、謎の正体とかはおいといて、よくできた映画とかみんなそうなんだけど、登場人物たちがそれぞれキツい過去を生きてきて、ギリギリの決断をしながら今を行動してるってところが魅力。だから考えちゃうのは、自分があそこにいたら誰に近いか? 誰とどういう行動するか?  どんな過去が語られるか? それとも、その他大勢の一人で画面には出てこないのか? で、見終わるまでLOSTについて検索しないことにしてるけど、ついうっかり登場人物紹介を読んでたら一部ネタバレが! うわうわ、もう読まない!

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