何にも似ていなく何も連想させないようなモノってつまらないよね。何かを想起させたり知ってるモノとの微妙な距離が「おもしろさ」の正体じゃないかなと。だから、自分に関係なく興味の手がかりもない知らないモノっておもしろくない。ってことは、他人が感じる面白さって推測不能じゃん!
「すごい大傑作ができた! これは深いぞ! オレが積み重ねてきた美意識の結晶!」な作品がスルーされ、「数合わせのテキトー作品」ばかりがなぜか絶賛される現象の謎がそれで解けたわ。僕が何かで体験した「深くてマニアックな感動」を他人は経験したことないわけで、単に知らないモノになっちゃうわけだw
つまり、僕と作品を見る人との間に共有できてない多くのものがあるってこと。あまり意識したことないけど、やはり、興味を引くためのフックっていうか手がかりっぽいモノを組み込んでやる必要があるわけね。興味を持ってもらえなくては意味がない娯楽作品・商業作品では特に。自然に受け入れてもらえる部分と見慣れない新しさとのバランス。
以前、町山智浩氏のポッドキャストで「自分に関係ない話や現実から離れすぎた話は映画としておもしろくなりにくいので、脚本家は『テクニック』として現実の事件や人生に起きる様々なことを入れ込んで、『この話、なんかわかるぞ共感できるぞ』って感じてもらうようにする」って聴いて、イラストやキャラクターとかでも同じなんだろうなあと思ってたのでした。
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