2010/01/05

3D-Coat、はじめました


3D-Coatという3Dソフトをいじり始めました。実はまだよくわかってないのですが、「ボクセル」で形を作れるソフトです。ボクセルってのは中身のつまったボリュームです。普通の3Dソフトは、ポリゴンやスプラインなどで形や位置を定義して、面を貼ったり曲面を補完したりして形を作りますが、ボクセルってのは丸っきりの「粘土」です。

ZBrushなども粘土みたいにモデリングできると言いますが、粘土を盛ったり削り取ったりはできません。細かいポリゴンでできた表面を押したり引いたりしてるのです。3D-Coatのボクセルではそれができるんです。

出力番長さんやoritaさんの作品を見て、いいなあとは思ってたのですが、なかなか挑戦しにくいものがありました。というのは、ZBrushからmodoに移ったのは、私が作る形ってツルツルの丸っこいものが多く、コントロールポイントは少ないほどいいから。例えば卵形を作るのにサブディビジョンしたポリゴンなら12個のポイントで済む。球体なら8個。ところがZBrushや3D-Coatなどは何千何万個のポイントの集合体。少ない点を動かして形全体をコントロールするのに向いてない。そういう意味では、挫折したけどShadeやライノセラスのほうが私には向いてるかもしれない。

でも、「気軽に作れる本物のデジタル粘土」があればとても重宝するにちがいない。ボクセルを元にポリゴンを貼ることもできる。本当の意味での3Dラクガキができそうだし。

画像は、以前にスカルピーで作ったものを見ながらZBrushで大まかにメッシュを作り、3D-Coatで整えつつあるもの。勝手がよくわからないんで時間かかるけど、たいした苦労なしにここまで作れるんなら、ちょっとは脈アリかも。

もうちょっと手を加えた。かなりマシになったけど、いくら手を入れてもキリがない感は大きい。これをリトポしてみるかな。

8 件のコメント:

orita さんのコメント...

さすがです!
あっという間に使えるようになってしまいましたね・・・・・(汗)
おいらは以前ほど思い通りにならず苦戦しております

左右対称でらくがき造形が出来るのはデジタルならではですよね
作りかけで置いておいてもスカルピーみたいに割れたりしないし

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

oritaさんへ〜
使えるなんてとんでもない。ZBrushのメッシュを読み込んだから表面処理だけで済んでるだけです。
でも、「V絞り込み」を覚えたので、相当イケそう。

Kei Sawada さんのコメント...

僕は以前ZBrushからローポリモデルへの
リトポの為に購入して
結局モデリング作業ではまだ使用したことありません。

ムニムニ遊ぶ段階では
ポリゴンの密度を考えなくて凄そうなのは分かったのですが
柔らかすぎるのも難しいもんですね。

結局modoみたいなポリゴンでチマチマするほうが
僕は安心できるのかも…。

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

Keiさんへ〜
そう。やわらかすぎな感じ。タブレットの筆圧設定を重めにして、深度を下げて、まあ、なんとかってところ。

kuwajima さんのコメント...

なんだか、面白そうなソフトですね
彫刻仲間に作らせてみたいです。
orita さんと yoshii さんは知り合いだったんですね!
パイソンではお世話になりました。
世の中狭いですね〜。

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

kuwajimaさんへ〜
ごぶさたしてます。
おー!モンティパイソン、デザインとかやったんですか?
ほんと世間はせまいですね〜。

>>彫刻仲間

彫刻家のプロが使いこなせばすごいことができるだろうなあ。

orita さんのコメント...

Kuwajimaさん!
先日は大変お世話になりました
yoshiiさんとお知り合いでしたか
世の中せまいですねー

Artist HAL_ さんのコメント...

これですね。私にも使えるかなぁ。評価版早く使ってみたい(^^;)