2024年に観て、「◎/二重丸」をつけたのは以下の6本。
・インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年)
・M3GAN ミーガン(2022年)
・不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年)
・Pearl パール(2022年)
・マッドマックス:フュリオサ(2024年)
・SHOGUN将軍(2024年)
意外にも新しめの映画ばかり。ちゃんと楽しませてくれるのは新しい映画なんだろう。「キン・ザ・ザ」が健闘。オールタイムベスト10に入れたいくらい気に入った。
古い映画の宝庫U-NEXTをサブスク休止中なので、「なぜか観てなかった映画を観るシリーズ 落穂拾い編」リスト消化は今後もあまり進まない見込み。しばらくはNetflixとDisney+でしか見れないものを、ドラマやアニメなど含めて見るつもり。
あと、買ったままのDVD BOXなどの「刑事コロンボ」「ツィン・ピークス」「Xファイル」と、ずっと後回しになってるNetflixの「スター・トレック宇宙大作戦」なども見てしまうつもり。「刑事コロンボ」を見始めてるけど、やっぱ手足バタバタするくらい面白い。
「スター・ウォーズ アコライト」同様、早くも打ち切りの噂がある「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」も公開ペースで見てるけど、SW世界にふさわしいかどうかは置いといて、意外に面白いです。
そういえば2024年は一度も映画館に行ってない。配信されるのが早めになってきて助かる。
●ダンダダン(2024年) 第1期全12回 日本 Netflix
流行りのアニメをほぼ見ない僕的にちょっと珍しい。facebook等でみなさん「すごいすごい!」って大好評。見てみたら、めちゃくちゃ面白かった! 霊媒師女子高生とUFOオタクの男子のコンビが、妖怪と戦う話。
絵も演出も好みだし、動きというか動画枚数すごくない? 超映画クオリティ。第12回のラストがものすごいクリフハンガーで終わっており、第2期が始まる7月まで待つのがツライw
テレビで「ターボババア」が話題にされててそれを理解できるのがちょっとうれしかったりしたw
これ見て「Xファイル」を思い出したのでした。ディアゴスティーニのDVDを途中まで買ったけど数回分しか見てなかった。Disney+で配信されてるので、ちゃんと見てみよう。
●妖怪大戦争(1968年) 1:19 日本 YouTube
監督:黒田義之、出演:青山良彦、川崎あかねなど。大映の1時間19分の短めプログラムピクチャー。10月にYouTubeで限定公開されてた。
古代バビロニヤの遺跡を荒らしていた盗賊たちが吸血妖怪ダイモンを4000年の眠りから目覚めさせてしまう。ダイモンがたどりついたのは江戸時代の伊豆。代官の姿を借りたダイモンは伊豆の町を恐怖に陥れる。それを知った日本の妖怪たちが立ち上がる……という話。怪談だけど、ほぼ楽しいコメディ。
この映画は僕的に伝説的だったためか、ちょっと期待しすぎた。手作り感とか古い特撮の味わいとかカルト映画的に楽しめなくもないけど、ストレートに見ちゃうと僕の苦手な感じが多いし(特にダイモンの造形とか無理)。その対比のせいか、妖怪役の二人の女優さんがハッとするほど綺麗に見えるw
とはいえ、日本中の妖怪が大勢やって来るシーンと帰っていくラストの百鬼夜行的なシーンはとても良い。全体の中でそこが絵として飛び抜けて良いのは作り手もわかってたようで、ラストなんか延々約2分も百鬼夜行が続くw
●ビーチ・ボーイズ:ポップ・ミュージック・レボリューション(2024年)1:53 アメリカ Disney+
ブライアン・ウィルソンのドキュメンタリーは何本も見たけど、これはザ・ビーチボーイズそのものに焦点を当ててる。監督はフランク・マーシャル(スピルバーグ作品などプロデュース作品歴が凄すぎる)。
ブライアン以外のメンバーのそれぞれ欠かせない才能も語られ、今までのイメージが少し変わる。初期プロデュースやマネージャーを勤めたがクビにされ、楽曲を売り払った父親の酷さのイメージは増すw
「ペットサウンズ」の宣伝をしたのが渡米前はビートルズの宣伝を務めていたデレク・テイラー(だからアメリカよりイギリスで売れたんだ)。宣伝戦略としてブライアン・ウィルソンを「天才」と呼び始めたのがブライアンに重圧を、他メンバーとの対立という構図のイメージを作ってしまったことが、以降の不和の原因になった、ってのは初めて知った。
メンバーで唯一、時勢に敏感な「普通の若者」だったデニス・ウィルソンのチャールズ・マンソンとの関わりが陰を落とす経緯などもショッキング。
浮き沈みが激しかったり、裁判などあってほとんど会わなくなっていたというブライアンと他メンバーだったけど、ラストの映像には感動。。。
……っていうか、「あの、幻のアルバム『スマイル』がついに完成したんだ!」が20年前って、すごくない?w ってことは、37年ぶりに「スマイル」を完成させたブライアンは、今の僕と同い年。。。
◯おまけ「ウルトラサブスク」
「快獣ブースカ」と「帰ってきたウルトラマン」も秋までに残りを完了。以前、一昨年夏に見終わった「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」は再放送含め当時ある程度は見てたはずだけど、この2つは見た記憶がない。どちらも冒頭の主題歌OPがまったくの初見だったから、本当にまったく見たことがなかったんだろう。
●快獣ブースカ 全47話(1966年〜1967年)ウルトラサブスク
僕より少し上の世代の子供たちが主役。発明家が子供たちのあこがれだったからの、大作のキャラクターだろう。すべてが「原風景」のように見える。教訓を含んだ寓話としてよく出来てると思える回も多かった。「子供が見るんだから」で愛情を込めて作ってる感じがする。
26話以降に登場するチャメゴンは最初はウザいばかりだったけど、定着してみるとブースカだけのときよりもメリハリがあるし、ウザいから気になってしまうという効果も。メチャ太郎たちの活躍が少し少なくなる弊害はあったかな。
画質が悪いし白黒のコントラストが低くてかなり見にくかったのは残念。
●帰ってきたウルトラマン 全51話(1971年〜1972年)ウルトラサブスク
郷秀樹のスポ根的な成長物語と、取り巻く人々。MATメンバーそれぞれにスポットライトがあたる回もあったり。坂田家の弟の次郎が僕とほぼ同世代なので、当時の「子供らしさ」の感じがよくわかって興味深い。ロケ地に玉川高島屋など知ってる場所が出てくるのも楽しみ。
ただ、怪獣の演出がコミカルすぎたりする上に、そもそも長いドンパチ格闘シーンが苦手になってる僕的にはつらかった。また、怪獣やMATのユニフォームはじめ周辺の造形が好みじゃなかったりする。タツコングやビーコンなど好きな形の怪獣もいるけど。
また、出演俳優のスケジュールの都合による降板に伴うあの衝撃のエピソードは噂に違わずすごかった。あんなのトラウマになるよねえ。などと、52年後に初めて見て思うのだったw
以降のシリーズ「A」「タロウ」「レオ」は当時は小学校高学年になってて興味なかったけど、数年後にでも休止したウルトラサブスクを復活したら見てみようかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿