●REBEL MOON パート1:炎の子(2023年) 2:16 アメリカ Netflix
●REBEL MOON パート2:傷跡を刻む者(2024年) 2:03 アメリカ Netflix
パート1と2で前後編。ザック・スナイダー版「スター・ウォーズ」とか「七人の侍」とか言われてるSF映画。SWの一部にしてもらおうとルーカスフィルムに売り込んだけど実現しなかった企画を元にしてるそう。
監督:ザック・スナイダー、出演:ソフィア・ブテラ、ジャイモン・フンスー、エド・スクライン、ペ・ドゥナ、他。
辺境の惑星の農村。帝国の巨大戦艦と重武装の軍隊がやってきて長老を殴り倒し「10日後にまた来るから小麦を全部よこせ」。帝国から脱走して村に潜んでいた女性と村の男が中心となり、村を救うための戦士を集めに旅に出る……という話。
モロに「七人の侍」や「荒野の七人」な設定、カーーッと燃えざるを得ないだろw と思ったけど、あれ?おかしいな? ぜんぜん面白くない……。面白さのエンジンが動かない。パート2の前半は特に、それっぽい設定のキャラクターが集まって空虚なお芝居してるように見えてしまった。パート1・2ともにクライマックスはさすがに見応えあるものの、ラストのパート3に繋げるためのセリフの連呼が虚しい。
約1時間ずつ長いディレクターズカット版はどうなんだろ?とチラ見してみたら、R指定版とのことで、大人向け(ソフィア・ブテラが大胆シーン)やスプラッタ的なエグいシーンが多いようだ。あのロボットの活躍シーンもあった(控えめだったロボットがパート2クライマックスで突然大暴れしてたけど、他のシーンもあったんだ)。映像的にはこちらのほうが満足するかもしれない。
監督インタビューによれば、「ディレクターズ・カットは、これらの2作品の別世界版です。はるかに神話的かつ奇妙で、私が意図したSFユニバースの脱構築的な性質をたっぷり含んでいます。(配信中の)PG-13版は、過度な性描写やバイオレンスがないため雰囲気を設定できず、奇妙なほど真面目なっています。」とのこと。