主に「なぜか観てなかった映画を観るシリーズ 落穂拾い編」の続き。仕事で1ヶ月バタバタしてたけど、峠は越えた。ペース遅いけどまた見始めてる。
●ピンクの豹(1963年) 1:55 U-NEXT
ブレイク・エドワーズ監督。デヴィッド・ニーヴン、ピーター・セラーズ、キャプシーヌ、ロバート・ワグナー、クラウディア・カルディナーレ。音楽はヘンリー・マンシーニ。主題曲はもちろん、挿入歌「今宵を楽しく」のシーンもとても良かった。メロディは全編に流れてる。
英貴族リットン卿の裏の顔は怪盗ファントム。革命から逃れてきた中東の王女ダーラの巨大ダイヤモンド「ピンクパンサー」を狙う。ファントムを追うクルーゾー警部の愛妻シモーヌは、実はリットン卿の相棒で情報筒抜け。リットン卿の甥っ子のジョージもアメリカから戻ってくる、、、という話。
「ピンク・パンサー」シリーズの第一作。二作目「暗闇でドッキリ」以降はテレビで見たと思う。この時点ではクルーゾー警部は主役ではなかったんだ。スキーリゾートからローマまで、いかにもゴージャスな60年代コメディって感じ。
クルーゾー警部の細かすぎるドジ芸はちょっとウザく感じるところもあるけど、ほのぼの気持ちよく見れるコメディ。パーティや花火の盛り上げも効いてる。ホテルでのややこしいかくれんぼ的シーンやゴリラの着ぐるみのシチュエーションは笑った。
●トップガン(1986年) 1:49 U-NEXT
「トップガン・マーヴェリック」の高評価が気になってたので、予習としてもう一度観ておく。
当時観に行った。「世代ど真ん中の、オレたちのための新しいタイプの映画、カッコイイ音楽も満載、夢中にならなきゃおかしいだろ」という空気だった。
なのに、まったく面白くなかったし、イキったトム・クルーズが苦手だったし、ジェット戦闘機の空中戦って映像的につまんないな〜と思った。当時のいくつかの同様の世代映画も同様に楽しめなかった僕は、ズレてるんだろうな、と、あきらめたくらいの。
トニー・スコット監督、トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー他。メグ・ライアンも出てたんだ。
トム・クルーズの映画って、最初はどうしようもない「クソ野郎」として登場し、いろいろ経験して挫折した後、見違えるように立派な男になるってパターン。そしてたいてい、「クソ野郎」段階のクルーズもカッコよく見えるようになってるw
(僕にとってクルーズは、感情移入の入れ物的に、なぜか他の俳優にはないレベルで入り込める特別な俳優)
37年後に観た印象は、前半はそれほど変わらずやはり「クソ野郎」部分が不快。トム・クルーズと同い年の僕的に、同世代のアメリカの若者ウケを狙った価値観を押し付けられる感じがして、当時もすごくイヤだったのだ。
ただ、後半はそんなにイヤじゃなかった。普通に成長物語として見れた。ただ、エピソードの入れ方が何かレシピに基づいてる感じが大きいのは、王道の娯楽映画であろうとしたからなんだろうな。。。
吹き替え版は塚本高史の高校生みたいな声が気になってしまってダメだった。挿入歌は当時もイヤだった「押し付けがましさ」の印象が取れない。あと、劇判がベタすぎる。
4人の吹き替えを比較した動画があった。
https://youtu.be/9w0qWBsVVFQ
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