オズの魔法使(1939年)
ランナウェイズ(2010年)
デヴィッド・リンチ:アートライフ(2018年)
ガス燈(1944年)
紳士は金髪がお好き(1953年)
●オズの魔法使(1939年)
断片はいろんな機会に目にしたけど、通して観たのは小3くらいとき以来だから48年ぶり? いい映画やるから見なさいって母にテレビの前に座らされたw もしかしたらテレビで映画をちゃんと観た最初かもしれない。これも僕にとっては「奇跡の完璧映画」の一つだなあ。今の目で観ても、前半のマンチキンの村のシーンと後半のライオンの王様の歌がちょっと長すぎるかな?以外に不満が見当たらない(テレビではカットされてたかもしれない)。オズの国の描写が素晴らしいのはもちろんだけど、カンザスのセピア色のシーンもイイ。特に竜巻前後はスゴイ。特撮も特殊メイクも完璧! 歌も相まって黄色いレンガの道に繰り出すシーンなんかいちいちウルウルしちゃったw サントラ盤は繰り返し聴いてたから久しぶりな気がしない。プリンスが「It's Gonna Be A Beautiful Night」で引用してた衛兵の歌は小3ときからずっとお気に入り。ところで、
戦前の大作カラー映画といえば「風と共に去りぬ」、、、と思ってwikipedia見て今気がついた。両方ともヴィクター・フレミング監督で同じ1939年作品!!
●ランナウェイズ(2010年)
ダコタ・ファニング主演でザ・ランナウェイズの結成から頓挫までを描く。盛り上がるところもなく痛々しいばかりで、面白くなかった。こういったミュージシャンの伝記映画ってドラマが薄めになってしまうのは、楽曲を入れると時間が足りなくなってしまうんだろうな。ランナウェイズは当時、下着姿の過激なガールズバンドってのはビジュアルでは知ってたけど、あんまり興味なかったし。なんちゅうか、無理してるな感はあったw 映画見ると、やっぱ企画されたバンドとしてプロデューサーの狙いは当たったけどやはりいろいろ無理させすぎて失敗した感じか。日本でやたら人気があったそうで、日本シーンも多い。篠山紀信の「激写」も出てきたり。この映画での日本のファンのどうかしてる熱狂の描写があったから、「ボヘミアン・ラプソディ」で日本のシーンがカットされた可能性? あと、母親役でちょっとだけテイタム・オニールが出てくる! 新旧天才子役の共演w
●デヴィッド・リンチ:アートライフ(2018年)
リンチ監督が子供時代から最初の映画「イレイザーヘッド」を撮るまでを静かに語る。画家というかアーティストとしてのリンチ。考え続け、描き続ける姿、根っからのアーティストなんだなあ。そういえば1991年に表参道にあった東高現代美術館でリンチ展を観に行ったことある。
●ガス燈(1944年)
おもしろかった! なぜかちょっとふっくらしたイングリット・バーグマンが、悪い夫に騙されていじめられ、精神的に追い込まれるのがかわいそうで見てられないw クライマックスの豹変にはちょっとびっくりしたというかキャラに合わない気もしたけど。割とパキパキとわかりやすく、見やすかった。1944年の作品にしては大仰な芝居は味付けなのかな?
●紳士は金髪がお好き(1953年)
能天気なミュージカルコメディだけど楽しかった! ほぼマリリン・モンローのプロモーションビデオ。全編めちゃくちゃかわいく魅力全開。相方のジェーン・ラッセルが引き立て役になっちゃってて、少々かわいそうw 本人的にはこういった路線に満足できず、本格女優への脱皮とか考えることになるんだろうけど、適材適所というのもある。Wikipediaによれば、別の女優で撮られるはずが、「帰らざる河」でブレイクしたもののまだギャラが格安だったモンローが起用されたそう。
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