2007/11/20

STRATA Live3D[in]テスト


Photoshop CS3 Extendedの「3Dレイヤー」を利用し、PDFやWeb3Dで3Dオブジェクトをぐるぐる回して見れるPDFやWeb3Dを書き出せるPhotoshop用プラグイン。

Live3D製品ページ

Photoshopの3Dレイヤーってはじめていじったけど、とりあえず3DオブジェクトをPhotoshop書類上に読み込んで回転・サイズ変更・ライティング変更などができておもしろい。通常は、3Dレイヤーを画像として定着させると3Dとしての属性はなくなっちゃうのだが、Live3D[in]を使うと、ぐるぐる回せるままにPDFやWeb3Dとして書き出せる。

キャラクターのプレゼン用に便利だと思って急遽、英語版を本家サイトから購入したのだが、なんと!日本語版のPhotoshopから書き出しできない不具合があることが判明! 素直に日本語版のLive3Dパッケージ版を買えばよかったんだけど、思いついたのが夜中だったし急いでたので。(日本語版PhotoshopではLive3Dのツールバー選択画面に画像が出ていないという不具合の一端も見えたりする。)

Macの言語環境を英語に切り替えたり、Photoshopのプラグインフォルダを英語に書き換えたりしてみたけどダメ。別ハードディスクから起動してPhotoshop英語版のトライアル(30日使用可)をインストールしてLive3Dプラグインを入れてみたところ、ちゃんと書き出し成功。ただし、照明や色表示などの具合が不自然なので、調整の必要アリ。(元データのUVマップがこういった書き出しに適さない方式なので、マップが歪んだり変なことになってるところアリ)

書き出したPDF

(Adobe ReaderかAcrobat Professionalで見てください。Previewでは見れない)

kagaさんに教えてもらった3ds形式で読み込む方法を試してみました。
やはりライトの設定がよくわからないですが、とりあえずハードライトとソリッドでやったものが一番マシのようです。色も白飛びしなく、割とマトモです。(ポリゴン分割は最初のままなので粗すぎ。本番のときには最適になめらかになるようにするつもり)
ハードライト&ソリッドPDF


もうひとつ、modoでテクスチャをベイクして、Photoshopの3Dレイヤーでライト無し・陰影付きイラストレーションの設定でやったもの。
陰影をベイクしたテクスチャ&ライトなしPDF


こちらは、陰影はベイクなので完璧。グローバルイルミネーションまで効きます。ただし、光の方向は固定されているので、オブジェクトを回してもライトもいっしょに回転する風になってます。が、雰囲気を見てもらうにはこれで十分っぽい。
セット販売のSTRATA Design[in]には最低限のSTRATAモデリング機能とレンダリング、それに陰影をテクスチャにベイクする機能があるそうで、これと同じことができそう。

テストで作成したPDFのオブジェクトのテクスチャはこれ用に最適化して作ってないのでかなり歪んでるし、テクスチャの分け目が折り目として出ちゃってる。なんとかなるのかな。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

これすごいっす!!!

原型の監修にも使えそうですw
今までいろんな角度から見た画像を監修が入る度に送ってました
5体くらいあるとまとめるのに一時間くらい掛かったりして・・・・・・・・
これなら正確に伝わりそうです!

ちょっと気になったのですが、パースは調整できるんですか?
あと、ローポリでないと無理ですか?

やっぱりフォトショップ買わないとだめですね~

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

oritaさんへ〜
仕事的にすごい使えそうですよ。
っていうかLive3Dではなく主にPhotoshopの3Dレイヤーの話になりますけどね。Live3Dは書き出しのみ関係するので。
難点としては、バンプマップが使えない・ライティングや表示色が思うようにならない・サブディビジョンじゃなくて実際のポリゴンでないとダメなので、読み込む前に細分化しておかなくちゃならなくて形が微妙に変わったりマップがずれたりします。
パースはレンズの調整ができますし、平行投影もできます。特にローポリを意識しなくても何十万ポリゴンとかじゃなきゃ大丈夫そうです。今8万ポリゴンのものを読み込んでみましたが、平気で動きます。

匿名 さんのコメント...

これ、面白いんですけど、私の環境ではスクリーンショットのような綺麗な画像は表示されませんでした。
マシンのスペックとかに依存するのかもしれません。
以前アップされてた3Dホライズンの方は上手く表示されていたのですが。
誰かにデータを渡して見せるようなときには、相手の環境を確かめた上での方がいいと思います。

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

匿名さんへ〜
いや、スクリーンショットもきれいじゃないですよ。白スカスカで。10個くらいいろんな設定で書き出したなかで最もマシなやつがこれなんで。うちのMac・PC4台ではAdobeReaderで表示したらスクリーンショットと同等の表示になりましたが、もっとひどい表示になる場合もあるのかな。

でも、仕組みとしては面白いし仕事に使いたくもありますけど、思うような表示ができない状態では弊害も大きいですね。色がちゃんと見せられないのと、サブディビジョンの形が崩れてしまうという点で。手軽なのは惜しいのですが。

3Dオブジェクトを立体的に見せる他の方法としては、CINEMA4DではQuickTimeVRとしてレンダリングできて最強かもしれませんが、modoにもターンテーブルレンダリングといって360度ぐるっと回るようにレンダリングする機能もあります。普通にQTで見れるし。

匿名 さんのコメント...

ちょっとテストしてみたのですが、ライトは一旦STRATAに持っていったほうがきれいですね。フォトショのままだと影のないものになっちゃいます。

今のこちらの環境ではSTRATA5.5と日本語版Live3D[in]を同時期にインストールしたのですが、どちらの影響かDesign 3D[in]の挙動がおかしいのです。なのでDesign 3DのかわりにSTRATA5.5を使ってのテストになります。

ただ、時としてPDF 3Dに書き出したときにオブジェクトが中心に来ないという現象がおきて、修正方法が不明です。どういった場合に起こるのか;;;

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

kagaさんに教えてもらった3ds形式で試してみたところ、けっこうイケそうです。Design 3D[in]もほしいところですけど、う〜んどうしようかな。

匿名 さんのコメント...

昨日書き込みした匿名です。

>スクリーンショットと同等の表示になりましたが、
>もっとひどい表示になる場合もあるのかな。
私の環境では、もっとひどい状態になりました。
たとえば、赤いところはみな同じ濃さの赤で塗りつぶされて、シルエットしかわからないような感じです。
もちろん、回転させたりすることで形状はわかるのですが。
ちなみに、↓このPCで見ています。
http://jp.gateway.com/support/product_support.html?cat=Desktops&subcat=700+Series&model=711JP

最近買ったばかりで、いつもは使ってない別のPC(WindowsXP、1年前発売のアウトレット)があるんですが、それで見てみたところ、そちらはちゃんとスクリーンショット通りの表示でした。
マシンのスペックに起因するんでしょうね。

ただし、kagaさんのアドバイス以降のPDFは、いつも使ってる方のPC(711JP)でもちゃんと立体的に見えています。
テスト2のスクリーンショットと実際のPDFを比較しても、同じように映っています。

Hiroshi Yoshii さんのコメント...

匿名さんへ〜

>>たとえば、赤いところはみな同じ濃さの赤で塗りつぶされて、シルエットしかわからないような感じです。

そんなになっちゃいますか!

>>ちなみに、↓このPCで見ています。

ある程度以上古いマシンでビデオカードがオンボード、の場合はちゃんと表示されないかもしれませんね。3dsでインポートしたものならちゃんと見えるということは、やはりOBJで読み込んだものがなんかすごく変な挙動というか狙った表示にぜんぜんならないのと関連してるかもしれませんね。