U-NEXTのマイリストにず〜〜っと残り続けてる新旧「スター・トレック」映画を消化してしまう特集。Netflixにはドラマ「宇宙大作戦」があって、そのうち全部見ようと思ってたけど、今は解約中。
今回までで「スター・トレック」の未見映画は全13本中、「スタートレック 叛乱」(1998年)と「ネメシス/S.T.X」(2002年)の2本を残すのみとなったけど、「新スター・トレック」のドラマを少しは見ておいてからにするつもり。
●スター・トレックV 新たなる未知へ(1989年) 1:46 U-NEXT
前作「スタートレックIV 故郷への長い道」(1986年)までは当時観たけど、その後にオリジナルメンバーによる映画がもう2本あったとはなぜか知らなかった。
バルカン人サイボックがグレートバリアを越えて「神」に会うため、エンタープライズ号を乗っ取ってしまう……という話。
ウィリアム・シャトナーが監督。3と4をレナード・ニモイが監督して好評だったことに刺激されて、「オレも!」ってことなんだろう。
見始めたら、あれ? なんだこりゃ?って思うくらいかっこわるいし安っぽいしユルい。思わず検索したら、「シリーズ最駄作」と言われ、ゴールデンラズベリー賞を最低作品賞や最低監督賞、最低主演男優賞など取ってるのねw 「1980年代最低作品賞」にもノミネート。
大変なもの見始めちゃったとは思ったけど、そのまま続けて見た。
・シャトナーは結局、おなじみのメンバーがいつものようにわちゃわちゃしてるのが好きなんだろうな。キャンプのシーンとかほのぼの楽しいもんね。
・人質にされる銀色の服の女性、70年代末のSFブームの頃の日本の特撮ものにこういう人よく出てたよね?
・ウフーラさん、何やってんですか ww あと、シャトルで待機してたウフーラがなぜか一行と一緒に捕まってる不思議。
・制作費不足でILMも外されてしまったためか、特撮部分がほとんどイマイチ。
・最駄作と知ってハードルが下がりきったためか、意外に楽しめた。
・映画「スタートレック」第一作をなかったことにするアレはおふざけにしてもヒドイ。第一作のオチというか正体、みなさん「そんなの最初からバレバレじゃん、わかってたわ」とか言うけど、僕はまったくわからず、まともに衝撃を食らったのでした。「ええええ〜〜!!」って本気でびっくりしたもん w
●スター・トレックVI 未知の世界(1991年) 1:43 U-NEXT
オリジナルメンバーによる第6弾で最後の「スター・トレック」。1991年といえばピカードの出る「新スタートレック」の真っ最中だったはず。旧ファン向けの最後のお祭り的なものだったのかな?
クリンゴンの惑星の危機をスポックと惑星連邦は和平交渉のチャンスと捉え、クリンゴンの宰相をカーク一行が迎えに行くが宰相は暗殺されてしまい……という話。クリストファー・プラマーがクリンゴン人役!
劇中でも引退直前ってことで、さすがにみなさん歳とってる。1979年に見た第一作も、大昔のテレビドラマ「宇宙大作戦」のメンバーがそのまま出演で、けっこう老けて見えた印象。
必要以上に「大昔のドラマ」と思っていたのは訳があって、オリジナルの放映時はうちのテレビは白黒だったから。耳がとんがったりとんがらなかったりしてる顔が長い人=レナード・ニモイが出てるテレビドラマ「スパイ大作戦」も同じく白黒テレビの頃にチラチラ見たけど、こちらは73年まで放映してたんだ!
「宇宙大作戦」は79年の第一作の映画を見た後に、テレビである程度の本数を見たはずだけど、あまり覚えてない。時期的にSWの直前に作られてた「スペース1999」のほうは割と楽しみに見てた。
しかし、なんで評判の悪い前作と似たタイトルにするんだろう? 原題は「Star Trek VI: The Undiscovered Country」、「未知の世界」で合ってる。前作「Star Trek V: The Final Frontier」に「新たなる未知」とつけたのがたまたま次作とかぶってしまったということか……。新しいほうを変えりゃいいのに、もうどうでもいい感じだった? 考えてみりゃ「未知」って「未知との遭遇」からのSFタイトル定番としてここまで生き残ってたんだw
・クリンゴン人が撃たれたときの血飛沫、いかにも黎明期のCGの使い方って感じでほほえましいw
●スター・トレック ジェネレーションズ(1994年) 1:58 U-NEXT
ピカード艦長の「新スター・トレック」初の劇場版。新旧の橋渡しとしての旧メンバー、特にカーク船長は重要な役で登場する。「新スター・トレック」のテレビシリーズは見たことがないので映画にあまり入り込めない。ただ、次作映画「スタートレック ファーストコンタクト」(1997年)は試写会で観たことある。
新しい宇宙船の試験航海中に難民を救うための事故で消息を絶ったカーク。78年後、時間も空間も超越した快楽世界「ネクサス」に戻ろうと計画する男ソラン。それを実行すると一つの星系の住民が犠牲になってしまう。阻止しようとするピカード……というような話だけど入り組んでて説明が難しい。
お話はなんか納得しづらくおもしろいとは言えなかったけど、キャラクターを楽しむ、という点ではいろいろてんこ盛り。アンドロイドのデータ、うざw マルコム・マクドウェルとウーピー・ゴールドバーグが登場。ウイリアム・シャトナーは、最後の魅力全開という感じで見どころが多い。前作でレナード・ニモイらはファンとの別れは済んでるからと出演しなかったとのこと(2009年からの新映画シリーズには出てるのだがw)。
●スター・トレック BEYOND(2016年) 2:02 U-NEXT
エンタープライズは巨大宇宙都市ヨークタウンに寄港。カークとスポック、どちらも新しい道を考え始めていた矢先、救難信号を受けて向かった先で無数の小型機の群れに撃墜されてしまう……という話なんだけど、これもやたら要素が多くてすっきり一言でまとめられない。
「ワイルド・スピード」シリーズの監督ジャスティン・リンだからか、すごいスピード感のあるアクションが続くけど、お話し的にはあんまり面白くない。脚本はスコット役もやってるサイモン・ペッグ(トレッキー向けすぎた初稿のリライトの担当だそう)。
ただ、しっちゃかめっちゃかな話だった割に、終盤とエンドタイトルの感じから「いろいろあったけど心機一転、新しい冒険に出発するぞ!」のさわやかさがあって、やたら後味が良いw
・要素がやたら多いけど、それぞれけっこう面白いアイディア。ファン同士の会話なんかでは盛り上がれる要素満載ということなんだろうな。
・音楽の使い方、どうしても「マーズ・アタック」を思い出してしまうw 「サボタージュ」という曲。「スター・トレックVI 未知の世界」でサボタージュの語源の話が出てきたけど、関連あるのかな?
・宇宙都市ヨークタウンのCGはすごいよくできてる。もうちょっとゆっくり見たい。
・敵味方どちらもだけど、形勢逆転とかして相手を撃つチャンスなのに、殺すのを躊躇したり会話を始めたり意味なく連行したりの場面が目立ってちょっと白ける。
・レナード・ニモイと、チェコフ役のアントン・イェルチンが亡くなった直後の映画だったのね。
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