MODOっていうかThe Foundry社が売りに出されててAdobeが入札、の件。HgCapitalっていう投資会社が「過半数の株式を取得」。よくわからんけど、それが買収されたってことなんだよね? ってことはつまり、Adobeの入札は不発に終わった模様。とりあえず、しばらくは安泰っぽい。それとも……?
今までと同じく投資会社の所有ってことで、会社の価値を高めて転売するためにお金注ぎ込んでくれるんだろうけど、動きとしては止まったままというか従来の継続。AdobeでもAutodeskでもいいけど、そういったソフトの会社が買った場合の展開を見てみたかった気もする。その場合、運命が極端に分かれただろうけどw
ところで、個人や極小チームで開発してるソフト、それも出始めのver.1とか(出る前のver.0.8とかもある)ってけっこうサポートよかったり要望取り入れてどんどん進化するイメージがある。MODOの場合、もともとの開発元のLuxology社の頃から小さくもなし大きくもなしって感じ? AdobeやAutodeskなどの巨大企業だと開発以外の人数含めて大きくなって小回り効かなくなったり、開発者の意向とは違う方向に進んじゃったりすることもあるんじゃないかとも思うけど。
ZBrushや3D-CoatやMODO、Painterもそうだったけど、出始めのユニークで意欲的なソフトをみんなで使って応援し、大きくなって小回りが効かなくなったり不満が大きくなってきたら、また別の出始めのソフトに乗り換えて大きくして……を繰り返すのが楽しいねw
で、いよいよMODO901のリリースが近づいてきた。僕的にMeshFusionの統合はあまり関係ないけど、変形後も左右対称モデリングが効くのとパイプ状のUVが簡単きれいに開くのは魅力的。ムービーに出てくるPerfectCircleみたいに円形に揃えるやつ、便利そう。ループセレクトが切れずに選択できるのも地味だけどいい改良。
http://modogroup.jp/modo/modo901
他には、
●ベクターベースのグラフィックサポート
たまにIllustratorでテクスチャ描いてPhotoshop経由で貼り付けたりしてたけど、ベクターそのまま貼り付けられる?? そういうことじゃないの?
●パフォーマンスの大幅向上
ちょっと複雑なことやったりポリゴン多いやつ作ると、選択に時間がかかったり動作が緩慢になるのが解消する?
●マルチレゾリューションスカルプティングの改良
これが改良された上にパフォーマンスが良くなるとしたら、ZBrush的なことがようやく実用になりそうかも?
●ペイントとテクスチャ機能の改良
どういう改良かな? 801で困ってるのが、701までのブラシの挙動と表面上は同じなのに書き味がずいぶん変わってしまったこと。ペイントは701でやってるくらいだもん。特に、UVマップ上と3Dモデル上でブラシが同じように描けない。ブラシの濃度調整がむずかしい。ちょっと濃くするととたんにギザギザになったり輪っか状ストロークになっちゃう。
あと、ポリゴンの流れか何かに磁力がある感じでストロークが引きずられることがある。一旦MODO以外をいじってから戻ると解消することもあるけど。そのへん、WACOMと調整とかあるのかもしれんけど、快適に使えるようになってほしい〜。
上記を書いた後で、けっこう詳しい情報が出てた。まだちゃんと読んでないけど。
https://modo901.thefoundry.co.uk/