2018/07/02

最近観た映画メモ「マルホランド・ドライブ」他

マルホランド・ドライブ(2001年)
ペット・セメタリー(1989年)
アーロと少年(2015年)
地上最大のショウ(1952年)
スパルタンX(1984年)
サイクロンZ(1988年)
ガンマン大連合(1970年)

6月後半からかなり飛ばした。

●マルホランド・ドライブ(2001年)
デヴィッド・リンチ監督作。画面内で起きてることやセリフは取りこぼしなくきっちりわかる。いくつか同時進行してるストーリーが短編映画の羅列みたいで、どう繋がってるのかわからない。どのシーンもめちゃくちゃ引き込まれる。不自然なクローズアップ、笑い、変な人、幻想か現実か過去かわからない。明らかに別世界がつながってるし、混乱する。え?誰なの?とか。おもしろい! いちいち引っかかりが残る。こういう感じ大好き! 解説してるブログなど読んでみたけど、謎として放り出してるんじゃなく、きっちり解答があるらしい。

●ペット・セメタリー(1989年)
原作読んじゃってるから、あのどうしようもない衝動というか切なさというか、いい部分が消えちゃってるのは残念。映像じゃ無理かも。せめてラジオドラマなら。単にホラー映画としてそんなに悪くないと思ったけどね。実際怖いし
禍々しいし。

●アーロと少年(2015年)
非常にシンプルで、たぶん小さい子供にも楽しめるストーリー。画面見てればだいたいわかる。大自然のリアルな描写に対して恐竜や人間や動物などの極端なデフォルメの対比がおもしろい。ただ、Pixarにしては地味だよね? 凝った大作の間の作品って感じで肩の力抜けてていいのかもしれんけど。「メリダとおそろしの森」もこんな感じでちょっと軽めだった。

●地上最大のショウ(1952年)
チャールトン・ヘストンと「アニーよ銃をとれ」のベティ・ハットン。そりゃ古いけど、普通にサーカスの見世物として手に汗握っちゃったw 空中ブランコ対決なんか特に。持ってるDVDとU-NEXTの画質が同じでめちゃ悪く、せっかくのサーカスの演し物の細かいところがよく見えなくて残念。こういったサーカスの世界を見せる映画って近年無いよな、と思ったら、この映画に出てくるサーカスを作り上げたのがP・T・バーナムって人で、「グレイテスト・ショーマン」でヒュー・ジャックマンが演じた。繋がった!

●スパルタンX(1984年)
スペイン人が広東語をしゃべるw 普通に面白かった。なんかの記事でジャッキー・チェン自選のベストファイトシーンがこの映画の対ベニー・ユキーデ戦って書いてあって見始めた。先日FBでシェアされてたアレだ! と思ったんだけど、途中からどうも様子がちがうぞと。シェアされてたのは「サイクロンZ」だった。そっちも観よう。ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーもいいね。

●サイクロンZ(1988年)
同じく三人が登場の映画。スペイン人や現地ロケとかのちょっと無理矢理な感じが無い分、こっちのが面白かった。ユン・ワーの悪役のボスが最高にイイ。対ベニー・ユキーデはこちらがシェアされてたやつ。激しい格闘の最中に笑わせるところがあったり、すごいこなれてる感があって好き。ベニー・ユキーデって当時チラッと見たイメージで気味悪さが大きかったけど、けっこう愛嬌あるね。

●ガンマン大連合(1970年)
なぜかスウェーデン人に扮するフランコ・ネロと、同行するいい味出してるバスコの半ばコメディタッチのマカロニウエスタン。メキシコ革命にたぶん当時の学生運動に絡めてたり、ジャック・パランスがめちゃくちゃ良かったり、かなり面白かった。邦題のガンマン大連合は出てこないですw 以前観た「豹/ジャガー」に構造や時代背景や登場人物がそっくりと思ったら、コルブッチ監督のセルフリメイクとまで言われてるのね。あと関係ないけど、アメリカ人の役まで全部スペイン語なのとイントネーションやアフレコの音の感じもあって、全体的にジャッキー・チェン映画みたいでおかしかったw

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