ようやく3本たまったので映画メモをアップできる。今年は主に(なぜかちゃんと観てなかったシリーズ的な)ドラマやアニメを見てるせいで、単品の映画としては1月の「グーニーズ」と合わせても4本しか観てない有様。ドラマは1シーズンを1本と数え、映画メモもその単位でアップすることにしてるので、次にメモをアップできるのはずいぶん先になりそうw
●インサイド・ヘッド2(2024年) 1:37 アメリカ Disney+
アイスホッケーのキャンプに友達二人といっしょに選ばれたライリー。あこがれの高校チームに入れるかもしれないと期待するあまり、いろいろ無理な行動に走ってしまう。頭の中では……ヨロコビたち今までのメンバーは、思春期になって新しく入ってきたシンパイやイイナなどに追い出されてしまう。ヨロコビたちは、激変するライリーを救うべく、奔走するが……という話。
第一作は僕的にはピクサーの最高傑作の一つ。頭の中の感情や記憶の仕組みなど本当にうまいこと映像化してて、ライリーの成長をいっしょに喜んじゃうくらいのめり込んで観たものだった。
続編ではライリーが「思春期」の段階に突入ということで、面白くならないわけがない。いろんな思い出から自我が形作られていく仕組みの様子と、思春期になって子供時代の自我が取り壊され、今まで無かった感情たちによって新しい自我が作り上げられていく様子、仕組みの映像化なのにやはり感動的。
新キャラは魅力的だけど、司令塔の外の冒険を含め、前作よりかなり地味に感じた。アイスホッケーのシーンはたっぷりあるけど、なんとなく「スポ根もの」のようだし。
見せ場といえば、夢の制作スタジオくらいのもの。たぶん、脳の働きなどの概念を「おお、そう表現するか!」が全部新鮮だったのが、続編ではすでに「お約束/決まった設定」になってしまってるからか。
あのゾウみたいなキャラの代わりになるのは2Dキャラ。ビジュアルは面白いけど、やはりゾウにくらべれば地味。
●226(1989年) 1:54 日本 YouTube
二・二六事件の青年将校たちの4日間を描く。苦しむ日本国民を救うべく決起するが、クーデターは失敗に終わり、逆賊とされた彼らは……という話。
五社英雄監督、萩原健一、三浦友和、竹中直人、本木雅弘、佐野史郎他、超大物俳優がいっぱい。みなさん若く、俳優たちを見てるだけで満足だし、それほど長くも複雑でもなく、割とサクッと見れてしまった。
前半で事件の描写の後は「追って沙汰あり」状態となり、立てこもる青年将校たち。思惑と違いだんだん不利になって焦るばかりという、映画としては損な構成じゃないかなあ。決起に至るいきさつが描かれてないので、「一時の情熱で突っ走って破滅」に見えてしまう。
また、肝心の「天皇陛下は第一報から激怒し、賊軍と認定」がはっきり描かれてなく、絶望的になってることがわかりにくい。そのへん、当時の大人には常識すぎて説明不要だったのかな?(僕も十分大人だったはずだけどw)
「妻子が登場する回想シーン」の感動要素は必要だろうけど、青年将校全員分を網羅する必要はないだろうと思った。いくらなんでもクドすぎる。(ネタバレするけど、「回想シーンの後で銃声」が人数分繰り返されるのだが、最後の銃声は不要だよね?)
36年前の映画だけど、セットも豪華で映像はほぼ完璧。気になったのはバリケード付近で何度も映る「玉屋メガネ」など看板の書体が時代っぽくない。他にも文書やビラなど文字関係で気になった部分がいくつか。
あと、萩原健一のあのシーンの演技がめちゃくちゃ良いんだけど、役柄と関係なくない?
・検索してたらびっくり。落語家の柳家小さんが兵隊として二・二六事件に参加させられ、警視庁を占拠してたそう。
●エース・ベンチュラ(1994年) 1:25
迷子のペットを探して賞金を稼ぐペット探偵のエース・ベンチュラ。アメフトチームの人気マスコットのイルカの誘拐事件が発生。警察に協力することになるが……という話。
監督トム・シャドヤック。出演ジム・キャリー、コートニー・コックス、ショーン・ヤング他。
ジム・キャリーの出世作とのことで期待してたんだけど、う〜〜〜ん、つまんなかった。全編、芸人としての見せ場をちりばめるための構成なんだろうけど、ストーリーの中では唐突すぎるししつこすぎる。顔をいつもぴくぴくさせてて腹が立ってくるw
同じ年公開の「マスク」では、「気の弱いアニメ好き青年」と「ふざけまくるマスクの怪人」をきっちり切り分けてたのが面白さのキモだったんだろうな。
ショーン・ヤングにあんなことさせていいのかww
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